画廊珈琲ザロフ「猟奇島」を観たのでございます。
http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_2nd/20151203/index.html
開廊7周年記念企画展で、お題の「猟奇島」は1932年のアメリカ映画。
人間狩りが趣味のザロフ伯爵に捕らえられた男女の運命やいかに・・・
そんな「猟奇島」をテーマに、浅野信二、角銅博之、川島朗、小林美佐子、マンタム、三輪浩光、山下昇平の7名の作品が。
マンタムの《ザロフ伯爵の為の飼育機械》、ガラス瓶の中を漂う1匹の熱帯魚は作り物かと思いきや、何と生きた熱帯魚。
本当に生命を閉じ込めた「飼育機械」なのですのぅ。
上からぽたぽた垂れる水滴が瓶から溢れ出さないのかと懸念いたしましたが、きちんと計算されて設計されておるゆえ心配無用だそうな。
浅野信二の油彩《逢魔が刻》素敵じゃ。
角銅博之の作品は、頭巾をすっぽり被ったかの如きからくり箱《オオバコちゃん》を覗くと、猟奇島の映像が観られるのでございます。
オオバコちゃんの前には椅子も用意され、座ってゆっくり覗けますぞ。
会期は12月14日まで。
そして、先日の日記でまた書ききれなかった分をば。
三井記念美術館「三井家伝世の至宝」
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
三井記念美術館開館10周年の特別展第2弾。
国宝・重文目白押しな三井家のお宝、4期に分けられ今は第2期でございます。
今まで観た作品もございますが、他の美術館所蔵や個人蔵のものもあり。
1番のお気に入りは《蓮池水禽図》
蕾、満開、そして枯れてゆく蓮の咲く池に、右幅には白鷲、左幅には鴨が。
他にお気に入りや気になった作品は、
《玳皮盞 鸞天目》
これまでも何度も観た茶碗。鳥好きゆえ瑞鳥が飛んでおるのがお気に入り。
《赤楽茶碗 銘鵺》(道入)
焼き鮭の如きサーモン色に、鵺のような黒が浮かんでおります。
鮭といえば・・・
わたくし、焼いた鮭に愛はありませぬが、お刺身やカルパッチョやスモークサーモンは好きなのじゃ。
しかし「鮭」と信じて買っていた「サーモン」が「ニジマス」と知った時の衝撃といったら。
いかん。脱線いたしました。
《月宮殿蒔絵水晶台》
水晶玉を飾る為だけに創案された豪勢な台。
《染象牙果菜置物・貝尽置物》(安藤録山)
以前観て衝撃的だった安藤録山。
ここまでそっくりに作るなら、何も高価な象牙を使わずとも・・・と思ってしまうほど本物そっくりな果物や野菜や貝。
《能面 童子》
女面のような少年。もちょっとあごを短くして鼻を細くしたら、現代でも和風美少年かとw
《能面 牙べし見》
鼻の穴のあまりの大きさに思わず笑いが・・・(ごめんなさい~)
《雪松図屏風》(円山応挙)
応挙の作品で国宝に指定されておるのは、この1点のみでございます。
観たかった《虚空蔵菩薩像》は、残念ながら1期のみの展示でありました。
会期は1月23日まで。
さて、久々のマグノリアカフェでランチでございます。
コッテージパイは挽肉たっぷりで、温野菜やパンも付いて850円という嬉しい価格。
美味しゅうござりました。
帰宅して、夜中のおやつはハーゲンダッツの期間限定キャラメルトリュフ。
美味じゃ!通年販売して欲しいぞよ~!