海猫の宝物

人生を豊かにする冒険を求めて

フランス旅行記 2012.11 (5日目 ルーヴル美術館/ヴェルサイユ宮殿)  No.7

2014-08-06 00:16:12 | 海外旅行
どこまで続くのか、キラキラのヴェルサイユ宮殿内に圧倒され
凄い物をみたとようやく外に出た時、なんだか少し落ち着いた気がした。。

毎日綺麗にお手入れして派手に着飾り、輝くものばかりを見ていればどうだろう・・。
時々自然な風景に戻りたくなったり楽な服を着たりしたくならないかな? 







ルイ16世の王妃マリー・アントワネットが好んで田舎の田園風景の中で
時間を過ごしていたことをご存知の方もいらっしゃいますよね
今回、時間がなくてもどうしても訪れてみたかったのが、
王妃が過ごしたという同じ敷地内でも遠く離れたプチ・トリアノンという離宮です

(プチトリアノンは離宮で、それとは別にル アモーという村里が存在し、
ここで王妃は田園生活ごっこを楽しんだと言われています。)

プチ・トリアノンへは宮殿から出発するプチトランで行くことが出来るのですが
デコボコの石畳の道を4台連なって進むのであまり速度はでません

途中羊たちが見えたりしてのどかでしたよ


プチトランがまず最初に停まるのはルイ14世が貴賤結婚であったマントノン夫人と暮らす為に建てた
グラン・トリアノンで、敷地内を流れる運河の北側にある。

残念ながらここに行く時間は残されていなかった為、やむなく断念!

その次がプチ・トリアノンです

プチ・トリアノン

柵の向こう側にこじんまりとした離宮が佇んでいます

プチ・トリアノンは元々はルイ15世とポンパドゥール婦人の為に建てられたお屋敷でしたが
後に王妃マリー・アントワネットがこの場所を非常に気に入り、
ここで恋人との長閑な生活を送っていました。

中庭を通って建物の中を見学に行きます


白で統一された落ち着いた部屋。

白い壁に赤いカーテンが可愛らしい。

小ぶりなシャンデリアがお部屋内を華やかにしています

ピアノ(良く見るとチェンバロのよう)やハープ等の楽器がある部屋。

落ち着いたデザインの暖炉の跡

寝室

堅苦しい宮殿にうんざりしたといっても、離宮もとっても広いお屋敷なのです
たくさんの部屋がありました
ただ、どの部屋も宮殿の煌びやかに埋め尽くされた空間とは違った
可愛らしいながらも素朴で落ち着ける雰囲気で統一されていました
ちょっと疲れたらこっちに来たいな~なんて気持ち、
分からなくもないような気がしますね

窓から見える田園風景。
っん?あんなところにガゼボが見える

階段を下りて外に出て近くに行ってみましょう



お屋敷から少し離れて、なんとも可愛らしい雰囲気のガゼボ

近づいて行き、ふと後ろを振り返ってみると、こんな景色が見えました
私が画家ならこの景色、描いてみたいかも。。

楽しそうに話すマリー・アントワネットと恋人が現れそうです。

煌びやかな宮殿を離れて自然に帰り、恋人との会話を楽しむマリー・アントワネット
子供のような年齢から自分の意志とは関係なく、富を拒む権利も無く
栄光を手に入れた王妃も、心の中は恋をする普通の女の子だったのかもしれませんね。


(想像が盛り上がるタイプですみません


本当にギリギリだったがなんとか目的を果たした
後はお屋敷前で最終のプチトランに拾ってもらうのを待ち、パリに戻るだけだ
これを逃してしまうと広い敷地内を歩いて帰る羽目になる為、注意が必要です

プチトランは最後に大運河 Grand Canalに立ち寄った後、敷地内を1周して
宮殿に戻ります

もう日は暮れかけて、宮殿の中を暖色系の明かりが照らし始めていました。


ライトアップされたヴェルサイユ宮殿の正門
夜の方が雰囲気が出ますねとっても綺麗です





こうして無事5日目も何とか最低限の目標を達成することが出来ました
有難う(誰に言ってるんでしょうか)

もうクッタクタの私と母はルーヴルの地下のフードコートで
手っ取り早くマック食べて、さっさと帰って眠りにつきました



~ フランス旅行記 2012.11 (5日目 ルーヴル美術館/ヴェルサイユ宮殿) No.1~7 終わり ~




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4 コメント

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Unknown (リフィ)
2014-08-06 01:49:22
庭園素敵ですよね
昔はオランジェリーと言われオレンジの木が匂い消しに植えられていたようですが今もあるのでしょうか・・・

はぁ~~~プチトリアノンうらやましいですっ
ここにあるマリーアントワネットの一番有名な青いドレスで薔薇をもつ肖像画が見たかったです~っ

マリーアントワネットのハープ、わぁっ
見たいですっ 作曲も1曲くらいやっていたようです
よこのはグラウさんかチェンバロですね、当時の物なのでしょうか、その音色を聴きたいです

このプチトリアノンにはお気に入りだけ出入りを許して小森他貴族の反感を買い反王党派をつくるきっかけにもなるという・・・歴史とはなんとも悲しい話です

窓から見えるガゼボは愛の神殿ですね、ここでこっそり恋人のハンス・アクセル・フォン・フェルセンとあいびきを。
って丸見えじゃないですかコレ!!!???

