ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「香りの水Ⅱ」(画廊珈琲Zaroff)&「萩尾望都SF原画展」(吉祥寺美術館)

2016年05月20日 06時44分22秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、画廊珈琲ザロフ「香りの水Ⅱ」を観たのでございます。
http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_2nd/20160519/index.html


お伴のEが昨年4月に観た「香の水」も、ツボな展覧会でありました。
今回はその第2弾で、おぐらとうことLIEN以外の作家が入れ替わり、坂上アキ子、スパン社、鳥居椿、林千絵の6名の作品が展示されてございます。

坂上アキ子作品の大ファンゆえ、早く観たくて初日にまいりましたのじゃ。
新作の鉛筆画2点素晴らしく、作品の前から動けず感涙。
《incanto》(イタリア語で「魔法」の意)は、右手に香水瓶を持つ人魚。
《incanto-epilogo-》は、人間の姿に変わった人魚が左手に剣を持っております。
どちらもたいそう美しく、白く輝く儚い煙の如き部分は画面の外までたなびいて来そうでございます。

スパン社はボックスオブジェ2点。
《星の香水の部屋》は、星が煌めく宇宙の部屋に女の子が佇み、ガラスの扉や香水瓶や水晶の原石なども。

鳥居椿は、アクリル画1点と鉛筆・水彩が4点。
林千絵は、木口木版画3点。
おぐらとうこは、石塑粘土のドール作品。

LIENの動物ドールは、昨年はちっちゃいサイズでしたが、今年は抱き人形サイズで5体。
それぞれワインの名前がつけられ、ワイン液も使うという凝ったもの。
肝臓ブローチもございましたが、飲み過ぎぬようにという事かのぅ。ぷぷぷ

素敵な展覧会でありました。会期は5月31日まで。
観終わって、1階カフェでザロ氷を頂こうと思ったら満席で断念。再訪せねば。

その後は、吉祥寺美術館「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」へ。
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/index.html


萩尾望都と聞けば「ポーの一族」がまず思い浮かびまするが、本展ではSF作品に焦点を当てているのが興味深く、こんなにたくさんSF作品を生み出していた事にも驚愕。

1970年代SF初期から近作までの流れも分かりやすく、カラーイラスト、生原稿など200点以上のSF原画や資料が展示され、観応えございます。
特に原画の数々が美しい~。

「百億の昼と千億の夜」は、少年マンガに合わせタッチも力強く描かれているのもよくわかります。
単行本になっておらぬ「ピアリス」、纏めて読んでみたいですのぅ。
アラビアチックな衣装もお気に入りだった「マージナル」、美しい原画が観られて嬉しゅうござります。

ハヤカワ文庫カバー絵を手掛けていた事は知らなかったのですが、展示の文庫本も欲しい~。

ロビーでは「萩尾望都×ヤマザキマリ」対談のダイジェスト版も放映されております。

会期は5月29日まで。この内容で入館料わずか100円ですぞ。

同時開催の、浜口陽三記念室「南桂子―遠くをみる」と、萩原英雄記念室「ギリシャ神話への眼差し」も良いのでお観逃しなく。こちらは7月18日まで。

余談ですが、Eは本を読むのがたいそう早いのでございます。
どんなに長い小説もマンガも、一度読み始めたら最後まで一気読みせねば気がすまぬのじゃ。

しかし唯一最後まで読めなかったのが、萩尾望都の「残酷な神が支配する」(SFではありませぬ)
テーマがあまりに重く痛々しく、途中からどうしても読み進めることが出来なかったのじゃ。
なので未だに結末を知らないのでございます。

その他、昨日は午前中にも展覧会を観たのでございますが、長くなるのでまた後日。

★おまけ画像

おひとりさま中華バイキングランチ。
ほぼ貸切状態で写真撮りまくりw


食べるのじゃ食べるのじゃ。


食べ放題では全種類制覇はオヤクソク。
写真はごく一部ですが、もちろん全種類制覇。自他共に認める大食い大王なのじゃ。


デザートでシメかと思いきや、更に豚角煮丼でシメ、最後はラーメンでシメるという(何回シメるのじゃ~・ばきっ)


ごちそうさまでした。