昨日の展覧会ハシゴ日記でございます。
毎年10月1日“都民の日”は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館が入場無料。
「没後110年 カリエール展」を観ましたのじゃ。
http://www.sjnk-museum.org/program/4196.html
展示作品約90点の殆どが個人蔵でございます。
見渡せば茶色の濃淡ばかりなれど、観ていくと作風の変化など色々発見あり。
母子像はとても優しく温かい。
《ポール・ガリマール夫人の肖像》が一番好みじゃ。
暗い茶色を背景に、夫人の白い肌と白いドレス、所々に散らされたピンク色が浮かび上がり、優美でございます。
《月光を浴びる人たち》《手紙》《洗面》《お茶を入れる少女》も好み。
入場無料にもかかわらず空いており、ゆったり観る事ができました。
会期は11月20日まで。
ロビーから見える空は、どんより曇り空。
その後は下北沢の2つのギャラリーへ。
バブーシュカ「鉛筆画展 おともだち」
(全体の写真撮影のみ許可を得ておりまする)
17名の作家による“おともだち”をテーマにした鉛筆画。
深瀬優子の3点の小さい鉛筆画、特に《細い三日月の夜に》がお気に入り。
三日月の夜、鳥籠を頭に乗せた少女とピエロ服の鳥が手を取り合ってお散歩。
作家さん直筆のコースターも販売されておるのじゃ。
作家によってお値段は違い、300円くらいからございます。
今回の「おともだち」に合わせて描かれたコースターは壁に展示。
深瀬優子の数点のコースターから、こちらを連れ帰ってまいりました。
かわゆいのぅ。
会期は10月31日まで。
そして駅の反対側、ギャラリーHANA「長野順子 銅版画展『異界旅行記』」
http://www.g-hana.jp/2016/09/post-142.html
(全体の写真撮影のみ許可を得ておりまする)
長野順子の銅版画は、特に建物や階段がツボなのでございます。
旧作から新作まで20余点、オブジェや蔵書票もあり。
蔵書票の銅板も1点置かれ、手に取って見ることができました。
オブジェで、丸まって眠る小さなドラゴンの赤ちゃん可愛い。
会期は本日10月2日まででありました。
下北沢駅前でひとやすみ。
さて、書きそびれている展覧会から、会期終了間近なものを1つだけ。
銀座Gallery G2「Affordable Art Fair Seoul Return」
http://artprojectg2.jimdo.com/
(写真撮影は許可を得ておりまする)
ギャラリーG2は、レトロな奥野ビルの1階でございます。
大好きなにしざかひろみが参加ゆえ、初日にまいりましたのじゃ。
直径18cmの丸い木の板に、作家たちが様々な技法や素材で描いております。
にしざかひろみはペン画2点。好みじゃ。
三浦トモミのこちらもお気に入り。
神永カンナ
神まさこ
伊藤須美
左の吉田チエ子は押し花。右は江口あけみ。
他にも色々。会期は10月4日まで。
1932年に建てられた奥野ビル、エレベーターは手動なのじゃ。
★おまけ話
待ちに待ったフィギュアスケートシーズン到来でございます。
昨晩も遅くまでオータムフィギュアやジャパンオープンの動画を見まくりましたが、GPシリーズが始まると、動画とフィギュアスケートブログ巡りでますます夜更かしが増えますのぅ。
そして日記に書きそびれる展覧会が山積みになりますのぅ・・・(汗)
フィギュアスケート話も書きたいけど、延々と書きそうゆえ自主規制じゃ。