ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

アワセちゃダメ

2021-07-14 10:13:28 | スルメイカ
2021.7.11(日) 

長井港 栃木丸



釣れていないにも程があるスルメイカでしたが、無性に釣りたくなり、行ってまいりました。

栃木丸は2隻出し。
仕立船1隻、乗合船1隻でした。
若船長が担当する11号船は、今日は仕立です。レンタル竿がズラリと並んでいました。
おやじ船長が担当する8号船の左舷トモを指定されました。

おやじ船長の8号船、味があります。
左舷は4人です。前の3人はグループでした。

動画でおやじ船長の優しげな人柄がお気に入りでしたので、ラッキーです。
定刻30分前の、5:30に出港。

ベタ凪です。

前回ヤリイカに使用した電動丸3000Hです。スルメイカに使用するので、PE2号→PE4号に替えてきました。
6:30

のんびり1時間かけ、城ヶ島沖に到着し、スタートフィッシング。

水深は110~140m。
仕掛けは直結、14cm×8。


右舷ではイカの顔を見たようですが、
左舷の4人はゼロ行進が続きまして、


7:38

左舷はヤバいと思ったのか、おやじ船長が操舵室すぐ脇の人にアドバイスしているようです。

マイクじゃないので、私には聞こえませんが、幸い伝言ゲームしてくださいました。ありがとうございます。

 
「アタリがあっても、アワセちゃダメ。アワセる代わりに巻く。巻いて乗せる。」とのこと。

トンチですか?

アワセちゃダメだと言っておきながら、巻いて乗せるんですか?

巻いて乗せるって、結局、アワセているのと違いますか?

そりゃ放っておいても向こう合わせでは掛からないでしょうが。

う〜ん。

 
船長のアドバイスに疑問を抱きつつも、少しソフトな路線に変えました。

速くて大きいシャクリは止め、グワングワンと揺する程度にしました。そしてピタリと止めたら、オオオォォ、初めてアタリが取れました。


8:00、やっと釣れました。

ホッ。これで朝のうちに、気が楽になりました。



8:55

2度目のアドバイスが、また伝言ゲームで伝わってきました。

「誘わなきゃダメ」とのこと。


なるほどね、そりゃそうだよな。


どうやら私を含め、皆さん、慎重になりすぎ。竿を動かさなくなったみたい。
 


9:30

よっしゃ、乗せました。乗せましたが、隣とオマツリし、バレました。残念。
 

 
沖干しに挑戦しましたが、オレ、バカか?

ナイフをイカの裏表、逆に入れたので、胴体と足が取れそうです。
いいや、取っちゃえ。

片方のエンペラも取れそう。
いいや、取っちゃえ。

ついでに取れたエンペラ喰っちまえ。
お、意外と旨いな。

何やってんだか。

胴と下足を別々に干して、この有り様です。


スパンカーを出したり、仕舞ったり、このひどい沖干しを見たオヤジ船長はどう思っただろうか。


日が昇って、さらに渋くなりました。
探索が長くなり、ゴロンと横になって、


ようやくエンジンスロー。
投入、エイヤッ。
やっぱり触りなし、回収、探索。
再びゴロン。

をくり返すようになりました。




11:45 
 
隣りの方が、右舷ミヨシの常連に釣り方を教わりに行きました。行動力あるな。

ありがたいことに、その釣り方を教えてくれました。なんて良い人なんだ。

「誘ったとき、ピクッと動くから、アワセちゃダメだけど、乗せる。」とのこと。

トンチですか?

ていうか、もはやピクッと動きませんので、乗せようがありません。


どうにもできねぇ。



12:45

沖上り。優しい隣りの方、ボウズでした。お連れの方々も釣れているのを見ませんでした。釣れていたかも知れませんが、あえて聞きませんでした。


船中0~10。


栃木丸は、城ヶ島沖を広く攻めました。この日ついに城ヶ島沖をあきらめた、光三丸、儀兵衛丸、春盛丸、やまはち丸は剱崎沖も攻めたようです。

ですが、剱崎沖も厳しかったようで、ツ抜けしたり、しなかったり。
次は釣れている時に来よ。




とはいえ、

ボウズがいる一方で、船によってはツ抜けする人もいます。修業あるのみですな。

いっそのこと、タイム釣り

2021-07-03 23:16:35 | マルイカ
2021. 6. 27(日)

小網代港 翔太丸
 


マルイカ釣りは、自分でも笑ってしまうくらい下手くそです。気持ちいいほど、まったく釣れません。

 
一俊丸にて、0杯(船中0~37)
一俊丸にて、1杯(船中0~38)
一俊丸にて、0杯(船中0~20)
翔太丸にて、0杯(船中0~30)

