ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

闇と光の慈愛のコントラスト(72)侵略

2019年11月20日 14時24分28秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(72)侵略
--侵略(022)呪いの呪文①--
光の兵士は、闇の村に火を放つ。
慌てふためく闇の村人。
一斉に家から飛び出る。
子供を連れ。逃げ惑う。
光の兵士は、切り捲(まく)った。
最初は、闇の村人はあっさりやられていたが、
闇の種族の男子は屈強な体をしている。
剣を掴(つか)み抵抗する者もいた。
しかし、鉄の剣は容赦なく闇の村人を切り裂いた。
子供、女性。区別なく。
殺戮(さつりく)が繰り広げられる。
逃げ切れた人々は村の中央の広場に集まつた。
手には鍬(くわ)を持つものもいた。
アクデシアは、しんがりをつとめている。
横にアクティスもいる。
村はずれにぼんやり木の大きな十字架が明かりに照らされて浮かび上がっていた。
「アイリスーーーーー」
「なんて惨いことを」
「まずは、火をけさねばならぬ」
アクデシアは、手に持っている杖を振りかざし、
空に文字を書き、天に突き刺した。
「空の水よ集まり来りて雲と為し、雨を降らしたまえ」
魔法をかけて雲を呼び雨を降らそうとする。
「ゴゴォゴォォ」
空が黒くなり、雲がもくもく集まりだす。
つづく 次回(侵略023)呪いの呪文②
 

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