ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

お供のE日記★「第8回 郷さくら美術館 桜花賞展」(郷さくら美術館)

2020年07月30日 20時39分50秒 | 展覧会・美術関連


 

ウェネトさま、耳の手術で入院中につき、


 

私、お供のEめがブログ更新いたします。


 

新型コロナ感染者が増加し、私も仕事と日常の買物以外の外出はなるべく控えておる毎日。
電車やバス内での感染リスクがどの程度あるか分かりませぬが、長時間の乗車&乗換えを数回しなければならない場所への移動は我慢しており、観たくとも行けなかった展覧会も多数。

そんなこんなでストレスも溜まり、一昨日は電車の乗り換えなしで行ける美術館へ行ったのでございます。

郷さくら美術館「第8回 郷さくら美術館 桜花賞展」
https://exhibition.localinfo.jp/


 

コンペティション形式の「桜花賞展」も今年で8回目。
本来2月末から5月の開催だったのが、新型コロナの影響で臨時休館となり、スケジュール変更されて再開されております。

「桜花賞展」の会場は3階と2階で、30名の日本画家の桜作品が展示。
素晴らしい力作揃いですが、お気に入りや気になった作品から8点を出品リスト順に(制作年は全て2019年)

・松原亜実《春麗》80号「桜花賞大賞」受賞
満月の夜に咲き乱れる枝垂れ桜。花びらの透ける感じがとても綺麗。

・近藤仁《刻ノ色差》80号「優秀賞」受賞
金色の花も、複雑な色合いの幹も枝振りも美しい。空に微かに三日月。

・宮﨑優《春宵》80号「奨励賞」受賞
美しい桜と和服の少女。画面が柔らかに発光しているよう。

・中島綾美《瑞木織》80号
大好きな作家で、つい最近の個展もたいそう観たかったのですが、ギャラリーが都内でも家から遠くて泣く泣く断念したので、大作を観られて嬉しゅうございます。
デフォルメされた独特な装飾の桜の木々や鳥も、構図もたいそうお気に入り。

・山本瞳《黄昏桜》80号
こちらも大好きな作家なのに、最近作品を観ていなかったので、ここで出会えて大喜び。
不忍池の池に浮かぶ桜の花びらや映り込む影、黄金色から青への深みのある色の変化も幻想的で美しい。

・大島亜弓《つづく軌跡》80号
線路の両側に枝垂桜並木。夢の中のような光景で、レールの先は霞んで異世界に繋がってそう。枝垂桜が色っぽい。

・兼未希恵《春》80号「奨励賞」受賞
画面一杯に鮮やかピンクの桜、黄色のタンポポと緑の雑草、水色の空、蝶と鳥。
明るく温かな色彩と光景に、元気がもりもり出ました。

・古石紫織《春告げの謳》50号
水面に映る桜と流れる花びら。特に色彩が魅力的。

1階の展示室は「桜百景」展で、中島千波、西田俊英など13名の作品が展示されてございます。
お気に入り作品から1点をば。

・中内共路《明日への道》2018年 80号
画面を横切って上へ伸びていく太い枝が龍のようじゃ。と思って作者のコメント見たら、幹の傍らのお地蔵さんが見ている枝を見上げて描いたそうで、天を貫くように伸びた太い枝が、昇り龍のようにも空へ続く道のようにも見えたそうな。 

会期はどちらも8月23日まで。
貸切状態でじっくり堪能できましたが、新型コロナの感染予防からか展示室の椅子が撤去されており、座って眺める事ができなかったのがちと残念。
ロッカーとトイレも使用不可でありました。

さて、美術館に行く前に、美術館の斜め向かいのフルーツサンド店、ダイワ中目黒に寄ったのでございます。


 

噂に聞いていた行列も、ほんの数人並んでいる程度で、すく買えてラッキー♪
普段は目黒川沿いまで行列が続くそうで、こんな貼り紙がございました。


 

この日のラインナップ。お目当てのひとつの桃サンドは残念ながらナシ。


 

