自由と忘れることの大切さ

神は我々に自由を与えた。
自由ならばこそ、自分を磨けるのである。

我々のカルマはどのように運命に影響するのであろうか？
今行った行動が仮に、すぐに運命となって返ってくるとしたら、我々人間はどのような行動をとるだろうか？

ある行動をする。
その行動の判定を神からいただく。
間違いだったら、厳しい運命が待っているとしたら、人は自由に行動するだろうか？
神の顔色を見ながら行動する人間になり、そこに自由の裁量などない。
だから、神は一つの行動や考えに対し、いつ、判定を下すのかわからせないのだ。

もう一つ大事なことがある。
神は、我々に忘れるということも与えてくれた。
ある過ちをしたとして、その判定が悪かったとしたら、悔い改めて再出発できる仕組みである。
くよくよせずに、再出発するためには忘れるという機能は大事なことである。

基本的には魂自身はすべてのことを記憶しているが、生まれ変わった時点で、過去世の記憶をリセットするのである。

ただし、過去世で相当修行を積んだ人の魂は、現世で過去世を思い出せることもある。