Kevin Stewart / Break Of Dawn

肩のチカラが抜けた「Wynton Kelly（ウィントン・ケリー）」（？） とでも言えばいいんでしょうか...

そんな形容がピッタリ（と自分では思っているけど...？）のアメリカ人ピアニスト「ケヴィン・スチュワート」の2005年録音トリオ作品...♪

■ Kevin Stewart / Break Of Dawn (Jazz On The Vine, USA, 700261225517, 2007)

01. Mind Over Matter
02. Something About You
03. Break Of Dawn
04. The Tone Alone
05. Face To Face
06. Better Every Time
07. Cut To The Chase
08. Behind The Scenes
09. It's In The Air
10. Broken Blues

Personal : Kevin Stewart (p), Cris Amberger (b), Valentino (ds on 5,7,8,9), Darrel Green (ds on 3,4,6), Ruffus Hacreiti (ds on 1,2,10)

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なんでも『以前人気テナー奏者「ロバート・スチュワート」のRed盤などに名を連ねていた』と言うけれど、ソレらは未聴なのでワタクシ的には「イキアタリバッタリ」というのがスナオなところ...（笑）

基本とするスタイルは、冒頭に「ウィントン・ケリー」を引用したとおり、あくまでも「アメリカン・ブラック」...

「ブルージー」かつ「ファンキー」に「よく転がるピアノ」が身上と言えるものの、決して「オーバー・ファンク」しない抑制の効いた絶妙なタッチは、言い方を換えれば非常に「現代的」と言えるのではないかな...（^^）

そして全曲「ケヴィン」本人のオリジナルというのも驚くところで、コンポーザーとしての能力の高さもちろんのこと、その楽曲たるやオーソドックスな曲調と演奏から、前置きなしにサラッと聴いたら、スタンダードを淡々と演奏しているアルバム（？）と錯覚さえしそうな面持ち...（^^）

そんな曲創りにしても演奏スタイルにしても、特に新しい事をやっているわけではないけれど、音楽に対する愛情とひたむきな姿勢が全編に浸み渡り、それゆえに安心してゆっくりと向き合える（^^）

ちょっと大袈裟かもしれないけど、今後とも末永くお付き合いできるアルバムになるような気がする...♪

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