4回やって、1杯しか釣れていないのです。とほほです。
  
 
毎回違う竿で挑戦しています。つまり竿のせいしている証拠です。最低です。


今回も竿のせいにして、藤沢釣具を訪ねました。

藤沢釣具は竿を自作させる店です。自作といっても簡単でしたポイントは竿の削り出しが不要ってところで、


リールシート周りを組み立て、ガイドを巻き付け、ウレタン塗って、はい、完成。プラモデルってかんじ。

折れるのが前提の穂先ですから、穂先は4本、作りました。



社長曰く、

「達人のブランクを再現しました。市販の竿とは全然違います。今までの、2倍釣れます。」

 
うへへ。力強いお言葉です。今度こそはって、気にさせてくれます。
 


 

予習編

【YouTube】
釣り情報 沖釣りカレッジ
中村イカ生のマルイカゼロテン講座
 
イカにスッテを触らせず、叩いて叩いて叩きまくっているぞ。そこまでじらすか。
 

なるほど。今まで、ろくに叩かなかったもんな。釣れなかった理由って、これか?
 


中村イカ生氏は、捨て糸1mで、下から3番目に派手系のスッテを配置。2番目、4番目はクリア系。この3つを基本として、それ以外はテキトーとのこと。

シンプルです。良し、これを応用しよう。


スッテは4本にします。目感度重視したいから。少なくしたからといって効果あるのか不明ですが。


捨て糸は2mにします。スッテの数が少ないぶん、やる気のないであろう下のマルイカを切り捨て、やる気のあるであろう上のマルイカを拾っていきたいので。本当にやる気のあるイカが上にいるのか不明ですが。


中村イカ生氏の捨て糸は1mです。彼が基本とする派手なスッテは底から3mにあります。これを捨て糸2mの私の仕掛けに当てはめ、

 
すみません。今度は上から数えますが、上から

1番、なんでもいいや。
2番、クリア系
3番、派手系(←底3mです)
4番、クリア系

と、しました。シンプルです。悩まなくていいや。 

 


○私はリーダーにフロロカーボンを使わず、PEを使っています。PE4号です。

フロロですと、結び目がツンツンし、ガイドに引っかかり、竿が折れそうになります。
PEですと、結び目がソフトでガイドに引っかかりません。

PEのリーダー、良いんだけどな〜
一般的ではないんだよな〜
不思議だな〜
なんでかな〜 

 
PEのリーダーには欠点もあります。
それは、誤解されること。

極太のPE使いやがって、オマツリするだろ、シロウトが。
と、思われます(たぶん)。

 
今回も聞かれました。
だいたい、こういう会話になります。

「リーダー、付けないんですか?」

「これはリーダーです。ラインは0.8号を巻いていますから。」てなかんじ。
 



○今回のハリスは、太めの6号にしました。

買ってきた、内径3mmのビーズに、
ハリス4号を8の字で結び、ギュ〜っとしたら、すっぽ抜けたので。

ハリス5号が家になくて、6号ならあったから。
ちょっと太いけど、ま、いいか。


 
たいぞう丸、五エム丸の釣果欄に、

「潮速く、直ブラ有利の場所あり。用意すべし」と書いてありましたので、急きょ、直結仕掛けに細工を施しました。

イカフックの上、2cmと20cmにコブを作っただけですが、スッテのカンナから外した輪っかを上のコブに引っ掛けるだけで、

あ〜ら、不思議、直ブラやブランコに変身する仕掛けです。 
 

突然、台風5号が発生しました。

前線が刺激され、大雨になる予報でしたが、

雨は1ミリも降りませんでした。
天気予報のせいで、出船中止の船もあったそうです。
 
 
 
 
朝、船長がにこやかに声掛けてくれました。

「○○○さん?」(←私の名前)
「左舷、後ろでいい?」

予約の際、左舷3番を指定しましたが、左舷は3人しかいないとのこと。天気予報が最悪すぎたので。

 
Oさんが右舷にいましたので、前回(2年前)はお世話になりましたと、挨拶したところ、覚えていてくれました。
 

となりに女将さんが飛び入り参戦し、これで左舷は4人です。広々。

女将さん直々の指導がいただける(たぶん)、ラッキーな席です。

さっそく、女将さんにご挨拶し、

「4回やって、1杯しか釣っていません。今日は1杯釣るぞ〜」

と、自己紹介しました。


女将さん、コイツはヤバイと思ったのでしょう、急に指導モードの表情に変わり、

「仕掛けはどんなのですか?」

「スッテ4本です。切り替え可能ですが、とりあえず下2本が直ブラで、上2本が直結です。」

「それで良いです。着乗りが1番釣れます。ていうか私は着乗りでしか釣れません(謙遜)。着底する前からイカは追いかけていて、さわっていると思ってください。糸ふけ巻き取って、キュッ、です。」

着叩きはしないんですか?」
(中村イカ生氏は、いきなり着叩き派)

「着叩きはイカの活性が高い時じゃないと、おすすめしません。」 

ふむふむ。

稀にみるベタ凪です。
天気予報の野郎。 


ま、考えようによっては、釣り客が少ないので、イカのストレスも軽減する?


