ウェネトさまの館

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ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

ビーズ つなぐ かざる みせる(松濤美術館)

2023年01月07日 20時05分56秒 | 展覧会・美術関連

前々回のブログの続きでございます。

Bunkamuraギャラリーの後、渋谷区立松濤美術館「ビーズ ―つなぐ かざる みせる」を観ましたのじゃ。
https://shoto-museum.jp/exhibitions/198beads/
(一部の作品以外は写真撮影可)

国立民族学博物館コレクションを中心に、古今東西のビーズが大集結。
ビーズは身近なものじゃし、興味津々だったのでございます。

構成は以下の通り。
指定の古代のビーズ以外は写真撮影OKじゃったゆえ、写真もたくさん載せるぞよ。

まずはお2階。第1会場からじゃ。

【ビーズとは何か】

《育児用お守り》南アフリカ、民族:コーサ、材質:注射器のカバー


 
【多様な素材】

★植物
★卵殻
★貝
★歯・牙
★土・虫・サンゴ・鳥の羽根
《首飾り》ブラジル、民族:ウルプ


 
★骨・ツメ・ウロコ
《壁飾り》ブラジル、材質:ピラルクのうろこ


 
★金属

【あゆみ】

★貝の道
《イス(神像付き)》パプアニューギニア、民族:イアトムル


 
★石の道
《首飾り》インド、材質:カーネリアン、ガラス

《頭飾り》インド、材質:トルコ石


 
★ガラスの道
・古代オリエント
《ミイラのビーズマスク》エジプト、材質:ファイアンスビーズ


 
・ヴェネツィアンビーズ
上《シェブロンビーズ》/下《シェブロンケイン(6層青)》イタリア


 
・江戸とんぼ玉

・アイヌ玉
《首飾り》北海道、民族:アイヌ


 
【つくる】

《人像(ビーズ製)》ナイジェリア、民族:ヨルバ、材質:ガラス

《ビーズの原石 》《石材の剥離成形用ハンマー》《成形段階の石材》など。インド

《ダチョウの卵殻》ナミビア、民族:サン


 
お次は地下。第2会場へまいるぞよ。

【ビーズで世界一周】

★オセアニア
《首飾り》フィジー、材質:シャチの歯


 
★中央・南アメリカ
《頭飾り》ブラジル、材質:ミドリコンゴウインコ


 
★北アメリカ
《女性用衣装》デンマーク グリーンランド、民族:イヌイット(カラーリット)

《靴》アメリカ合衆国、民族:平原地域原住民(推定)、材質:ヤマアラシのとげ


 
★ヨーロッパ
《ボンネット》チェコ


 
★アフリカ
《女性用婚礼衣装》南アフリカ、民族:ズールー

《仮面》コンゴ民主共和国、民族:クバ、材質:ハナビラダカラ、ビーズ、羽根、ラフィア(ヤシ)

《儀礼用衣装一式》コンゴ民主共和国、民族:クバ

《コルセット》南スーダン、民族:ディンカ、材質:ガラス


 
★北アフリカ・西アジア
左《首飾り》イエメン/右《首飾り》サウジアラビア、民族:アラブ


 
★南アジア
《首長用帽子》インド、民族:トゥンガル、材質:ジュズダマ、トウアズキ

《頭飾り》パキスタン、民族:カラーシャ、材質:ハナビラダカラ、キイロダカラ、ビーズ、ボタン、鎖、毛糸、刺繍糸など


 
★東南アジア
《未婚女性の衣装》タイ、民族:アカ、材質:ガラス、タカラガイ


 
★東アジア(台湾)
《女性用衣装》台湾、民族:パイワン、材質:ガラス


 
★日本
《玉飾り》鹿児島県

《ビーズバッグ》


 
【グローバル時代のビーズ】
《織機》日本、材質:ガラス、制作者:佐古孝子

《絵画「乳搾りの女」》ナイジェリア、制作者:ジモ・プライモー

ワイヤー・ビーズのコーナー

《ワイヤー・ビーズ(カバ)》日本、材質:ガラス

《ワイヤー・ビーズ(クドゥ)》南アフリカ、材質:ガラス、制作者:ティナーシェ・マディロ

《ワイヤー・ビーズ(ミーアキャットの家族)》日本、材質:ガラス


 
多種多様なビーズを観られ、ビーズについて色々知る事もでき、たいそう楽しゅうござりました。
殆どの作品が写真撮影可なのも嬉しかったしの。

国立民族学博物館は一度も行った事ござりませぬが、機会があったら行ってみたいものよのぅ。
会期は1月15日まで。

余談になりまするが、お供のEは以前よく海外を旅しておって、東南アジアやメキシコなどで、ビーズの小物も色々買いましたのじゃ。
その中から、ベトナムで買ったビーズバッグを載せておこうかの。

緻密なビーズ刺繍が繊細で美しいのに、当時は信じられぬほどお安くて、ベトナムに行くたびに色々買ったのじゃが、殆ど友人知人へのお土産にしたからの、手元にあるのはこの2つだけなのじゃ。

左側の黒いバッグは、みっしり総ビーズでずっしり重いゆえ、めったに使わぬようじゃが、着物を着た時などたまに持っておるようじゃよ。

この日もうひとつ観た展覧会の話は、またまた後日。・・・たぶん

★おまけ話
本日1月7日は、2023年最初の満月でございます。
1月の満月は「ウルフムーン」と呼ばれておるのじゃ。綺麗に見えておるぞよ。