ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0154_東のシステム会社(010)裕也の冒険

2019年06月30日 14時59分27秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0154_東のシステム会社(010)裕也の冒険
ーーワールド・エレクトロニクス・カンパニー(3)ーー
「コン コン コン」拳でドアをノックする。
「秘書のアリナです。
 大統領。少し話したいことがあります。
 入って宜しいですか?」秘書は、大統領の様子を伺った。
「何かね。分かった。重大な事かね。」大統領は尋ねた。
「重大なことです。入ります。」半ば強引にドアを開け部屋に入った。
そして、大統領の前まで歩いて行った。
「何かね。重要な事とは?」大統領は尋ねた。
アリナは、大きく深呼吸した。
(天使。天使。大統領は信じるのだろうか?)
意を決して口を開いた。
「大統領。天使が面会を希望して来ております」
アリナは、ハッキリと、聞き間違わないようにゆっくり発音した。
「て…て…天使?本気かね。何か冗談かね」
大統領は驚き、そして、何かの冗談かと思った。
「本当です。お呼びしていいですか?」アリナは、言った。
「本当なら。じゃあ、呼んでください。会ってみましょう」
大統領は、、許可した。
アリナは、部屋を出て秘書室に戻った。
「天使さん。大統領がお会いになるそうです」
「ありがとうございます」水子は、そう言って「ポン」と消えた。
そして、大統領室。
「大統領。天使のマリィナです。面会を許可していただき光栄です」
どこからともなく声が聞こえてくる。
大統領の机の前の空間が徐々に光りはじめ。「ボワン」と少女は現れた。
少女が、宙に浮いている。
「こりゃ。たまげた。本当の天使だね」
大統領は、天使であることを信じた。
つづく 次回(東のシステム会社(011)ワールド・エレクトロニクス・カンパニー(4))

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