
10月8日 水曜日。
大阪は雲ひとつない晴天で今日の赤い月を見ようとする人々にとっては
絶好の天体観察日和でした。

この日は仕事を早くあがって大阪で少し買い物をした後に帰宅。
都会でもビルの隙間にあらゆる角度から部分食が見えることに気付いたので
梅田から難波方向に向かって数駅歩いてみることにした。

デジカメやスマホカメラで月を撮影する人々の群れに紛れ込んで
私もiPhoneで一枚、上の写真を撮影。

この頃まだPM18:30頃だっただろうか・・。

向かって左下がはっきりとかけて見えますね。

大阪の中心地から約1時間、
自宅最寄駅についた頃には月が更に地球の陰に取り込まれていた。


ブラッドムーン


そう呼ぶと何か不吉なことが起こりそうな暗い印象を受けますが、
地球の大気を通過出来ない青い光に対して、
大気を通過する赤い光が地球の陰に入り込み、月面を赤く照らすという、
光の色の原理を知ると、なんだか神秘的ですね。


海の中では赤色は失われ、水深20mも超えた場所では
赤い物は鈍いチョコレート色のように見えます。
写真のうみうちわをご覧ください。

カメラのフラッシュを受けた手前のうみうちわと珊瑚は赤いですが、
奥に映るものは一面真っ青です。

こんな感じで何でも青暗く見えます。
海の中は青い光が支配する世界です。




しかし皆既食中の月は、青い光を置き去りにしてわずかに到達した赤い光が照らし、
その表面を赤黒く見せるのですね。



朝方や夕焼けに空が赤くなるのと同じ原理だそうです。
朝、東側の寝室に入り込む蜂蜜色の光や、夕方に見えるオレンジ色の空は大好きです。

Sunrise
My Room 晴れた春~秋の良い気候にこの光が入ると気持ちよく目が覚める。


Sunset
沖縄産のお気に入りのチャーム。(暗闇で光らせる為、光を集め中)













太陽光に含まれる赤色の反射を見ようと
帰宅後、自宅からこのブラッドムーンの撮影を試みました。


自宅に着く頃には月の上部を残してほとんどが陰に隠れ、
皆既月食が始まろうとしています。


なんだかワクワクしますね。









肉眼で見るともっと赤く見えたんだけどな~

写真で見ると影の部分の一番明るい写真でも
暗目のインカローズのように見えますね。

大きくて肉眼でもはっきりと見える月は
普段、天体観測等しない私でも天体の神秘を楽しむ機会を与えてくれました。

地球が月に大きな影を作るのは何とも不思議で神秘的です。



まだまだ天文学が確立されていなかった頃の人々が初めて欠ける月を見た時、
まさかそれが自分達の居る地球の陰によるものであるとは思いもしなかったでしょうね。


10月10日(金)
普段の姿に戻ったお月さま。

でもこの日は雲の向こうから輝いていました。



関係ないが色々と過去の写真を整理していると
2012.5.21の金環日食の時に撮影した写真も出てきたので Uploadします。

この時は雲がたくさんある中、隙間から
月をはめ込んだ太陽のキラキラリングが見えて
とてもロマンチックでした


~ 皆既月食 ~2014.10.8(水)終わり ~