
御刀神社(みとうじんじゃ)は、南相馬市鹿島区に鎮座する神社
行方郡延喜式式内社八座のうちの一座ですから、由緒ある神社です
震災時の大津波で鳥居や社殿、境内社などが流され、鎮守の森だけがかろうじて残りました
真新しい鳥居が建ってます
近隣に民家は見当たりません、神社の西側に1軒だけ…
御刀神社は「剣」を祀る神社で、御祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)
現在は、木立の中に小さな石祠が建てられています
もともとの社殿の跡地…
大神宮石碑と境内社・八坂神社
西隣のおじさんが出てきて、当時の話をいろいろ教えてくれました
神社のこの木が津波の瓦礫を止めてくれたおかげで、家はなんとか助かったんだ
この辺りにも、あっちの方にも何十軒も家があったんだけど、今はなんにもなくなった
何百年も昔からの大きな木は残ったけど、何十年か前に植えたような木は、みんな根こそぎ流された
なんでオメんちだけ助かったんだ!って言われるけど、家は昔から神社を大事にしてたからね
津波んとき、家の2階は無事だったけど、1階は津波でぶち抜けた
家族で避難してたけど水が引いてから家にもどったら、1階の床の間にこの狛犬がいて、びっくりしたのなんのって…
海岸線まで約1.8km、視界を遮るものはなにもありません
鎮守の森の入口あたりに、ひっそりと狛犬が置かれていました
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