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海猫の宝物

人生を豊かにする冒険を求めて

皆既月食 ~2014.10.8(水)

2014-10-11 03:21:45 | その他


10月8日 水曜日。

大阪は雲ひとつない晴天で今日の赤い月を見ようとする人々にとっては
絶好の天体観察日和でした。

この日は仕事を早くあがって大阪で少し買い物をした後に帰宅。
都会でもビルの隙間にあらゆる角度から部分食が見えることに気付いたので
梅田から難波方向に向かって数駅歩いてみることにした。

デジカメやスマホカメラで月を撮影する人々の群れに紛れ込んで
私もiPhoneで一枚、上の写真を撮影。
この頃まだPM18:30頃だっただろうか・・。

向かって左下がはっきりとかけて見えますね。

大阪の中心地から約1時間、
自宅最寄駅についた頃には月が更に地球の陰に取り込まれていた。



ブラッドムーン

そう呼ぶと何か不吉なことが起こりそうな暗い印象を受けますが、
地球の大気を通過出来ない青い光に対して、
大気を通過する赤い光が地球の陰に入り込み、月面を赤く照らすという、
光の色の原理を知ると、なんだか神秘的ですね。


大気とは違って水の分子には波長の長い赤い光が吸収されるため、
海の中では赤色は失われ、水深20mも超えた場所では
赤い物は鈍いチョコレート色のように見えます。

写真のうみうちわをご覧ください。
カメラのフラッシュを受けた手前のうみうちわと珊瑚は赤いですが、
奥に映るものは一面真っ青です。


こんな感じで何でも青暗く見えます。
海の中は青い光が支配する世界です。



しかし皆既食中の月は、青い光を置き去りにしてわずかに到達した赤い光が照らし、
その表面を赤黒く見せるのですね。

朝方や夕焼けに空が赤くなるのと同じ原理だそうです。
朝、東側の寝室に入り込む蜂蜜色の光や、夕方に見えるオレンジ色の空は大好きです。

Sunrise
My Room 晴れた春~秋の良い気候にこの光が入ると気持ちよく目が覚める。


Sunset
沖縄産のお気に入りのチャーム。(暗闇で光らせる為、光を集め中)



                                      

太陽光に含まれる赤色の反射を見ようと
帰宅後、自宅からこのブラッドムーンの撮影を試みました。
自宅に着く頃には月の上部を残してほとんどが陰に隠れ、
皆既月食が始まろうとしています。

なんだかワクワクしますね。










肉眼で見るともっと赤く見えたんだけどな~
写真で見ると影の部分の一番明るい写真でも
暗目のインカローズのように見えますね。

大きくて肉眼でもはっきりと見える月は
普段、天体観測等しない私でも天体の神秘を楽しむ機会を与えてくれました。

地球が月に大きな影を作るのは何とも不思議で神秘的です。
まだまだ天文学が確立されていなかった頃の人々が初めて欠ける月を見た時、
まさかそれが自分達の居る地球の陰によるものであるとは思いもしなかったでしょうね。

10月10日(金)
普段の姿に戻ったお月さま。
でもこの日は雲の向こうから輝いていました。



関係ないが色々と過去の写真を整理していると
2012.5.21の金環日食の時に撮影した写真も出てきたので Uploadします。
この時は雲がたくさんある中、隙間から
月をはめ込んだ太陽のキラキラリングが見えて
とてもロマンチックでした



          ~ 皆既月食 ~2014.10.8(水)終わり ~




呪われた血

2014-07-29 02:32:03 | その他

類は友を呼び、似た者同士を引き寄せる。
かくして人類はあらゆるタイプの人間に分類され、
遺伝は人々の人格・外見・性格に深く入り込み一人の人間を形成する・・。



皆さんはこのマークを見て何を思い浮かべるだろうか。



そう、これは有名なスポーツブランド、PUMAの動物ロゴである。



ピューマ(学名:Puma concolor)は、南アメリカ大陸のほぼ全域と北アメリカ大陸の広域に生息する、
ネコ目- ネコ科の大型肉食性哺乳類の一種(1種)。

私は2012年のパリ旅行の際、シャンゼリゼ大通りでこのPUMAのお店を見つけ、
次から次へと色が変わる外壁のライトアップが綺麗で、張り切って写真に収めた。



その写真がこちらだ。



実はPUMAではなく、有名ブランド カルティエのお店であったのだが、
なんと私は車道を挟んで反対側のこのお店をPUMAと見間違えていた!



良く考えるとこんな女の子らしくライトアップされたお店がPUMAな訳がないが
雰囲気に酔いしれる私のアフォな頭の中では、
”花の都パリではPUMAもこんなにおしゃれなのか~”といった具合に
都合良く処理されてしまっていた。

しかも良く見ると一般的に見かけるロゴとしてのPUMAは向きも逆。
何より後から写真で見返すとちゃんと壁にCartierと書いてあるではないか!


しかし、宝石よりサッカーファンの私はあのシャンゼリゼ大通りで遠目に見たあのお店を
完全にPUMAと思い込んだまま帰ってきた。

2年後にブロガーとなった私はパリ旅行記をUPし、PUMAではなくCartierだよ~☆と
お友達に教えてもらって、ようやく気が付いたのだ。
完全に忘れていたが2年後に思い返すと、当時の感違いのまま再びPUMAとして蘇る不要な記憶力!



皆さんは”くにお君”や”りき君”が活躍する”ダウンタウン”という昭和のゲームを
ご存知だろうか。



小学校時代、男子達の間で非常によく流行ったのを覚えている。

今回の感違いはこの昭和のゲーム”ダウンタウン”を間違って”ごっつええ感じ”と呼んでしまうのと
同じような失態である。

私が昔から天然なのは周囲の誰もが知っている事実である。。
しかしこの天然という踏襲の流れは、元はと言えばジェラ家にまつわる呪われた血に起因し
その起源は祖母の時代にまでさかのぼる。


もう15年程前の事。

当時の住宅で母・祖父母と3LDKに住んでいた私は自分の部屋を与えられていたが
習い事として続けていたピアノが部屋の大半を占領していた為、
夜は別の和室で母と共に眠っていた。

ある週末の朝8:00、祖母が私達の眠っている和室のふすまを開けて
私達に何かを話しかけている。
中学生だった自分は試験勉強明けの疲れからまだ少しうとうとしていたが
祖母と母の会話は以下のようなものだった。

祖母 : こらっ、いつまで寝てんの!^^
     おねえちゃん(私の叔母、母の姉)から電話が掛かってきたよ~!
     なんやおねえちゃんから、あれや、ええっと、ドカベンのDVDを借りる約束してるんやって?

母  : あぁ~(少し眠そうに)、おねえちゃんにDVDなんか借りるって話したっけなぁ~。(?)
     何のことやろ~?
     ハリーポッター私らも買ったし。



叔母との電話でハリーポッターをいつの間にかドカベンと置き換えた祖母にも驚いたが、
それ以上に、それを直ぐに何の手がかりも無しにハリーポッターと通訳した母にもびっくりした。

私にはついていけない会話だった。



しかし時々自分も今回のようにチョモランマをコーヒーと訳してしまうような感違いを起こす。
やはり血は争えないということなのだろうか・・・。