
昔、宮城県丸森町には山伏のいる修験寺がたくさんありました
駒場滝不動尊境内にある愛敬院(あいきょういん)もその一つです
一の鳥居と二の鳥居
仁王門と阿形・吽形の仁王像
「猫神様」の石碑
丸森は養蚕が盛んだったので、蚕の大敵のネズミを駆除してくれる猫を大切にして、猫神として祀っていたそうです
丸森には猫神様の石碑がたくさんあります
「草木塔」の石碑
私たちの命と暮らしを支えてくれる草木に感謝の気持ちを込めて…
本堂の前まで進むと、平成8年に建立された狛犬がいました
阿像は玉取り、吽像は子取り
まだまだ新しい狛犬たちですが、体の割りに頭が大きくて、愛嬌のある顔がかわいらしく…
愛敬院は本山修験宗のお寺、本堂には不動明王が祀られています
境内にはヒメシャガが群生しています
少し時期が遅くて満開は過ぎていましたが、優しい緑と淡い紫色がもうあちらこちらに…
ヒメシャガはシャガと違って、実がなり種ができます
境内のすぐ脇を内川が流れています
大きな岩や石がゴロゴロしている渓流の眺めがすばらしく、山奥の秘境に紛れ込んだような雰囲気です
愛敬院は、修験の寺院として古くからの伝統である山岳修行を今も継承しているそうです
毎年5月には一般参加者を募って、山伏修行体験を行っているとか
境内の内川沿いは不動尊公園として整備されていて、散策しながら四季折々の花を楽しむことができます
お寺なのに、鳥居があって狛犬がいます
山伏が厳しい修行をするお寺なのに、優しげなヒメシャガが至るところに咲いています
アンバランスなようで、でも不思議と気持ちが落ち着くのは、ここが大自然に包まれている場所だからなんだと思いました
2025.5.22
私もお詣りしてから川沿いを歩いてて、あれっ、ここは昔に子どもたちと来たことがある!川遊びをして滝を見た!と、記憶がよみがえってきたんです。キャンプ場の方です。あの頃は川の反対側にお寺があるなんて全然知りませんでした。
昔々なつかしいですね…