昨日のNHKの、“ダーウィンが来た”をご覧になっただろうか?
日本に生息している、ナゲナワグモの不思議を記録したもの。
普通ののクモは、クモの糸でクモの巣を張る。
そして、昆虫がやってくるのを待つ。
しかし、ナゲナワグモは巣を張らない。
投げ縄を使うのだ。
投げ縄といっても、実際になちょっと違う。
投げ玉といった方が正しい。
ナゲナワグモは、蛾(ガ)だけをえさにするのだ。
一般のクモの巣には、蛾はかからない。
理由は、蛾の羽には羽粉があり、クモの巣にを壊すだけで、かからない。
しかし、ナゲナワグモの作る投げ玉には、この羽粉をを溶かす力があり、この投げ玉が蛾をを捕らえるのだ。
ナゲナワグモが投げ玉を円形状に振るさまが実に面白い。
木にしっかりとしがみついた腰の曲がった老人がな玉がついた糸を回転させているようだ。
蛾が近づくと、蛾の動きに合わせて回転させる。
その玉が瞬間、蛾の羽につくと、その老人は直ぐに糸を伝って、えさを確保しに行く。
しかし、この老人は蛾しか食べない。
運悪く、蛾がいなければ死んでしまう。
寿命は1年。
その時期が近づくと、投げ玉の糸とは違う細くて金色の糸を出し、そこに卵を産む。
さらにその卵を守るようにしっかりと金の糸で巻く。
それだけではない。
金色では目立つために、その糸を茶色に染める。
そして、自分の最後はその卵に寄り添うように、静かに死ぬのだ。
まさに、自分の魂を卵に移すように。
こんな小さな昆虫が、こんな複雑な子孫保存の仕組みを、どのように記憶したのだろうかと思う。
脳があるわけではない。
本能があるだけ。
本能、これこそが魂。
日本に生息している、ナゲナワグモの不思議を記録したもの。
普通ののクモは、クモの糸でクモの巣を張る。
そして、昆虫がやってくるのを待つ。
しかし、ナゲナワグモは巣を張らない。
投げ縄を使うのだ。
投げ縄といっても、実際になちょっと違う。
投げ玉といった方が正しい。
ナゲナワグモは、蛾(ガ)だけをえさにするのだ。
一般のクモの巣には、蛾はかからない。
理由は、蛾の羽には羽粉があり、クモの巣にを壊すだけで、かからない。
しかし、ナゲナワグモの作る投げ玉には、この羽粉をを溶かす力があり、この投げ玉が蛾をを捕らえるのだ。
ナゲナワグモが投げ玉を円形状に振るさまが実に面白い。
木にしっかりとしがみついた腰の曲がった老人がな玉がついた糸を回転させているようだ。
蛾が近づくと、蛾の動きに合わせて回転させる。
その玉が瞬間、蛾の羽につくと、その老人は直ぐに糸を伝って、えさを確保しに行く。
しかし、この老人は蛾しか食べない。
運悪く、蛾がいなければ死んでしまう。
寿命は1年。
その時期が近づくと、投げ玉の糸とは違う細くて金色の糸を出し、そこに卵を産む。
さらにその卵を守るようにしっかりと金の糸で巻く。
それだけではない。
金色では目立つために、その糸を茶色に染める。
そして、自分の最後はその卵に寄り添うように、静かに死ぬのだ。
まさに、自分の魂を卵に移すように。
こんな小さな昆虫が、こんな複雑な子孫保存の仕組みを、どのように記憶したのだろうかと思う。
脳があるわけではない。
本能があるだけ。
本能、これこそが魂。