そして数日後、わたしに何の連絡もなく、以下のようなっことが・・・・
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うさぎさん
Yです。
実は今日、うちで集まりを持ちました。
~さん、~さん、~さん、~さん、~さん、と私の6人です。
普段顔を合わせて話をすることがないので、こういう機会をもつことにしました。
今日の話の中で、うさぎさんに伝えたいこと、お願いしたいことを以下にまとめ
ました。どうぞ、読んでください。
1.事業所化について
(1)川口有美子さんに事業所化のノウハウを教えてもらう
橋本操さんを支援している川口有美子さんに、どのようにすれば可能なのか、う
さぎさんから聞いてもらえますか?
メールだけでもある程度答えてもらえるかもしれないし、何か資料があれば、そ
れをもらってみてください。
(2)南区の患者さんに会うことと、事業所化のノウハウを調査すること
南区にTさんというALS患者の方が事業所化を実現していると聞きました。うさぎさんはその方に会うことは可能ですか?
橋本操さんは東京のケースなので、同じ地元のケースであれば、そちら
の方が参考になります。事業所化するために、具体的にどのようなことが必要な
のか、あらゆることを知る必要があります。そのために、早急に会いに行けるよ
う働きかけてみてください。それはケアマネさん経由ということになるの
か、私にはよくわかりませんが、ぜひ。
知りたい内容は、ざっと思いつく範囲でも、以下のことがあります。
・事業所化の要件
有資格者の人数、資格の種類、最低構成人数(専従スタッフ)、出資金、
事務所をどこにするか(うさぎさん自宅?)、口座開設、定款の準備。。。
・手続き窓口はどこになるのか? 複数?
区役所、市役所、福祉事務所、税務署、法務局
このように、あらゆることを知る必要があります。
組織を設立するということは一つの大仕事です。その予備知識、事前準備として、
先駆者から出来るだけ情報を取る努力をうさぎさん自身もしてください。
南区の田中さんに会いに行くときは、うさぎさんだけでなく、ぜひ、ご主人も同席
してください。主体はうさぎさんです。そして、私たちの誰かの同行が必要な場
合はもちろん同行します。
(3)ケア者と家族の関係性
事業所化が実現すると、これまで以上に、いろいろな人が参加することになって
きます。組織運営のための業務(事務、経理)も発生し、ケア者をコントロール
する担当者や、ケアする多数の人たちが関わってきます。
橋本さんの場合もたくさんのケア登録者がいるぐらいですから、うさぎさんもあ
る程度理解していると思います。
そうなってくると、ますます、うさぎさんの家族(ご主人と子どもたち)の生活
リズムや感情面の問題も生じると思うので、事前に両者(私たち支援者側と家族
側)間で意思のすりあわせが必要になります。また、自宅でのケアで考えるなら
ば、24時間体制になった場合には、夜間の人の出入りが煩わしくならないよう
な運用上の配慮も必要になるでしょう。
当然のことながら、家族は無関係ではあり得ないので、お互いの意思疎通は定期
的に確認しあっていくことが望まれます。
家族ケアだけに頼って疲弊してしまわないよう、事業所化まで考えている、うさ
ぎさんに共感して、私たち友人の支援者は存在しています。
なので、家族との関係が良好に築いていけることは私たちの願いです。
2.話し合いについて
もしもケアマネさんからすぐに切りだされないような場合は、うさぎさんから話し合いの日程を打診してください。参加対象は、うさぎさん、ご主人(家族代表として)、ケアマネ(&重要スタッフ)、支援者(友人ボランティア)だろうと私は考えていますが、それでいいのかも含めてケアマネと相談してみてください。
会合の必要性は、それぞれ立ち位置の違う人たちが一堂に会して、情報共有し、
今後どうしていくか、を具体的に話し合うためです。
うさぎさんから見れば、皆の顔が見えるでしょうが、関わっている人たちには、
それぞれがバラバラに動いているので、今、何が、どのようになっているのか、
わかっていません。
私たち友人レベルですら、今日久しぶりの顔合わせになったくらいですから。
わからなくても出来るレベルのことではないので、話し合いの場は必要です。
その場で何を話し合うのか、何を決めるのか、を予め準備しておくといいでしょ
う。レジュメがあると当日の進行がスムーズかもしれませんが、それもケアマネ
さんと相談してみてください。過去の経験から、アドバイスももらえるかもしれ
ません。うさぎさんも不明なことがあれば、必ずケアマネに事前確認しておいて
ください。うさぎさんは傍観者ではなく、中心的立場なので。
皆が時間を作って会合に参集するので、その心づもりでいてください。
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長々と書きました。多少キツく感じたかもしれませんが、これで気が遠くならず
に、むしろ立ち向かっていく心構えで、この先のレベルに皆で一緒に臨んでいき
ましょう。