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大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

藤原京跡のヒシ池

2008年09月06日 | 橿原市
「君がため 浮沼(うきぬ)の池の 菱(ひし)摘むと 我が染(し)めし袖(そで) 濡れにけるかも」 万葉集 柿本人麻呂

藤原京大極殿跡の北側にある池は、夏場“ヒシ”で覆い尽くされる。
“ヒシ(菱)”を見て連想するのは、
・忍者の“まきびし”・・・伊賀上野の忍者屋敷の資料館で見かけた。
そこには、鉄製のまきびし以外に植物のヒシの 実も展示されていたのだった。
・“ひし焼酎”・・・佐賀駅前の居酒屋で飲んだことがある。
その居酒屋の主人から、佐賀のヒシ採りの話を聞きながら飲んでいたのだ。
もちろん、酒の肴は「有明の幸」。
少々値段は高かったが、ウマカッタ・・・
ヒシ採りといえば“タライ舟”。
バランス難しそうやなぁ~
昔、鮒釣りをしていて、石をくくり付けた長いロープを用意して池に投げ込み、ヒシを採ったことがあったよなぁ~
採ったヒシ食べたかな?
まだ完熟でなく青臭かった記憶がある。
※“ヒシ”について調べてみた。
1年生の水草で、茎は細長く、水の深さと同じ。
葉は、水中葉と水上葉があり、水中葉は根の形をしている。水上葉は、菱形をしている。
この菱形の葉の形から、“ひし”となったのではないかと言われている。
葉柄の部分には、空気を貯えるようにできており、これが、浮き袋のような働きをするので、水に浮くのに便利な植物構造となっている。
白色の4弁の花が咲き、2個の“がく”が左右斜めに鋭くとがった刺針になる。
食用にする種子は、子葉で、タンパク質とデンプン質を含んでいる。
他に、オニビシとヒメビシがあり、ヒシより小さく4本刺針があるのが、「ヒメビシ」
ヒシより大きく、4本刺針があるのが、「オニビシ」
「写真;藤原京跡の北隣にある池
     正面の山が三輪山、右側は初瀬の谷」

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