ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

闇と光の慈愛のコントラスト(95)新たな時

2021年04月25日 20時12分33秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)

闇と光の慈愛のコントラスト(95)新たな時
==第二章、闇と光の決着==


--新たな時(008)惑わし光の民②--

それは誘惑の香り(魔寄せ)のせいと言うより、
本来持つその人の本性が出だした言える。

農作業をサボる者がいる一方、
前よりも一層、農作業に励む者もいる。

「おい。デンジ。
 お前も休んだらどうだ。
 何にか、最近、楽しくないか?
 もっと人生を楽しもうよ」
村のある男は、農作業をやめ帰ろうとしている。

「馬鹿を言うな。
 そんなことをしてると作物が枯れるぞ。
 いい加減にしろ」

「そうだな。

 でも、
 そんなことを言うなよ。
 なぁ。
 おれの畑の世話もしといてくれよ。
 お願いだ。
 俺は、ちょっくら女房の世話をしなくちゃいけねい。
 頼むよ」
そう言うとそそくさと帰って行った。
(重荷は、こりごりだ)

デンジは、無視をしたが、そいつの畑が気に成った。
帰りに寄ってみてみた。
デンジは、葉を手に取って触ってみた。

(作物に水が足りていない。
 頂(いただ)いた農園だ。
 う!奪い取った農園と言うべきか。
 神様の命令で。
 多くの人が死んだ。
 人と言うのか分からないが。
 あのものたちは、どうしたのだろう?
 良い土地だ。
 本当に)

デンジは、川の水を汲(く)み畑に水を撒(ま)いた。

「これで大丈夫」
デンジは、一安心した。
(でも。本当に。
 神は、我々に何を望んでいるのか?)

デンジも家路へと着いた。

つづく。次回(惑わし光の民③)

#闇と光の慈愛のコントラスト #闇と光 #自作小説 #サンディア #アクティス #新たな時 #惑わし光の民


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紫陽花のパンティ | トップ | 不思議なハートの力0007... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)」カテゴリの最新記事