endy's teapot

今朝のSKshow!

今朝の産経抄(1/15)「番組の真実は」

2005年01月17日 | skshow
原文はこちら
論理構造タイプ: 単純反復型
出現テクニック:専門家
インプレッション:産経らしさ × 構造の魅力 × 読みごたえ △

●ひとこと
金曜日に書いても,ヒットが伸びなかった.元ネタのせいにはできないよね.

今日の話題は,ナイーブな話題の幕の内弁当,誰も簡単に解けはしやしない.
・報道,放送事業,政治,外交,戦後処理 あまりにもてんこ盛り
いったい,世のマスコミは何を解きたくてNHK問題に取り組んでいるのか.それが見えなくなっている.ただ知りたいだけなのか.
・横領をしたい.
・会長を辞めさせたい.
・弱体化させたい
・政治家の失点を明らかにしたい
・政治家の潔白を晴らしたい
・外交問題に変化をだしたい
・慰安婦問題の真実を明らかにしたい
・なんでもよくてただ真実を知りたい
構造から,見えてくるのは,いまのところはとにかく知りたいということで,全体としては
様子見のような気がする.



1:問題提起:肝心な問題が抜けているという主張を最初に行なう.
2:報道の紹介:告発内容の紹介.
3:ロングパラグラフ,プチさげ:内容の詳細
”そうした女性を日本軍が強制的に集めたという根拠はなく、戦地での接客業というべきものではということはさて”とさりげなく筆者の考察をはさんでいる.これが重要な見解で,こんなに軽く流すことではないはずなのですが.
4:考察:事実より,素材の質として,報道に足る素材だったのかという問題提起
5:主張:報道の良心 と 結果としての公平さ は別
6:主張:”むろん、圧力があったのかどうかも含めて、徹底的に明らかにし、検証したらいい。誰が偏向していたか、おのずと明らかになるはずだ。”ということから,
圧力の有無
内容の真偽,素材の価値 について検証してほしい つまり,まだ知りたいというレベルであることがわかる.
さらに
”誰が偏向していたか”ということで,偏向している人がいるという前提に立っていることがわかる.このことから,偏向の中身と人を明らかにしたいということもわかる.
でも,わかってどうするかまでは言及していない.