う、腕が上がらない…(´・ω・`;)
今日は、秀岳荘のカヌー講習会に参加してきました。
8月の回が台風で中止になり、9月の講習会に再度申し込んでいたのです。
天気は割と良いのに、風が強くて。
午前中は波がこんな感じ!
普段なら、絶対漕ぎたいとは思わないコンディションです。
今回の記事は、本当に備忘録的なモノです。予め御了承下さい…。
11時に座学からスタート。
カヌーを出してはいけない場所、気をつける場所
・北海道では、カヌーはプレジャーボートと同じ規制を受けるため、漁港からは出せません。
・漁港の脇の砂浜なども私有地である場合が多いので、住民の方の了解を取りましょう。
・人造湖(朱鞠内湖など)も私有地である為、管理者の指示に従いましょう。
・特別保護地区のオコタンペ湖、摩周湖、鳥獣保護区のウトナイ湖、風蓮湖、大黒島、ユルリ島、モユルリ島なども禁止です。
天候や地形について
・風速5〜6mまでが限度。
・支笏湖や屈斜路湖のようなカルデラ湖は、外輪山からの吹き降ろしに注意。支笏湖は夏場は南風になる事が多く、風不死岳方向から強い風が吹き、北側の護岸された場所は反射波でより大きな波がたちやすい。
・岬は比較的穏やかに思えても、沖へ出ると急に波が出る事がある。
・北海道ではないが、瀬戸内海の島と島の間隔が狭いところでは潮流が早いので注意。
装備について
・パドル
・スローバッグ
・ホイッスル
・パドルフロート
・ビルジポンプ
・パドルリーシュ
・ドライバッグ
・川下りの時はリバーナイフ
・けん引ベルト
服装と低体温症について
5月の講習会で水温を計ったら4℃だったそうです。15分で死ねます。
カヌーは低体温症の危険性が高いアクティビティである事を認識して、ウエットスーツなどできる限りの備えをしましょう。
座学の後は地上でパドリングの練習をして、PFDの正しい装着方法を学び、出艇。
一時間程、バックや方向転換の仕方を練習しました。
昼休憩の後、13時半からいよいよ沈脱練習。
午前よりは波がおさまって、ちょっと安心。
スローバッグの実演を見て、再度カヤックに乗り込みます。
スマホは防水ケースに入れてますが、念のためハッチにしまいました。紐が首に絡まっても困るので…。
①パドルフロートを使ったセルフレスキュー
スプレースカートは予め外しておきました。
・パドルは絶対手放さない
・コックピットの奥側を掴んでひっくり返す(迅速に!)
・パドルフロートにパドルを入れて、バックルをしめる。
・反対側のパドルをスターン側のバンジーコードに差し込む。パドルがカヤックに対して直角になるようにする。
・カヤックに力んで掴まると、足がどんどんカヤックの下に巻き込まれるので、ビート板の要領で、手をのばして力を抜き足を浮かせる。
・足が水面まで浮いたら、パドルフロート側の足首を、パドルにかける。
・コックピットの奥側を掴んで、上体を腰までカヤックに乗せ、うつ伏せのまま両足をコックピットの中に完全に入れる。
・ここまでやればカヤックは安定するので、後はうつ伏せから仰向けになり、再乗艇完了。
…セルフレスキューはかなり大変だった。
水の入ったカヤックは不安定で、上体を引き上げるのに腕の力を使う。
やっとこ再乗艇しても、その後はビルジポンプの水抜き。これがまた、腕が疲れるんですよ。
②グループレスキュー
これは旦那と交代でやりました。
・沈脱したら、相手にパドルを預ける。パドルはバンジーコードにひっかける。ヘルプ側のパドルもジャマな場合はコックピットに入れておく。
・カヤックは、下向きのままフロント側をヘルプに持ってもらい、Tの字になるように。
・リアに上体を乗せると、カヤックを引き上げやすくなる。
・フロントハッチがコックピットに乗るくらいまで引き上げたら、カヤックをひっくり返す。
・ヘルプのカヤックと、リアとフロントが逆になるように引き寄せて、コックピットをしっかりをおさえてもらう。
・コックピットの奥側を掴んで、後はセルフレスキューと同じ要領で再乗艇。
グループレスキューでは先にカヤックの水抜きをするのと、カヤックをおさえてもらって安定するのとで、再乗艇は大分楽にできた。
もし、沈するような事があったら、グループレスキューが現実的な手段だと思われます。
ただ、念のためパドルフロートはあった方がいいかな…。
それと、離れて漕いでいて、沈した時に知らせる手段として、自分用の笛も。旦那は持ってるのでOK。
やってる時は必死なので寒さは感じなかったけれど、再乗艇してしばらくすると途端に寒くなった:;(∩´﹏`∩);:
そして、帰りの車で既に腕が上がらず…。
沈しないよう、安全第一で、カヤックを楽しみたいです(n´v`n)
秀岳荘のスタッフの皆さん、ありがとうございました!