よぉぉし、今日こそは釣れる気がするぞ。



7:03 

1投目。左舷、前の3人、
「お、魚の反応か〜?」
「なんかさわってる〜」
とか、言い合って、ワイワイと楽しそう。私にはさわっているのかどうか、良くわかりません。


7:25

ん、さわってる気がするぞ。ん、重みがあるぞ。これはイカかな。ついにイカかな。イカかな。イカだよな。

ガツン。

上←→下
 
4番ピンク(1番下)に、ゲソが付いていました。ハモノにヤられたっぽい。う〜。


7:40

3番ミドリ。またヤられた。まっぷたつに食いちぎられてる。どいひー。


3番・4番は直ブラです。アタリも分かったことだし、2番ケイムラも直ブラにしました。

ふっふっふっ。今日はマルイカの触りが分かるぞ。

ふっふっふっ。やっぱり、竿かな。やっぱり、竿だね。


8:30頃、

うっ。やっちまった。1本目、死亡。



9:05

ようやく乗ったか。付いているぞ、付いているぞ、でも、またヤられるのか、どうなんだ。

ガツン。
 
2番ケイムラにゲソが付いていましたが、あのガツンでヤられたな。毎回毎回、ガツンとやりやがって、まだ、0じゃないか。
 
 
9:45

2番、3番に墨べットリ。今回は下手くそなだけです。う〜。


10:20

乗せたけど、ガツン。4番ピンクにゲソ。
 


10:30

なんか、3番ミドリにポチョッて付いてる。触腕の先っちょだな。今回は下手くそなだけ。



ぐぉぉぉぉぉ。だめだ。だめだ。だめだ。やっぱり、オレには向いてない。
 

あっ、、、、そうだ。さわっているのに、掛けられないってことは、いっそ、あれかっ。

あれ、あれよ。タイム釣り、してみるか。


この頃になると、腹が満たされたのかハモノ攻撃も弱まり、船内、イカが取り込まれるようになってきまして、


 
10:40

ユッサ、ユッサ、ユッサ、1.2.3.4.5
せいやっ。重いよ、いよいよか、いよいよか、イカか、イカちゃんか〜

4番、ピンク。

感無量です。6年ぶりに釣れたマルイカです。パシャパシャパシャパシャ、写真を撮りまくる私。


「今日、終わりでもいい〜」と、喜ぶ私に、

「これからですよ、ツ抜け目標ですよ。」檄を飛ばす女将さん。
 

 
『火曜釣行』
nekochariさんのおかげで、頭の切替できました。彼自身はしていませんが、

(2015.2)
タイム釣りの達人に会ったハナシ

(2015.7)
タイム釣り推奨派、山天丸船長の釣り方

の記事が、目からウロコでした。

前日に復習して良かった。


 
10:50

竿先が細いので、オモリを50号から30号に替えました。
水深40m~60mでしたが、30号でもオマツリしませんでした。



11:00

マルイカ、ダブルで釣れました。
2番ケイムラと4番ピンク。タイム釣り、最高。



11:10

やたらに重く、なんだろなと巻き上げましたら、いい型のタコがオモリを抱いて上がってきました。離せばいいものを。

いつの間にかそばにいた船長が、素早く、シュパッとタモ取りしてくれました。さすがです。タコ用ネットまで頂きました。
 
タイム釣りの、ユッサユッサしたサソイが良かったのでしょうか?



「よっぽど、離したくなかったんでしょ。」

「そのオモリ、いいな、貸して。」

周りから祝福というか、イジられて、あぁ楽し。

 

11:20

2番ケイムラで釣れて、これで4杯目。

どういうわけか、1番上の、直結の5cmミドリだけには乗りませんし、ゲソも墨も付きません。

リーダーPE4号のコブに引っ掛けました。無理やりブランコになりました。コレで釣れたら笑えます。 

12:00 5杯目

12:08 6杯目

12:22 タイム釣りではなく、アタリで掛けて、7杯目

13:08

スッテがダメなのかと思い、へなちょこPEブランコを、ミドリ→赤白に替えました。

8杯目に、へなちょこPEブランコに乗せました。赤白が良かったのか?

13:40

巻きすぎて、やっちゃいました。もういいや。穂先替えるの面倒だし、ガイド2つくらい、どうってことないっしょ。ハサミでちょん切り、速攻回復しました。


その後、ペースを上げ、

13:48 3番ミドリ、9杯目
13:04 3番ミドリ、10杯目
13:14 3番ミドリ、11杯目
13:24 3番ミドリ、触腕の先っちょ

下から3mの勝負スッテに立て続けに乗りました。



終了。あー、楽しかった。
マルイカ、やめないで良かった。


船中8~46でした。