一昨日は、コート・ギャラリー国立「第19回 鉛筆派展 LAPISMANIA XIX ふたたび物語の森へ」を観たのでございます。
http://www.courtgallery-k.com/index.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)
「鉛筆派」展は、建石修志と、彼に師事している方々が、課題作品(共通テーマで同じサイズ)と自由作品を発表するのじゃ。
今年は60名以上の方々が参加し、120点以上の作品が展示されておりまする。
展示室ごとに、お気に入りや気になった作品から一部を、作家名50音順で。(建石作品は最初に載せました)
【ロビー】
課題作品の展示。課題は全員出品せにゃならぬのじゃ。
今年の課題作品のテーマは「ふたたび物語の中へ」で、それぞれ好きな小説や詩などを選んで描くのでございます。
同じサイズの鉛筆画、様々な表現や個性を観られて楽しいぞよ。
・建石修志《香りの思い出》(中井英夫“香りのおもいで”より)
・石澤晶子《迷子の白猫》(フランスの民話“迷子の白猫”より)
・井関周《ギルガメシュを誘惑するイシュタル》(“ギルガメシュ叙事詩”より)
・喜藤敦子《見つめるこどもたち》(アイリーン・ダンロップ“まぼろしのすむ館”より)
・高田美苗《EX-VOTO》(カズオ・イシグロ“私を離さないで”より)
・高野謙二《弥勒》(特に記載はなし)
・長島充《大鴉・おおがらす》(エドガー・アラン・ポー“大鴉”より)
・深瀬優子《エレンディラ》(ガルシア・マルケス“無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語”より)
【ギャラリー1】
ギャラリー1と2は自由作品で、ひとり1点~2点の出品。
・建石修志《オルフェウス》
・篠塚はるみ《降魔ヶ丘》
・高田美苗《薔薇の変容》
・深瀬優子《静かな行進》
・本内さよ子《夕月夜見》
【ギャラリー2】
こちらも自由作品。
・内村理穂《ツキアソビ》
・及川光子《こんにちは》
・つだなおこ《女王のモスク》
・中井結美《箱庭幻夢》
ほんの一部しか挙げませんでしたが、120点以上もの様々な鉛筆画は観応えあり、楽しゅうござりました。
会期は9月29日まで。
さて、ギャラリーに行く前に国分寺で途中下車し、多根果実店へまいりましたのじゃ。
家から遠くてなかなか行けぬのじゃが、何と約1年ぶりじゃった。
前回までいらした女性スタッフはおらず、今回初めてこのお店のパティシェでオーナーの方にお会いしてちょっとお話したのじゃが、お店の素敵な内装は、床も階段も壁も天井も全てこのお方が作りなさったそうな。
凄いのぅ。
1階でケーキを選んでお会計してから、2階へ行くのでございます。
開店直後で種類は少なめじゃが、どれも美味しそうじゃ。どれにするかのぅ・・・
素敵な2階。まだ誰もおらず。
無花果のショートケーキにしたのじゃ。
甘さは控え目なれど美味しいぞよ~。1ホール持ってまいれ~。
国分寺には紀の国屋もあるからの、好物のあわ大福と、短冊最中の栗餡とゆず餡も買ったのでございます。
帰宅して一気に食べてしもうたが、美味しゅうござりました。
★おまけ画像
最近ハマって毎日食べてる此奴、サクサク軽い食感とチーズ味がクセになり、あればあるだけ食べてしまうゆえ、1日に2袋までって決めて、それ以上買わない事にしたぞよ。
★【追記】9月27日
深瀬優子の課題作品《エレンディラ》が、いつもの深瀬作品とはとかなり雰囲気違うておる事に興味をそそられ、題材になさったガルシア・マルケスの「エレンディラ」を読んでみたのじゃ。
なるほど~!と得心したぞよ。