はぁ ~
ミイコが息を吐く。
目の前の光景に息をするのも忘れていた。
その、すぐそばで動き出した者がいる、コウジだ。
彼は、腰に下げた銃を手にし、立ち上がろうとしている蒼いのに近づいていった。
「何者だ?」
コウジが蒼いのに銃を向ける。
「アトフか? 装着コードとナンバーは?」
立ち上がろうとしていた蒼いのがコウジを見上げ、膝をついた。
「・・・・V・シアン、NO.16」
ぼそり と、呟くようなその声に聞き覚えがあるような気がして、ミイコはマドカの腕を掴んだ。
「ね、マドカちゃん・・・」
声を掛けたその時、
「おい、こら、トシ。勝手に隊を離れるなと言っただろう」
一見すると華奢そうな男が蒼いのに駆け寄ってきた。
「あ、新橋君」
蒼いのが立ち上がる。と同時に蒼いのに亀裂が入り外装(らしきもの)が宙に解けるように散っていく。
そこに現れた姿を見て
「トシ君」「トシ坊」
ミイコとマドカの声がハモった。
一斉に、視線がミイコとマドカに集まる。
「知り合いか?」
コウジの問いにミイコが頷いた。
「え・・・・と、前に話していた迷子です」
「と言うことは、君達のはぐれた連れというのが・・・・」
「その人、です」
ミイコが立ち上がって頷いた。
ミイコが息を吐く。
目の前の光景に息をするのも忘れていた。
その、すぐそばで動き出した者がいる、コウジだ。
彼は、腰に下げた銃を手にし、立ち上がろうとしている蒼いのに近づいていった。
「何者だ?」
コウジが蒼いのに銃を向ける。
「アトフか? 装着コードとナンバーは?」
立ち上がろうとしていた蒼いのがコウジを見上げ、膝をついた。
「・・・・V・シアン、NO.16」
ぼそり と、呟くようなその声に聞き覚えがあるような気がして、ミイコはマドカの腕を掴んだ。
「ね、マドカちゃん・・・」
声を掛けたその時、
「おい、こら、トシ。勝手に隊を離れるなと言っただろう」
一見すると華奢そうな男が蒼いのに駆け寄ってきた。
「あ、新橋君」
蒼いのが立ち上がる。と同時に蒼いのに亀裂が入り外装(らしきもの)が宙に解けるように散っていく。
そこに現れた姿を見て
「トシ君」「トシ坊」
ミイコとマドカの声がハモった。
一斉に、視線がミイコとマドカに集まる。
「知り合いか?」
コウジの問いにミイコが頷いた。
「え・・・・と、前に話していた迷子です」
「と言うことは、君達のはぐれた連れというのが・・・・」
「その人、です」
ミイコが立ち上がって頷いた。