前回の日記の続きでございます。
「日野まき個展」が13時からゆえ、その前に東京オペラシティ アートギャラリー「ジュリアン・オピー」を観ましたのじゃ。
https://www.operacity.jp/ag/exh223/
(写真撮影可)
ジュリアン・オピーの大型個展は、日本の美術館では11年ぶりなのですと。
作家自ら選んだ絵画、彫刻、映像など、初公開の新作を中心に構成。
25点の作品がゆったり展示され、2点のサウンド作品がBGMのように流れ、広々した空間全体が作品ようなのも心地良く、しかも作品ひとり占め状態じゃった。
3つの展示空間と、一部の作品もリスト順に挙げまする。
まずは最初の空間。
手前の作品《Walking in New York 1》/奥の作品《Walking in Boston 3》壁面にエマルジョン塗装、塗装した木材 2019
510×671㎝の大作じゃ。
右端の作品《Satchel》オーバーレイのアクリルパネル 2018
同じような大きさの作品が7点並んでおりまする。
《Fringe》オーバーレイのアクリルパネル 2018
上の写真の右から5番目の作品と一緒に。
ささ、次の空間にまいるぞよ。
《Walking in London》コンピュータ・アニメーション,4面LEDスクリーン 2019
様々な人が行き交うアニメーション。
《Towers 1》アルミニウムに自動車用塗料 2018
高層ビル群も聳えておる。
《3 Stone sheep》石彫、ブロンズ、アルミニウム 2018
ビル群のお向かいには、長閑なヒツジたち。
《Crows》コンピュータ・アニメーション,5台の両面LEDスクリーン 2018
本展1番のお気に入り。
5台の両面LED画面の中のカラスが、歩いたり立ち止まったりエサをついばんだり。
単純な形なのに本当に生きておるようで可愛く、連れ帰りたいほどじゃ。
全く同じ手法だけど、全くタイプの違うお姉さん2人。
《Cardigan》青銅、石の台座 2018
《Telephone》青銅、石の台座 2018
《Valley》アルミニウムに自動車用塗料 2019
黒い点はなんじゃろと近寄ると、鳥たちが飛んでおるのじゃった。
鳥の部分アップ。凸凹になっておるのがおわかりかの?
最後の空間は、展示室を出た通路の部分じゃ。
《Carps》コンピュータ・アニメーション,20台のLEDスクリーン 2019
24メートルの長さのスクリーンに、鯉がゆったり現れては去ってゆきまする。
ジュリアン・オピー、これまでは特に好きでも嫌いでもなく、観に行こうか迷った展覧会じゃったが(失礼)、楽しく観応えあり、行って良うござりました。
会期は9月23日まで。
「収蔵品展067 池田良二の仕事」と「project N 76 末松由華利 SUEMATSU Yukari」も観ましたゆえ、後日書けたら書きまする。