ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

大和丸、ヤリイカへ

2022-03-10 11:30:08 | ヤリイカ
2022.3.6(日)

小網代 大和丸(やまとまる)



大和丸といえばマルイカですが、今年はマルイカが釣れていなくて、今は城ヶ島沖でポツンと1隻、ヤリイカを狙っています。スルメイカの爆釣で賑わう洲崎沖には目もくれず。
 
 
ちなみに昨シーズンの大和丸は、11月~翌8月の10ヶ月もの間、ずっとマルイカ・ロングランでした。

敬愛すべき、HENTAI、SUKIMONOマルイカファンが集う船宿としてリスペクトしています。
 

大和丸も他船と同様に最初はスルメ・ヤリ狙いでしたが、


大和丸の釣果欄によると、2/13、洲崎沖からの帰り、近場の城ヶ島沖で特大ヤリイカがゾロゾロ釣れたそうで、


その日以来、城ヶ島沖のヤリイカ専門に転向して、釣果もいいかんじです。

 

一方洲崎沖では時を同じくして、スルメが爆釣しだしたものですから、他船はそちらへ直行しています。

 
大和丸だけ、独自路線をとっています。そういうところが気になります。というわけで予約を入れましょう。



予約時に船長に仕掛けを聞くと、

「サバが居ないので、ブランコがいいですよ。バッテリー持っていたら、持ってきてください。」とのことです。ワクワクですが、
 

 
予約を入れたとたん城ヶ島沖からヤリイカ消えちゃいまして、



大和丸の釣果欄には、

「洲崎沖に行ってみたらヤリイカがポツポツ釣れたので、次回は洲崎沖に直行します。」って、書いてあるぞ。むむむむ。


洲崎沖にスルメイカとヤリイカのポイントが、別々にあるっていうのか。

それとも、洲崎沖スルメイカにヤリイカが混じってきたようですし、普通に大船団に混じってやるというのか。
 
 
ま、こうなったらどちらでもいいでしょう。今回のミッションは、大和丸でヤリイカを釣り上げることにします。


船長は電話でブランコをすすめていましたが、マルイカ釣りの猛者達に囲まれ、周りが直結だらけだと怖いな。その時は直結にするかな。


釣行日前日は、春一番による爆風で夜中までものすごかったようです。朝には治まり北風に変わり、

↑その北風が、やや強めに吹きましたが、

↑やがて良い凪でした。


大和丸は良い意味で予想を裏切ってくれまして、優しさあふれる船宿でした。マルイカファンの巣窟なので勝手に怖いと思い込んでいました。ごめんなさい。


若女将の優しい受付対応は、いい人オーラで溢れていました。1秒で惚れました。同じような常連はきっと多いはず。
 

大女将は、「帰りに寄ってください。」と何度も声を掛けてくださいました。更に優しさが溢れています。


大船長は、バイク駐輪場所を聞いた私に、これまた優しく教えてくださいました。
 

な、なんなんだ。家族そろっていい人オーラがすごいぞ。のどかで美しい、小網代湾そのもののような家族です。


先日、松輪の喧騒に気後れしたばかりでしたので、余計に沁みました。
↑未来の若船長からは、訓示を頂きました。深イイな。肝に銘じます。

 
小網代港基準のおもてなしかしら。
翔太丸もそうでしたが、投入器、バケツが各席にセットされていました。


小網代港の丸十丸、新谷丸には、ヒラメ、オニカサゴ、沖メバルでお世話になったことがあります。釣りものに特色がある港ですね。



座席札は残り2枚でした。どういうわけか胴の間ではなく、右舷の1番2番が残っていましたので、1番前に入らせていただきます。最後に来店した人が2番に入って出船です。

満船で片舷7人、ゆったりですね。


船長に今日は何cmツノが良いかと聞くと、
「14が無難かな。ヤリイカが小さければ11。」とのことでした。


背中あわせの後ろ、左舷1番、2番の常連は直結です。ブランコの客が多くて、釣りにならなかった日の話しを賑やかにしています。プレッシャーです。


「オマツリするから、掛けたら速攻で巻き上げましたよ〜」
「あっはっはっはっ。」

やっぱ大和丸、恐えぇなぁ。


私の右となり、最後に来た人はブランコです。ブランコさんと命名します。腰が低く、気さくな、素敵な方です。

そのまた隣の常連がこれまた素敵な方で、ブランコさんがブランコでやることを言うと、優しい笑顔で、

「好きなやり方でやりましょう。ブランコの方が良いですよ。私は直結ですけど、サバが嫌なだけなんです。」と、気づかい満点。優しいぜ。


そんな会話でしたので、便乗してご挨拶しました。

「私もブランコでやります。オマツリするようなら、すぐ直結に替えます。」
おやおや、どうやら洲崎沖のスルメ船団に普通に合流するようです。そして、瀬戸丸のすぐ後ろでスタートフィッシング。

