1998年1月17日に、友人の息子さんのパソコンを組み立てるのを請け負いまして、夕方から寺町のDOS/Vパラダイスにパーツを買いに行きました。
パーツは下記の通りです。(私のマシンとは段違いに最新型です。)
---パーツ構成はここから---
マザーボード ギガバイト ga686lx
ビデオカード prolink mvga-cl5464a 4mb agp
CPU pentiumⅡ 233Mhz
SDRAM 32mb 168pin 4clock*2枚
HDD seagate st32122a ultradma
FDD 3,5インチ2モード
サウンド sb64
ケース tbsl550 250w
OS win95 4.00.950 B(いわゆる「OSR2」です。)
CDROMDrive キーボードはジャンク
マウス ロジテックの、真ん中にスクロールキーがあるやつ。
モデム HUCOM EX288
ディスプレー 飯山のMT-8617E
プリンタ EPSON PM-750
デジカメ EPSON CP-500
---パーツ構成はここまで---
ちょうど、年明けからインテルがペンティアムⅡを値下げしたところで、MMX ペンティアム233mhzと3000円しかかわらないので、こちらにしました。
それから、友人の家に行って、「組立2時間」「ソフトのインストール2時間」
「終了は夜の10時」の予定でやっていたのですが、CPUがペンティアムⅡ、マザーボードはATX、グラフィックはAGPという、私には初めての組み合わせで、分からないことがいっぱいあり、いちいち英語のマニュアルを確認しながらやりました。(英語は苦手なのですが。)
組み立て自体は、1時間半ほどでできました。それでも、いくつか手こずったところがありました。
ペンティアムⅡをとめる枠をつけるのを、マザーボードの裏からしなければならないことを知らなかったため、板に付けたマザーボードをまたはずさなければならないという二重手間をやりました。さらに、この枠をつけるネジ穴が小さく、削って大きくしました。(これは良くあることですね。)
その他のネジ穴は、きっちり合ってました。一緒にやっていた別の友人は、「さすが、ギガバイトやな。」と言ってました。マイナーなメーカーのマザーボードでは、ネジ穴が合わないことが多いのは事実です。
AGPにグラフィックカードを刺し、ディスプレーにつなげてスイッチを入れても、うんともすんとも言わないのですねえ。
ATXの場合は、ATと違い、最初にあるディップスイッチをショートさせなければ立ち上がらない(通電しない)のですが、これがどこにあるかさっぱり分からない。「DOS/Vマガジン」を見て調べたりしてたのですが、結局、これを探し出すのに、一時間近くかかりました。
やっとこさ通電して、バイオスがHDDやFDDを探しに行っているのは分かるのですが、ディスプレーが表示をしない。グラフィックカードを動かしたりいろいろしたのですが、結局動かない。
それで、一緒にやっていた別の友人に、ミレニウムを持ってきてもらってつないだら、綺麗に表示できるではないですか。
グラフィックカードの初期不良か、マザーボードとの相性が悪いのか、はたまたAGPの不良か、原因はどれかだと推定して、翌日DOS/Vパラダイスに相談に行くことにしました。
結局、なんやかんやで、ここまでで11時半過ぎ、もうあきらめて、WIN95のインストールは翌日にしました。
結局、家に帰ったのは、夜の12時半頃、全く重労働でした。
翌日は日曜日、朝8時に、件の友人の家に出勤(^_^;)しました。
グラフィックカードは、私の持っている「CARDEX」製のET-6000を入れました。
これは、非常に速いのですが、ドライバがMS・WORDとぶつかって、WORDを立ち上げると文字化けするという曰く付きのカードです。
CARDEXのサイトから新しいドライバを落としてインストールしたこともあるのですが、それでもWORDの文字化けは直らず、半分あきらめて、サブマシンで使用していたカードです。(しかし、速さは一流ですよ。)
ワープロは「一太郎」にすることで問題を回避するようにし、ET-6000を入れました。なかなかドライバが認識されず、あせりました。
なんどか、やっているうちにドライバソフトのインストールに成功しました。
(どうして成功したのか、いまだにわからない。WIN95のPNPは、まだまだ不十分・不親切ですね。素人では無理でしょう。)
ディスプレーが、飯山のMT-8671Eというトリニトロン管でもあり、非常に綺麗にうつります。(トリニトロン管は、やっぱり2カ所筋が入ってますね。)
これで一安心、やっとWIN95のインストールにかかりました。
ところが、ここでも落とし穴にはまりました。
このマシンの使用者が、「将来、CD-Rをつけたい。」というので、CDROMはソフトのインストール用として考え、私の持っているジャンク品を使用しました。(Mitumiの倍速のやつ、いつのだあ?)
ところが、これはWIN95未対応(要するに古すぎる)で、DOSのドライバを入れて動かす必要があるのです。
そして、これだけではメモリー不足でWIN95のセットアップができないので、WIN3.1を入れてCDROMを認識させ、WIN95で上書きする事にしました。(いつもこの手を使っているのです。)ところが、これが大失敗!
というのは、インストールするWIN95は、アップグレードじゃないのです。
WIN3.1に上書きする場合は、アップグレードCDでなければだめなのです。
あせってしまいました。(MSは融通がきかないねえ。)
一緒にやっていた別の友人が9時半頃、WIN95のインストールディスクを持ってきてくれて、この機械に合うようにコンフィグシスとオートエグゼックバットをアレンジしてくれました。
その後、フォーマットをやりなおしたりしたうえで、やっとWIN95のインストールが完成。2時間以上かかりました。
その後、Office97、音楽ソフト、その他いろいろを入れて調整、プリンタのテスト、モデムのテスト、Internetへの接続テストなどをやり、終わったのは午後3時頃でした。
はあ、疲れたというのが実感です。
このマシンは、私とミレニウムを持ってきてくれた友人の二人でサポートをしています。疲れたけど、非常に勉強になったのは事実です。