この季節、外へ出ると必ずと言っていいほど、
何処からか“金木犀のかほり”がしてくる。
「このかほりに好き嫌いはあるんやろか?」などと考えながら、
私の眼は金木犀の木を探している。
昔、まだ学生だった頃のこと。
友人から卒業論文のデータ集めを頼まれたことがあった。
その卒論とは“大気汚染と金木犀の花数の関係”を研究するもの。
私は断りきれずに、来る日も来る日も、あの小さな金木犀の花の数を数えたのだ。
晴れた日は数え易いのだが、なにせ季節モノ・・・
小雨の日も時間と季節にせかされ、調査に出かけた。
金木犀の小さな花が、私の手、指に雨でくっ付いて離れない。
花の数を数えるのが本当に難しかった。
(そこは適当に、数えたことにしておいた。)
しかし、くっ付いて離れないのは、金木犀の小さな花だけではなかった。
そう・・・あのかほりが鼻について・・・頭の芯にまで残って・・・
食欲もなくなってしまって・・・
あのかほりがすると思い出す、懐かしい思い出や・・・
何処からか“金木犀のかほり”がしてくる。
「このかほりに好き嫌いはあるんやろか?」などと考えながら、
私の眼は金木犀の木を探している。
昔、まだ学生だった頃のこと。
友人から卒業論文のデータ集めを頼まれたことがあった。
その卒論とは“大気汚染と金木犀の花数の関係”を研究するもの。
私は断りきれずに、来る日も来る日も、あの小さな金木犀の花の数を数えたのだ。
晴れた日は数え易いのだが、なにせ季節モノ・・・
小雨の日も時間と季節にせかされ、調査に出かけた。
金木犀の小さな花が、私の手、指に雨でくっ付いて離れない。
花の数を数えるのが本当に難しかった。
(そこは適当に、数えたことにしておいた。)
しかし、くっ付いて離れないのは、金木犀の小さな花だけではなかった。
そう・・・あのかほりが鼻について・・・頭の芯にまで残って・・・
食欲もなくなってしまって・・・
あのかほりがすると思い出す、懐かしい思い出や・・・
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