運命の法則―「好運の女神」と付き合うための15章飛鳥新社このアイテムの詳細を見る |
筆者の天外さんは、創業期以来のソニーの技術者で、CDの発明、ワークステーションの大ヒット、AIBOの開発と非常に大きな仕事をしてきたエンジニアですが、この本自体は、とてもスピリチュアルな要素に溢れています。
科学的、合理的思考を究めた筆者だからこそ書ける「運命の神秘」とでもいうのでしょうか。
自分の人生を振り返っても、同意すべき事象もいくつかあって、不思議に納得させられます。
かなり好き嫌いの分かれる内容なので、誰にでも薦められる本ではないかもしれませんが、年のはじめに、僕が気に入ったセンテンスを一つだけ紹介。
運が悪かったときに、泣き叫んだり、ジタバタしたりしないで、それを淡々と受け入れると、いつかは幸運が訪れる。つまり、運命に「貸し」を作ると、やがてそれが返ってくる、という話は、表面的には荒唐無稽だが、皆の心にはストンとおさまる。