コウジとミイコ、マドカ、それからアトフの隊員の2人、合計5人がぞろぞろと歩きだす。
しばらくして、駐車場から大声が聞こえた。
アトフ隊員の1人が駆け出す。その後を追って、残りの4人も走り出した。
「さがって」
コウジがマドカとミイコを静止する。
言われなくても、足が止まる。
「なんだありゃ」
マドカがそれを見て呟いた。ミイコは、もう、声も出ない。
モルド だ。
さっき、車に戻った隊員がモルドに襲われている。
アパートで見た2体のモルドとは、また別の個体だ。一体何体いるんだ?
ぼんやりしている場合ではないが、ミイコにはどうしてよいか分からない。
アトフの隊員たちはそろって、モルド攻撃の準備に入っている。
ミイコと一緒に突っ立っていたマドカがミイコの腕を掴み、自分の方へ引き寄せた。いざとなれば、跳んで逃げるつもりだ。
ミイコは小さく深呼吸をすると、全身の神経をあたりに解き放った。もしかしたら、前のモルドがまだいるかもしれない。
アトフ隊員たちがコウジの指示の元、機関銃らしきものから一斉に連射するがモルドにはあまり効いていないようだ。
暴れるアトフに隊員の1人が弾き飛ばされる。
「にげろっ」
コウジがマドカ達を振り返り、叫ぶ。その瞬間、モルドの爪がコウジを襲った。さらに、コウジに攻撃を加えようと振り上げた腕を、青い光が叩き落した。
しばらくして、駐車場から大声が聞こえた。
アトフ隊員の1人が駆け出す。その後を追って、残りの4人も走り出した。
「さがって」
コウジがマドカとミイコを静止する。
言われなくても、足が止まる。
「なんだありゃ」
マドカがそれを見て呟いた。ミイコは、もう、声も出ない。
モルド だ。
さっき、車に戻った隊員がモルドに襲われている。
アパートで見た2体のモルドとは、また別の個体だ。一体何体いるんだ?
ぼんやりしている場合ではないが、ミイコにはどうしてよいか分からない。
アトフの隊員たちはそろって、モルド攻撃の準備に入っている。
ミイコと一緒に突っ立っていたマドカがミイコの腕を掴み、自分の方へ引き寄せた。いざとなれば、跳んで逃げるつもりだ。
ミイコは小さく深呼吸をすると、全身の神経をあたりに解き放った。もしかしたら、前のモルドがまだいるかもしれない。
アトフ隊員たちがコウジの指示の元、機関銃らしきものから一斉に連射するがモルドにはあまり効いていないようだ。
暴れるアトフに隊員の1人が弾き飛ばされる。
「にげろっ」
コウジがマドカ達を振り返り、叫ぶ。その瞬間、モルドの爪がコウジを襲った。さらに、コウジに攻撃を加えようと振り上げた腕を、青い光が叩き落した。