展覧会お出かけ日記は、行ったその日か次の日くらいに書かないと、もう書きそびれてしまうのでございます。
で、国立新美術館「ニキ・ド・サンファル展」も先月末に行って感動するも書きそびれましたが、やはりお出かけ記録に残しておこうと今更書くのでございます。
http://www.niki2015.jp/
お伴のEは、かつて那須高原にあったニキ美術館を2010年8月に訪れたそうな。
ニキの作品の数々といい、緑に囲まれた環境といい、たいそう素敵楽しい美術館だったのに、その後すぐに閉館してしまい、涙にくれたそうでございます。
その後、多摩センターのベネッセビル前でニキ作品を観て以来お目にかかってなかったゆえ、今回の大回顧展はたいそう楽しみにしておったのじゃ。
こちら以前にベネッセビル前で撮った作品。
ニキの生誕85年目の大回顧展、初期からの作品が約150点どど~んと展示で大興奮。
構成は以下の通り。
1.アンファン・テリブル ―反抗するアーティスト
2.女たちという問題
3.あるカップル
4.ニキとヨーコ ―日本との出会い
5.精神世界へ
6.タロット・ガーデン
展示室に入るとまず、ライフルを構えたニキの映像が円形の画面に映し出されております。
右からも左からもどの位置から観ても、銃口がわたくしを狙って見えるのが不思議じゃ。
ニキといえばカラフルで楽しい作品のイメージでしたが、初期はかなり病んでおり、銃をバンバンぶっ放す射撃絵画と映像に驚愕でございます。
友人の妊娠をきっかけに「ナナ」シリーズが誕生、作風は劇的に変化。
恋人であるジャン・ティンゲリーとの関係から生まれた作品や、共同制作の作品も。
そしてヨーコ(増田静江・ニキ美術館の創立者)と出会い、日本を訪れ京都の仏像に衝撃を受け、精神世界に繋がった作品を制作。
そんな第5章と6章がたいそうツボじゃ。
第5章、《ガネーシャ》や《ギルガメシュ》などお気に入り多数。
3m以上もある《ブッダ》は定位置からのみ撮影可。後ろ側も撮れないのが残念じゃ。
モザイクのように嵌め込まれた天然石や色ガラスやセラミックがキラキラ。
9月の平日に行った時は他に誰もおらず、独り占め状態でありました。
《トエリス―カバのランプ(黒)》をニキ美術館で観てたいそう気に入っていたEは、再会に涙。
トエリスは古代エジプトの豊穣の女神で、わたくしのお友達でございます。
ワニの背と尻尾に獅子の手足、カラフルな水玉衣装、背中に並んだ電球も光っております。
ぽっこり出たお腹と、斜めに出した足の表情もキュート。連れ帰りたいものよのぅ。
撮影不可ゆえ、ニキ美術館で買ったハガキのお写真をば。
2mを超える金のトエリスが今回いなかったのは残念でございます。
第6章のタロット・ガーデンは、イタリアのトスカーナ地方にあるニキの彫刻庭園で、ガイドブックにも掲載されず、ニキの意向により限られた期間の1日数時間のみしか開園されないとか。
庭園には22枚の大アルカナと呼ばれるタロットカードをテーマにした大彫刻群が設置され、特に一番大きい《女帝》の内部は鏡で覆われ、部屋中キランキラン。
ベッドも置かれ、ニキはここに寝泊まりして制作を続けたそうな。
素晴らしく楽しそうな映像を観て、行ってみたくてジタバタ。
いつか行けるとよいのぅ。
最後に展示の《翼を広げたフクロウの椅子》は、ニキ美術館では座る事ができましたぞ。
会期は12月14日まで。お勧めですのでぜひ。
★おまけ画像
今朝ファミマでゲットした結弦くんクリアファイル3種。
キシリトールガム3つ購入すると、1枚頂けるのじゃ。
サンクスとミニストップ限定のも欲しいぞよ~!
ちなみにわたくし、ガムが嫌いなのはここだけの秘密でござります。あはは(滝汗)
★おまけ画像・追記
サンクス限定の2種もゲット~。
しかしミニストップの限定1種が入手できず(涙)
でも・・・ガム嫌いなのに、どうするのじゃこんなにーーー(滝汗)