endy's teapot

今朝のSKshow!

今朝の産経抄(2/13)「大阪の夕陽の彼方の国々」

2005年02月14日 | skshow
原文はこちら
論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニック:さげ,落語枕
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 ○ 読みごたえ ○

●ひとこと
産経らしい内容,太陽が枕になる分には誰も傷つかないからいいが,
元尼崎市民としては,ここでいう大阪は市内の中心から南なのだろうと想像します.
少なくとも摂津の国では夕日は「六甲山」に沈むんですよ.これがまたきれいなんだ.

そうでない,大阪,和泉の方にしても本当は淡路島に沈むんでしょうね.正味明石海峡の間に
水平線が見える場所ってあるんでしょうか.
湘南から伊豆半島の距離と和泉から淡路島までの距離がなんとなく同じで,湘南からみた
夕日は海に沈むんですが,こちらも真冬でない限り本当は伊豆半島に沈むんですが,やはり
「海に沈む」と記憶されるので,そんなものでしょうか.

閑話休題
大阪の日没といえば,日没する処の話題へという,なかなかおもしろい「といえば」になっている.
そして,日本の腐心をひもといている.
鎖国政策も"古来、日本はこの大陸や半島の国々と如何につき合うかに心を砕いてきた。"のあらわれであれば,まさにその通りなんだが.
といえば,以降は毅然とした態度で望むべきというストーリーに持ち込むために作られたシナリオ.



1:話題の紹介:大阪の夕陽.知っていても「何の小説だったか」という書き出しは,けだるい感じがして猥雑感があり良い.
2:ロングパラグラフ:夕陽のきれいなわけ
3:考察,といえば:夕陽のかなたといえば,大陸の国々
4:歴史への考察:太古の時代の考察
5:考察:ふりかえって現代の考察
6:主張:毅然とした手紙一通で本当に属国をあきらめたのかどうか私にはわからないが,
「毅然とすべき」の材料として聖徳太子を引合にだしている.