ウェネトさまの館

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ビスうさ・ウェネトと申します。
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「沈黙の劇場」(GALERIE Malle)&「田園詩 秋の捧げもの」(画廊珈琲Zaroff)

2017年11月12日 05時45分13秒 | 展覧会・美術関連

前回の日記の続きの、2つのギャラリー話でございます。
どちらも好きな作家が多数参加で、素敵なグループ展だったのじゃ。
 
まずは、恵比寿のギャラリーまぁる「Theatre Silence 沈黙の劇場」
http://galeriemalle.jp/archives/5732


 
 
北見隆、MAGIERA (Candle Studio)、村松桂、山本じん、吉村眸、サロン・Yが参加。 
展示室には、黒いソファに山本裕子の手のペン画作品がプリントされたクッションなども置かれ、“沈黙の劇場”な雰囲気を高めているのでございます。
 
北見隆は、道化師がテーマのアクリル画3点と、木と粘土によるオブジェが2点。
 
Candle Studio MAGIERAは、キャンドルや、蝋を素材としたオブジェ色々。
 
村松桂は、デジタルピグメントプリント3点とゼラチンシルバープリント4点、好みでございます。
 
山本じんは、銅版画と、紙や羊皮紙に銀筆で描いた作品など。
DM(撮影は村松桂)にもなっている作品は、鉛と纏足靴(!)のオブジェ。


 
 
吉村眸は、静謐で優しい作風が好きでして、今回は針金なども用いた大きめ人形もございます。
 
サロン・Yの、直径5cmほどの小さな円形の細密な銀筆画6点がツボ。
特に、鳥の《ささやき》と、トゥシューズの《幕前》お気に入りでありました。
 
会期は11月19日まで。
 
そして、初台の画廊珈琲ザロフ「田園詩-秋の捧げもの」へ。
http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_2nd/20171109/index.html


 
 
影山多栄子、くるはらきみ、野村直子、横田沙夜、LIENが参加。
2階の展示室に入った途端、いつものザロフとは違った明るく可愛い雰囲気に、頬も緩むのでございます。
 
影山多栄子は、静かな表情のドール4点、いずれもお気に入り。
《赤ずきん》《落葉うさぎ》《木の実の森》は人間顔ですが、《秋の田園詩》は、スラリとしたボディの上に乗った頭がシカ頭で、細かい手仕事のドレスも隅々まで素敵。
影山作品で動物頭は初めて観ましたが、たいそう心惹かれ、若林哲博の『旅のサーカス』の物語を思い出したりもしたのでございます。
 
くるはらきみも大好きな作家。
油彩の《実りの季節》は、洋梨のお部屋と少女たちも、洋梨形の自作の額も本当に可愛く、連れ帰りたくてジタバタ。
ドールの《収穫祭》は、ドールも凝った衣装も愛らしく、ケルト模様の台も素敵。
 
野村直子は、DMやポスター(上の写真)になっている鉛筆・ガッシュの《約束の叢で待つルグリ》と、ガッシュの《お昼寝》の2点。
 
横田沙夜は、水彩画6点。
女の子が子熊を抱いている楕円形の《おやすみこぐま》、可愛いのぅ。
 
LIENは様々なぬいぐるみで、作品名と共に描かれたイラストも楽しゅうござります。
大きな目の不思議な生き物《Acacia(アカシア)》がお気に入り。
 
会期は11月21日まで。
 
そして、前回の三塩佳晴展でお迎えした木口木版+彩色の《ドードー鳥と書物》を連れ帰ったのでありました。
 
さて、恵比寿で、たいやきソフトを食べるべくたいやきひいらぎへ行ったらば、今年はもう終わったとの事でガックリ。
そういえば冬に食べた事なかったので気付かんかったが、季節モノだったのじゃな。
 
で、ミニストップでなめらかプリンパフェをば。
おかわりしようと思うたが、両隣にお客がおったゆえ自重したのでございます。エヘ