本当にマリーアントワネットはハプスブルク家の皇女
生まれながらの女王にしてやはり無垢で無邪気な女の子だったと思います
この地位は彼女には不幸にしかならなかったのでしょうね
そう思うと悲しいです

マリーアントワネットの田園生活ですが実はここではなく、もっとさらにずっと奥にある女王の村(アモー)です。

沼がつくられ 水車小屋もあり本物の農村民も連れてきて
鴨や家畜も離して・・・
まさに田舎の村が作り上げられているのです。

ライトアップされた宮殿美しいです

急ぎ観光は疲れますよね
ルーヴルにヴェルサイユだなんて・・・
お疲れ様でした

返信する
リフィさん (ジェラ)
2014-08-06 17:25:26
はぁあ~
マリーアントワネットの肖像画撮って来なかったです~
m(_ _)mm(_ _)m
もしかしたら動画の方で撮ってしまったかなぁ~
ハープって神秘的ですよね
ちょっと習ってみたいですがなかなか教室がありません
横のは大分小さくて形も良く見るとチェンバロっぽいですねリフィさん、なんでも細かい部分までちゃんと見られてますね
チェンバロってピアノやってても手首も動かさないし鍵盤も逆で狭い分2段もあるので、全く出来る気がしません
マリー・アントワネット、お気に入りだけ出入りを許して半引き籠り状態になっちゃったんですよね
一応プレゼントした形の16世さえマリー・アントワネットの許可無しに入れなかっただとか随分な嫌われようで^^
しかしその維持費は一体どこから出てるのかしら?♪
ルアモーは今回もともと行けそうになかったので残念ながらお見送りでしたがやはり時間オーバーでした
(というか時間がなくてガゼボの下までも行けなかったのでは・・
またいつか戻って来る機会があればその時は1日使って是非行きたいです
しかしプチトラン等何もないしプチトリアノンから歩いていくしかないのでしょうか?
馬なら行けるのかな・・でも高くつきますね^^
歩くと結構遠そうだし15-20分ぐらいは掛かりそうですよね
(どうしても歩こうとしない老人ジェラです)
たしかに本当の田園生活はトリアノンではなくルアモーでした
田舎暮らしとでも書くべきでしたね(失礼しました)なんだかマリーアントワネットが田園を愛してた!と強調したくて^^
しかし自分では土も触らなかったというマリーアントワネットは、汚れ仕事はせず田園の空気を楽しむやはりお姫様ですよね
私なんか最近ガーデニングで泥まみれになって、クモとかも触れるようになっちゃったよ~
返信する
Unknown (リフィ)
2014-08-06 19:16:54
アモーはやはり時間切れだったのですね

文章理解力が無くてすみません!!!
プチ・トリアノンをアニメや漫画、写真でしか知らない私はトリアノンの辺りが田舎と言うイメージが無かった為、勘違いしてしまいました!
すみませんでした。

宮殿ではサイクリング出来るよう自転車が貸し出しされ
パスポート現物がないと借りられない様ですが
これでアモーまでサイクリングする人もいるそうですが
冬場は無いのかもされませんね。

チェンバロやグラウサン、実際に弾いたことも触ったこともありませんが ピアノとはまったく感覚が違いそうですね

2段とか 頭がこんがらがりそうです私!!

自身で土仕事をやらないのに田舎村を作ってしまうマリーアントワネット!!
しかし気持ちはよく分かります
私も結局 泥くらいは大丈夫ですが けっきょくの所、父任せになってます。最悪です!

ジェラさんお間忙しい中沢山書いてくださり本当にありがとうございましたっ!!!

今回行けないプチ・トリアノンも見させていただきまして

私の初の国外逃亡はいよいよ明後日に迫りました。
しかしよく考えると 入国審査!!!
本当に英語が出来ない私は強制送還させられないか不安でなりません!
あからさまに英語できません!!!
な団体ツアー客な私はなんとかなるのでしょうか…

滞在ホテル聞かれたらメモった紙見せるとか
そんなんじゃダメなんでしょうか…

一応ダメもとで聞かれそうなことと受け答えの言葉を覚えるつもりですが
耳で聞いておかないと
いざ言われてもわからないかもですね

送還させられたらそれはそれで楽しい飛行機旅ブログを書きます。
返信する
リフィさん (ジェラ)
2014-08-07 17:37:51
プチトリアノンが絶対目標で、あわよくばグラントリアノンに行けたらなぁ~ぐらいに考えてたので、
ルアモーは行きたいけど最初から半ば予定には入れれてませんでした
結果はグラントリアノンも全く無理な程カツカツでしたが
いいえ私こそ感違いしてて、ル アモーはガイドブックとかで知ってはいたけど、プチトリアノンぐらいから
ルアモーまでずっと田園風景というか畑風の景色が続いていて、プチトリアノンとルアモーでのマリーアントワネットの生活をひっくるめて田園生活ぐらいに勝手に思ってました
実際プチトリアノンの周りも裏口から出るとルアモーに続く道は一面緑や藪と小さな川ぐらいしかなかったものだから
また勝手に妄想癖が出たアフォなジェラです
なので正しく教えてくださって有難うございます
こちらも助かりました
しかしあの頃から自然に帰ろうブームが在ったっていうのが面白いですね
やっぱり毎日キラキラんの宮殿ばかり見て疲れちゃったのかな
ああ、自転車そういえば自転車で回ってる人見かけました
石畳がちょっと大変そうだけど、ル アモーに行くには便利なのかもしれませんね
私も過去は土いじりなんて面倒だし大嫌いだったけど、最近になって土のにおいに癒されるようになってきました
なんか休みの日の朝とかに自然~にお花の方に近寄って行く自分が滑稽です
(果たしてどこまで続くかなっ?
いよいよですね
きっと今頃わくわくとドキドキで一杯なんだろうな
とっても羨ましいです
入国審査は大丈夫です
やはり滞在先とか滞在日数とかぐらいで、
拍子抜けさせるような意外な質問なんて聞かれたことありません
3国でのお土産話楽しみにしております
気を付けて行って来てくださいね
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