0063_魔族の国(007)裕也日記
闘技者には、仏法を信じる者、日本の神の氏子、イエスを信じる者がいた。
日本にいる信仰者から作り出した民である。
昔、魔族は、光の神に負けた。原因の一つは、欲望の大きい民であったこと。
女王は、幸福に生きるために、信仰に救いを求めたのである。
闘技は、始まった。
イエスを信じる者は、剣を上げるものは、いなかった。
そして、無残に殺されていった。
裕也は、駆け寄って聴いた。
「なぜ 戦わない」
「私たちは、自分のためには戦わない。
魔族の民ではない。イエスの子です
裕也 あなたは戦いなさい。
あなたの民のために。
」と殺された者は答えた。
つづく