ヤリ・スルメ、どちらでもいらっしゃいのようです。

1投目で乗ってくれました。

ヤリイカも沖干しにしてやろうと、内臓のついでに骨も取ったら、あ〜あ、ゲソもげました。

(左はスルメ)

 
今回の自作ブランコ仕掛けはダメダメでした。あ〜あ。

直結用のフロロカーボン14号を流用したのですが、アホでした。14号は張りが強すぎて投入器に入りません。

↑こんなかんじで、なっかなか穴に入りません。何やってんだか、とほほ。

市販の仕掛けは、5号、6号くらいです。細けりゃ手前マツリするじゃん、とか思っていました。でも、ちゃんと細いなりの意味があったんですね。

手前マツリ避けるつもりで、むしろ手前マツリの原因を作り、わずか1投で、早々に直結にチェンジしました。何しに来たのやら。


ポツポツ船も増えてきました。

ポツポツイカも釣れますが、爆釣とはいきません。ヤリ・スルメ交互に釣って、5杯で中だるみタイムです。

MAERSK BOSTONとヤリ・スルメ

マースク ボストン


となりのブランコさん、
「自分は下手っぴですから」なんて謙遜しつつ、ヤリイカ5点掛けです。いいな〜
 
決して手慣れた方ではありませんが、気持ちよく会話のできる方です。


ブランコさん曰く、
「ここの船長、優しいです。このあいだ、3人で初めて乗った時、皆、慣れていなくて、モタモタしてたんですけど、船長、怒ったりしなくて辛抱強く、優しかったです。回収が遅いと、待たずに走り出す船長いますよね。」

「います、います。私もこれみよがしに良くやられます(笑)」

 
船長の性格って、操船に現われますよね。寡黙な船長ですが、そういう優しさが伝わってきます。

あの両親に育てられたからだな。間違いない。

スルメ追加で、6杯目。

ヤリ追加で、7杯目。

13:30、沖上がり。
ブランコさんは10杯でした。負けました。

船中、5~24杯でした。



実釣後、常連どうしの会話

「スルメは電動入れてシャクれば追い乗りするけど、ヤリは落ちちゃうよ。」

ふむふむ、なるほど。
ですが、私には最初の1杯目がスルメかヤリか区別つきません。ははははは。

城ヶ島の西側通過中です。小網代湾はもうすぐ。

港に戻ると、家族総出のお出迎えでした。未来の若船長もいい笑顔です。

また、来ますよ〜

はためかせてみたい

2022-03-04 12:27:46 | スルメイカ
2022.2.23(祝)

松輪 瀬戸丸(せどまる)



スルメイカをはためかせてみたい。ハタハタハタと、倍賞千恵子のように。

そんな妄想をしていたら(ウソ)、チャンス到来です。洲崎沖のスルメイカがフィーバーしています。


2月の早朝、バイクでの遠出は、ガクガクブルブルですが、こりゃ行くしかないな。

スルメをはためかせまくるぞ。

勝山(オレンジ)の船を最初に検討しましたが、スルメイカではなく、ヤリイカがメインのようです。

朝、ちょっとだけスルメを釣って、又は素通りしています。本命は白浜沖のヤリイカです。

神奈川の船団が来る前にサクッとスルメ釣って、後は神奈川の船が入れない海域で高級なヤリイカを釣りましょうねということなのかしら。


今回はスルメに的を絞り、沖干しズララララ〜ってのが目標なので、勝山はパスかな。


てことは、やっぱりイカと言えば、長井(黄色)っしょ、となりましたが、ムムム剱崎(赤)もスルメフィーバーしているじゃん。


剱崎の船をリサーチしていたら、剱崎松輪港、瀬戸丸の若女将がアプリを導入したとな。

船宿アプリとは斬新ですね。スタンプカード機能や初回限定クーポン割引も付いています。

サクッと予約できました。
いいね、いいね、いいかんじ。
 

折返し、若女将からメッセージが届きました。左舷トモ以外なら空いているので好きな席をキープしますと。

凄い。

席の指定まで出来ちゃいました。かなり好印象です。どんな船宿なんだろ、ワクワクするぜ。


ところが、私がキープしたはずの左舷ミヨシは、とある常連の指定席でした。

ほぼ毎日、釣果写真で背を向けて写っている同じ常連です。なるほどね、若女将のいう『左の前』はその常連を除外した『左の前』ということでしたか。


そんなもんだよな。似たようなことは時々あるし。好印象で期待しすぎちゃったようです。

実際、1番前でも2番目でもどちらでも構わないし、むしろ上手な人が1番前の方が気が楽です。


でも、そういうことじゃないんだよな。えこひいきするならするで、最初からそう言ってくれれば納得できます。


「釣果優先のため、有無を言わさず2番目になる可能性が高いですが、それでもよろしいですか。上手い人の技を盗めるかも知れませんよ。」こう言われたらむしろワクワクしちゃいますけれど。


