endy's teapot

今朝のSKshow!

今朝の産経抄(8/5)「やはり ナベツネのいいなりには」

2004年08月06日 | skshow
原文はこちら

論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニック:「」,専門家,落語枕 一部の人 といえば
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 ○ 読みごたえ ○

●分析前の一言
Avexについても言及しているので,使い捨ての枕ではないが,主題は野球でしょ.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]といえば,プチ枕
 [中心人物]
 [分析]”アユといえばいまが最盛期、アユ釣りといえば友釣りが相場だが、こっちのあゆは友どころか“会社”を釣り上げたのだから、すごい。”
一つ一つのパーツは定番ともいえる構造をテンポ良く組み合わせて,巻頭で一気に引きつける一文.これは参考になる.

→第2パラグラフ
 [概要]報道の解説
 [論理構造]専門家
 [中心人物]浜崎あゆみ
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]騒動の経過をまとめている.
→第4パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]Avex,浜崎あゆみ
 [分析]会社の状況の紹介
→第5パラグラフ
 [概要]本題へ,筆者の考察
 [論理構造]といえば,専門家
 [中心人物]プロ野球,ナベツネ
 [分析]若手とオーナーの対立といえば,野球 という構造
ここで,自分の得意な話題へ引き込んでいる
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]「」,国民は
 [中心人物]ナベツネ
 [分析]一例から,一般的な法則を引き出そうとしているのは少々無理がある.浜崎あゆみが成功した事例を野球にあてはめて,警鐘を鳴らそうとしている意図は読み取れる.

●今日のあとがき
今日は枕にされた方の気持ちは幾ばくかであろうか.浜崎側は褒められているので悪い気はしていないだろうが.
果たして,警鐘を鳴らしたい相手にはこのようなパンチでとどくかどうか.産経にしては遠回しな表現.