１０月１５日 球磨川・・１

　球磨川・・・１

　日本３大急流といわれる熊本県球磨川の坂本村に到着したの

　は１３日（日曜日）の午前１１時でした。

　慎重運転と、行楽の渋滞のため、更に高速の事故の為、高速

　をおりて一般道を迂回もした。

　福岡を出発してから、５時間後の球磨川到着です。
　

　車から釣具をおろして、思い思いのポイントへと胸ワクワク

　しながら、散っていきます。

　車の運転と、無事に到着、精神的緊張から開放されたぼくは

　コマ－シャルに似て、川をみながらコーヒーでも飲んでから

　はじめようと（時間はたっぷりある）考えたのです。


　さあ、できた！（仕掛けが）　さあ、釣るぞ！

　急斜面の護岸をロッククライミングみたいに降りていく。

　そのときです。竿にテンション（負荷）がかかりピンと跳ねた

　仕掛けのハリがピシッと、ぼくの手のひらに根元までグッサリ

　刺さったのです。うわあ！いてて！

　ペンチで抜いてもとれません。

　近くの病院は休み、入院患者さんのいる病院の看護婦さんも、

　「医療行為はできません」というので、八代市の大きな病院

　へ行くことになりました。

　病院といってもどこがあるのだろう？近くで作業している軽

　トラのおじさんに聞いた。

　「ほら！お前連れていってやれ！」と

　バス停に待っているお嬢さんに指図した

　　　　　＊（この界隈は、村民みんなが家族みたいな風だ）

　八代にいくまでの車中は、お話に花がさきました。

　　　　福岡に行ってみたいわ

　　　　面白いかたねえ

　　　　釣りしてみたいわ

　いやはや、手の平に痛いハリとイトがあるなんて、わすれて

　しまっているぼくチヤンです。

　八代までのドライブが、なんとかくも短いものか、もっと、

　遠くてもいいのに・・・・


　とある大病院へ到着、救急救命室に通されました。

　そこへ、急患到着、ぼくみたいな軽微な患者は後回しです。

　　　　　　　　　　　　　（ぼくにとっては大事件）

　さて、呼ばれて、処置室に横にされ、指に痛い麻酔を打た

　れ、痛いのをじっと我慢、（指は痛いホント）

　「麻酔を打つための麻酔があるといいのに・・・」

　痛みを紛らすための冗談が「実はあるんですよ」と医師が

　教えてくれました。

　さあ、切開がはじまります。

　ぼくは、気が小さいので、ここで失神しそうです。

　釣りに来ているのに・・・


　　　　　　　　　　　　　　午後につづく