小娘のひとりゴト。

言いたいコト、思ったコト、その日あったできゴトを、つらつらとおもむくままに。

 ※移転しました。⇒閉鎖しました。

『GOTH』

2005-08-30 23:39:17 | 
この小説は結構有名なのではないかと思います。

乙一さんの小説で、前々から読んでみたいと思っていたのですが
どうも機会がなくて、なかなか読むに至りませんでした。

しかし、私がこの本を読むことになったのは
最近Mくんが読んでいるのを見かけて貸してもらう約束をしたからでした。

約束をした数日後、Mくんが『はい』と言ってこの2冊を私に差し出します。

Mくん『あげるよ
私『えっ、いいの?』
Mくん『本棚がいっぱいだから置く場所ないし』
私『おもしろくなかったん?』
Mくん『おもしろかったよ。でも、本が家に溢れてるから(笑)』
私『では、有り難くいただきます(ふかぶか)』

というやりとりの末に、私の手元に渡ったのでした。(苦笑)
 ※って、前フリが長いって。(苦笑)


大まかな内容なんですが
人が死んだ場所に立つことが好きな「僕」と、
クラスメイトで「僕」と同じような空気を持つ森野 夜。
この2人が遭遇するできごとを書いたものがこの小説です。


で、これを読んでまず思ったのが
『面白い』でした。

「僕」の淡々とした語り口調。
そして、冷静さと頭の回転の速さ。

この要素が、とても私には魅力的でした。

また、夜は結構な確率で
事件に何らかの形で巻き込まれています。(苦笑)
 ※ある意味、コ○ン状態。(笑)

それを夜の知らないところで
解決(と言っていいのかな?)してしまえる「僕」が格好いいです。(笑)

こんな紹介でも興味を持たれた方は是非に読んでみて下さい。(苦笑)



また、これのマンガが出ているんですが、
小説の一部をある程度まとめたカンジのものになっています。

絵もキレイですし、原作の良さは損なわれていないと思います。

ですから、「どうしても文章が読みたくない!」という人で
多少グロテスクなシーンが入っていても読める人はマンガをオススメします。(笑)


この機会に是非、乙一さんの作品の世界を体験してみては如何でしょうか?

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