人の運命に働く惑星の役割

カルマによる運命の影響は、この宇宙のあらゆる方向から魂に返ってくるが、
宇宙に無数に存在する星の中でも、地球に近い場所にある太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星は我々のカルマの反応を送り返す上で、とても重要な役割を果たしている。

また、これらの７つの惑星とは別に、太陽と月の軌道の北の交点にラーフ、南の交点にケートゥと呼ばれる擬似惑星があり、人間のカルマの波動を認識して、人間の運命に影響を与える。

神はこれらの惑星に、神に代わってカルマと運命の法則を実行するのに必要な意識を与えている。

だから、これらの惑星は我々のカルマの波動をデータとして認識し、運命の波動に変換することができる。

世界中の何十億人という人々が毎日神に向かって祈りをささげ、健康やお金、子供が授かるようになど、いろいろな願い事をしている。

しかし、残念ながら、神がそのような願いに応えることはない。
だが、非常にまれなことだが、もしも、宇宙に対する献身的なな心で、自分のエゴを１００パーセント完全に手放している人であったなら、宇宙（神）は、その人を助けるように活動し始める。

宇宙はカルマと運命の法則にしたがって、欲望を手放した魂にはその最終目的である悟りを、欲望を持つ者にはそれに応じたさまざまな物質の獲得を援助するように働く。

何か欲しいものやこうなりたいという人生の夢があったときに、宇宙はその人の願っている事柄に関係する環境を用意することができる。

その用意された環境の中で、成功するかしないかは、その人の持つカルマの影響による。

宇宙は海のようなもの

この宇宙はまるで意識というエネルギーでできた海のようなもの。

宇宙自体が完全に自覚を持っている。

地球にある海水の一滴一滴は、お互いがどのくらい離れていても、すべての海水と結びついて一つの海洋となって機能している。

それと同様に、宇宙のあらゆる部分は、宇宙の別の地域とも意識でつながっている。

それは池などの静まった水面に石を投げ込むと、波紋が広がり岸や岩などにあたり、その波紋は石が落ちた場所に戻ってくるのと同じように、この世でのすべての人間の肉体的な行動や精神的態度は、微妙な波動となって体の外側へ発していく。

そして、それぞれの行いの波動は、宇宙全体に広がり、惑星に当たり、波動の発生源である自分の魂の元へ返ってくる。

このとき惑星がカルマを魂のところに跳ね返す反射体となっているため、惑星は我々の運命に影響を与える重要な役割を盛っている。

我々の思考と行動の波動が宇宙と惑星に向かうとき、これをカルマ（行い）と呼ぶ。
そして、園は動画自分自身の元に返ってくるときを、バッギャ（運命）と呼ぶ。