勝手な妄想ですが、古い体質が残る船宿に、若女将が新しい風を吹き込もうといている、そんな過渡期なのでしょうか。


大型船なのに片舷8人で釣り座は広々していました。その点が良かっただけに、座席のえこひいきシステムが残念です。


ま、気を取り直して、がんばります。

この日、前半は予報以上に北風が強く、バタンバタンしていました。そして、やがて凪でした。


投入後、宙層でコンコンコンと何か触るのが気になりますが、きっとサバでしょう。直結仕掛けだし、無視します。

本当はスルメだったかも知れませんが、サバとイカとのお触りの区別はどうやってつけるのかしら。

とりあえずは無視しました。


乗りますが単発が多く、ズラズラとは乗りません。


実際、ここ最近に比べて、乗りが悪いそうです。

4杯釣って念願の沖干しですが、何故か竹串は5本です。もげたゲソがぶら下がっています。



すぐに早潮がやってきて、船上に嘆きの声があふれます。結局、良く釣れたのは朝イチだけになってしまいました。


アナウンスはこんなかんじ。

『潮が速くて、イカのいる場所に仕掛けを落とせないので潮のゆるいところに移動します。』

『上げてください。ここも速い潮が入ってきたので、また移動します。』

『いつもの場所に入れない。入れれば40は釣れるのに。』

この日の館山市のタイドグラフを見ると、たしかに、○で囲った潮止まりだけは釣れました。
 
すみません。タイドグラフと早潮が関係あるのかないのかは分かりません。


実は、早潮で釣れない予感はしていたんです。前日2/22の釣果欄はどこも良くなくて、船長たちはそれぞれに、早潮に苦戦した〜、早潮に苦戦した〜、と書いていました。



そして今日です。そういえば出船前に常連が顔見知りに言ってました。
 
『今日は釣れない日だよ。潮が速くて。お客さん、たくさん来てるけど。可愛そうで、お客さんにはまだ言えないけど。』

周りのお客さん達に普通に聞こえてるっちゅうに。



その後、潮は緩いけど釣れないポイントにて2杯追加しました。
合計6杯です。

左の列が私のです。右の列に比べてボロボロ、ゲソぷらぷらですな。


12:00、城ヶ島沖へと移動宣言。そろそろ、おしまいですよ。

↑洲崎沖のポイントから、

↑城ヶ島沖のポイントへ移動しましたが、洲崎沖も城ヶ島沖も大して離れていないんですね。

↑昼過ぎは、すっかり凪です。

剱崎、長井、浦安、茅ヶ崎、平塚船団も同様に洲崎沖→城ヶ島沖に移動です。

↑沖干しが少なくて、寂しい絵です。

↑おっ、ピンクのyaccoさん発見しました。


居るには居るようで、長い時間ウロウロすることなく、投入はできます。


『はい。良い反応でてるよ。ちょっと深いよ240m。上にもいるからね。』


てなかんじのアナウンスですが、渋いです。誰も乗せられないか、例の常連がポツリポツリと乗せるだけの展開です。


ちくしょうめ、どうやって乗せているんだい。例の右どなりの常連は船長としか会話しないし、聞くに聞けないオーラをまとっています。


左どなりの若い方は上手なのですがギンギンギラギラしていて、これまた話しかけづらい。

なんか、今日の周りはギスギスしているな。



なんだかもう、ウンセウンセと力を込めてシャクリ続けるのみ。

切ない。追釣ならず6杯のまんま、14:00沖あがり。



瀬戸丸はこの日、釣果欄の更新は無しです。なかったことにされてしまいました。2隻出しで、32人はいたはずなのに。

 
ま、不運なことを嘆いても上達はしないか。

三浦海岸駅前、桂林、台湾刀削麺、900円。ごちそうさま。

店内テレビにて、ロコ・ソラーレ帰国の様子が映っていました。おつかれさま、銀メダルおめでとうございます。