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ウェネトさまの館

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「ギュスターヴ・モロー展」(パナソニック汐留美術館)

2019年05月18日 05時52分38秒 | 展覧会・美術関連

観てからちと日が経ちましたが、13日の月曜日の話でございます。

パナソニック汐留美術館「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」を観ましたのじゃ。
https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/19/190406/index.html


 

この美術館、久々に行ったらば、「パナソニック汐留ミュージアム」から「パナソニック汐留美術館」になっておった。
今年の4月から名称が変わったのじゃな。

ギュスターヴ・モローは大好きなのでございます。
展示数69点は少なく思うやもしれませぬが、モロー展の名に偽りなく、全てモローの作品(所蔵先も全てギュスターヴ・モロー美術館)なのじゃ。
(モローが使ったパレットだけは作品ではありませぬが、絵具が残っておりました。)

展示方法も、例えばセイレーンならセイレーン、レダならレダと、同じテーマの作品を並べて展示してあるのも、観比べられて嬉しゅうござります。
制作年不詳の作品が多いゆえ、同じ作品名のものは、リストを見ただけではどれがどれだったかわからなくなったりするがの(汗)

構成は以下の4章。主なお気に入りや気になった作品もリスト順に。

【第1章:モローが愛した女たち】

モローにとって「世界で一番大切な存在」であったという母ポーリーヌと、恋人アレクサンドリーヌ・デュルーをテーマにした作品など。
展示室も、グリーンの壁に、フロアスタンドやコンソールテーブルが置かれていたりと、お部屋チック。

《24歳の自画像》1850年 油彩/カンヴァス
油彩による唯一の自画像だそうで、ヒゲ面なれどなかなかイケメンじゃ。

《雲の上を歩く翼のあるアレクサンドリーヌ・デュルーと ギュスターヴ・モロー》インク/紙
翼が生えたモローとアレクサンドリーヌが、仲良く腕を組んで歩くペン画で、何とも可愛く微笑ましい。

《パルクと死の天》1890年頃 油彩/カンヴァス
アレクサンドリーヌの死後に描かれた、馬に乗った死の天使。

【第2章:《出現》とサロメ】

サロメをテーマにした油彩や習作などが、20点以上も展示されておりまする。

《出現》1876年頃 油彩/カンヴァス
本展の目玉のひとつ、楽しみにしていた作品じゃ。
サロメは、逞しさも感じる美しい裸体にゴージャスジュエリーを纏い、鋭い眼差しで、光に包まれたヨハネの首と対峙。
ヨハネの首は、目をカッと見開き、鮮血をしたたらせておるぞよ。
印象的な線描の文様は、晩年に描き加えたのだとか。

《踊るサロメ(刺青のサロメ)》のための習作》鉛筆、インク、トレーシングペーパー
《出現》のサロメと似ておるが、身体の上に線描の文様みっしり。

《サロメ》油彩/カンヴァス
同じ題名の作品が何点もあるのじゃが、180×90㎝のこちらは、暗い背景に白い身体が浮かび上がり、優しげなお顔。

《サロメ》油彩/カンヴァス
40×32.6㎝のこちらは、美しいが冷酷なお顔のアップで、画面右奥では今まさにヨハネが首を刎ねられようとしておる。
先程の優しげサロメと90度で向かい合って展示されておるが、とても同一人物とは思えぬのぅ。
ジキルとハイドみたいに二重人格なんじゃろか(こらこら)

習作も多いのじゃが、制作の過程や意図などがよくわかり、逆に興味深うござりました。

【第3章:宿命の女たち】

《メッサリーナ》水彩/紙
メッサリーナはローマ時代のデカダンスの象徴。ファムファタルじゃの。
同じ題名で3点あり、57×33.5㎝のこの水彩画は繊細で、誘惑されている若者もなかなかの美青年。

《セイレーンと詩人》油彩/カンヴァス
絵の周りに額縁のように描かれた装飾が印象的よのぅ・・・と思うたら、タピスリーの最初の油彩下絵だそうな。

《セイレーン》油彩/カンヴァス
こちらも同じ題名で2点並んでおるが、はっきり描かれた38×62cmのほうが好み。
画面左は夕焼け、右は三日月の空、海の上の3人の美しいセイレーンの足先はヘビで、息絶えて土気色になった男が巻き付けられておる。ひぃぃぃ~

《サッフォー》1870年頃 油彩/カンヴァス
モローが「巫女」と捉えていたサッフォー、竪琴を持って目を閉じ、ゴージャス衣装をなびかせて断崖絶壁の宙を舞うお姿が天女のようでお気に入り。

【第4章:《一角獣》と純潔の乙女】

《一角獣》1885年頃 油彩/カンヴァス
1885年頃の《一角獣》は2点展示で、115×90㎝のこちらは未完なれどたいそうお気に入り。
大樹の下に乙女たちと白い一角獣たち、衣装や装飾品などの細かい線描も、色彩も綺麗。
本展のメインビジュアルになっておりまする。

《妖精とグリフォン》油彩/カンヴァス
124×94㎝の油彩。洞窟の中、3匹のグリフォンが石像のような妖精を守るの図。

《妖精とグリフォン》1876年頃 水彩/紙
同じ題名の、24×16.5㎝の小さな水彩。幻想的で美しく、青色が印象的。

[ルオー・ギャラリー]では、モローの愛弟子だったルオーの作品と、「ギュスターヴ・モロー美術館」なる映像(2018年制作)が流されておりました。

最後にお写真撮影コーナー。
ギュスターヴ・モロー美術館、行ってみたいぞよ~!


 

会期は6月23日まで。
本日5月17日は「国際博物館の日」で入場無料ですわよ。

★おまけ画像

ジョナサンの店舗限定マンゴータワーパフェ、先日食べた店舗のが少々残念な形状だったゆえ、別の店舗でまた食べてみたぞよ。
今回のは、きちんとタワー状態で完璧じゃ♪ 毎日食べたいものよのぅ。