近くのスーパーマーケットでドリンク買って、スーパーの外のベンチで早速頂いたのでございます。
気になっていたハニーグロウパインサンドは、顎が外れそうなほど分厚いパインが甘くて美味しい~。
なれどパンが薄く、チーズのクリームも薄く塗られているので、満腹感は皆無ですのぅ。


 

宮崎マンゴーサンドと迷った宮崎マンゴーパフェは、アイスは入っておらず、たっぷりマンゴーにふわふわスポンジにクリーム。
スポンジとクリームは甘さ控え目なれど、マンゴーが甘いので満足感あり。


 

フルーツサンドとパフェ、全種類制覇したいですぞ。

そして昨日は、まちかんさん&ねこもんじ君とデニーズへ。
またしてもフレッシュ桃のザ・サンデーをば。


 

前回食べたのより桃が甘い♪ 入院中のウェネトさまに恨まれるやもw

さて、ここからは溜まりまくっているおまけ話でございます。
ブログ更新が滞っていたゆえ、耳が取れる前のウェネトさまや後輩ウサも登場。

★本の話:其の壱
今月初めに購入した伊豫田晃一の掌篇集『マルジナリア』、文章も絵もたいそう素敵で引き込まれましたぞ。
ロクス文庫の栞も入っておりまする。


 

★本の話:其の弐
展覧会へもなかなか行けず、最近は毎日2~3冊ペースで本を読んでいるのでございます。

で、恒川光太郎の『夜市』を読んだら好みで、これまでこの作家を知らなかった事が悔やまれ、4日間で14冊を一気読み。
短編も良いけれど、構成が素晴らしい長編がツボ!
特に『雷の季節の終わりに』は、読み終えた途端また最初から読み直さずにはいられんかった。
『金色機械』も読み応えあり。
『スタープレイヤー』は、もし自分なら10の願いを何にするか、本気で悩んでしもうたw
短編では『無貌の神』の中の「カイムルとラートリー」が心に沁みまする。

★本の話:其の参
凪良ゆう『流浪の月』と『わたしの美しい庭』、どちらも良かった!
特に『わたしの美しい庭』、続編出して欲しいですぞ。


 

★本の話:其の四
友人から「絶対読んで!」と強力お勧めされた某小説、とりあえず第1部の6巻まで一気読み。
主人公2人のうち、甘味大王な超美形はたいそうツボなれど、もうひとり、物語の語り手である大学生アルバイト君の性格と言動がどうにも苦手で、第2部になかなか食指が動かぬのでございます。
いえ、正義感が強くていい人なのだけど、浅慮なところとか、上司に対してオマエ呼ばわりとかタメ口とか、ちょっと無理~(ごめんなさい~・逃)

★本の話:其の伍
乙一を初めて3冊ほど立て続けて読んだけど、心身共に健康な時に読んだ方がよいような・・・
例えば『ZOO』の中の「SEVEN ROOMS」とか、恐ろしさと切なさでメンタルにジワジワ来る来る~。

★植物話:其の壱
枯れかかったハイビスカスの苗が100円で叩き売られていたのを連れ帰って鉢に植えたらば、蕾がついて花が咲きました~!
じめじめした天候に気分も滅入りがちだったけど、ちょっと南国気分になれて嬉しゅうござります。


 

★植物話:其の弐
梅雨が延々と続いておるのに、後から植えたミニトマトのこあまちゃんも続々と実をつけておりまする。
ありがたい事じゃ。


 

★お迎え話:其の壱
北本晶子の消しゴム版画《蛸乗りアマビエさん》がやってまいりました。
昭和の手漉き和紙に、黒と金色のインクで手刷りされております。


 

丁寧なお礼状にも感涙。


 

★お迎え話:其の弐
木原千春の5分間ドローイング、メルカリから新たに《メンフクロウ》が飛んでまいりました。
以前のブログに写真を追記したので、ご興味ある方は見てね。https://blog.goo.ne.jp/unut/e/46136b4fa8dd99134c63bf7d11374d16