ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「旅するルイ・ヴィトン」(旅するルイ・ヴィトン特設会場)

2016年05月21日 23時57分30秒 | 展覧会・美術関連

前回の日記の続きでございます。
一昨日の午前中は、「空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン」へまいりましたのじゃ。
http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/heritage-savoir-faire/tokyo-expo#/article
(会場内写真撮影可)


ブランド物に全く興味はござりませぬが、かような展示を観るのは大好きなのでございます。

10章の構成で、1854年から現在までのルイ・ヴィトンの軌跡を辿る旅となっております。

★PART1「1906年」
ガストン・ルイ・ヴィトンが所有していた1906年のトランクがお出迎え。


★PART2「木材」
壁も床も木で覆われた部屋に、木工用具や創業当時の工房の写真など。
右に見えるのは・・・クールベではありませぬかぁぁ!


★PART3「クラシックなトランク」
様々な用途に適した様々なトランクがずら~り。


★PART4「旅の創造」
旅の多様化に合わせ、様々な製品が出てまいります。
砂漠や、ヨット、自動車、飛行機、列車の旅を舞台にした展示が楽し~い。
列車の窓はスクリーンになっていて、風景が流れていくのでございます。


★PART5「ウール・ダプサンズ(余暇の時間)」
書斎の如き空間に、デスクトランクなど書に関連したもの色々。


★PART6「絵画用トランク」
ルイ・ヴィトンの製品を一新する為、様々なアーティストが招かれているのでございます。
わたくしの苦手な(失礼)村上隆とのコラボレーション。


★PART7「興味深いトランク」
1900年からガストン・ルイ・ヴィトンが蒐集した、様々な時代のトランクやチェストやケースのコレクションがずら~り。
ひとつひとつが興味深うござります。


★PART8「ファッションとビューティー」
シャンデリアも下る部屋、セレブご愛用だった品々に興味津々。


キャサリン・ヘプバーンが着用したドレスと、所有したとされるワードロープ・トランク。


エリザベス・テイラーが着用したアフタヌーンドレス可愛い。
着てみたいぞよ~。


グレタ・ガルボが所有したとされる靴用トランクと着用したイブニングガウンや、ローレン・バコール所有の各種トランクなどもございました。

1927年にヴィトン初のフレグランス誕生。香水瓶やデザイン画色々。


メンズコレクションも色々ござりました。

★PART9「ミュージックルーム」
スペシャルオーダーの楽器ケースも色々。ヴァイオリンケース欲しい。


★PART10「インスピレーションの国、日本」
日本との繋がりも深うございます。

ヴィトンのモノグラムは日本の家紋をモチーフにしたと聞いておりますが、成程かようなものもコレクションしてるのですな。


茶道具トランクまで作っちゃいましたか~。右の赤いのは海老蔵の歌舞伎道具ケース。


手前のトランク、板垣退助が所有していたとは驚愕。奥は白洲次郎所有のバッグとトランク。


草間彌生のコラボバッグなどもあるのよ。


フランスのアトリエの職人さんのデモンストレーションもございます。


個々の写真を載せるとキリがないゆえ、大雑把な写真しか載せませんでしたが、1つ1つが興味深く、ルイ・ヴィトンの底力を感じる充実した展覧会でありました。

これで入場料もオーディオガイド貸出しも無料とは、さすが天下のヴィトン。
カラーの素敵パンフレットやポスターも下さります。
無料シャトルバスが赤坂見附駅と松屋銀座店前からも運行など、至れり尽くせり。


会期は6月19日まで。
平日昼間でもけっこう混雑しておりましたゆえ、いらっしゃる方はお早目に。

月曜休館なのよ。一度、月曜日に行った阿呆は・・・


★おまけ画像

お伴のEはブランドバッグはひとつも持ってはおりませぬ。
が、わたくしはヴィトンのアンティークトランクを持ってますのよ。おほほほほ~


(E:ウソです。これは以前「前田勝介 個展」で購入した、ヴィトンのトランクを模したペーパークラフトです)