妙な静けさだった。
モルドの姿が全然見えない。それどころか、ここに残っている筈のセイジとトキワの姿もない。
逃げたのか? それなら良いのだが・・・。
「気をつけて、ください」
コウジの注意に後についた二人が頷いた。
「モルドが出たのは、どこらへんですか?」
その問いにマドカがアパートの階段の上り口を指差した。
「そこ と、あと二階の廊下です」
「そうですか・・・」
言って、コウジが後ろに控えていたアトフ隊員に手で指示を出す。
それを見た隊員が二人建物に近づき、一人は階段の上がり口にもう一人は階段を上がっていった。
残った二人の隊員がマドカとミイコの後ろに控える。勿論、後ろへ対しての警戒も怠らない。
しばらくして、階段の上がり口にいた隊員がこちらを向いてOKサインを出す。
それを見たコウジ達計5名がアパートへ近づいていく。
「誰もいません」
2階の様子を見ていた階段を降りてコウジに報告。
「誰も、・・・モルドもか?」
「はい、影も形もありません」
「そうか・・・」
ちょっと考える様子を見せたコウジの
「少し辺りを確認してみよう。何事もなければ、一度戻るしかないな・・・。それから、NO.19車に戻って二人が応答するか確認してくれ」
との指示にミイコの後ろにいた一人が車に向かった。
モルドの姿が全然見えない。それどころか、ここに残っている筈のセイジとトキワの姿もない。
逃げたのか? それなら良いのだが・・・。
「気をつけて、ください」
コウジの注意に後についた二人が頷いた。
「モルドが出たのは、どこらへんですか?」
その問いにマドカがアパートの階段の上り口を指差した。
「そこ と、あと二階の廊下です」
「そうですか・・・」
言って、コウジが後ろに控えていたアトフ隊員に手で指示を出す。
それを見た隊員が二人建物に近づき、一人は階段の上がり口にもう一人は階段を上がっていった。
残った二人の隊員がマドカとミイコの後ろに控える。勿論、後ろへ対しての警戒も怠らない。
しばらくして、階段の上がり口にいた隊員がこちらを向いてOKサインを出す。
それを見たコウジ達計5名がアパートへ近づいていく。
「誰もいません」
2階の様子を見ていた階段を降りてコウジに報告。
「誰も、・・・モルドもか?」
「はい、影も形もありません」
「そうか・・・」
ちょっと考える様子を見せたコウジの
「少し辺りを確認してみよう。何事もなければ、一度戻るしかないな・・・。それから、NO.19車に戻って二人が応答するか確認してくれ」
との指示にミイコの後ろにいた一人が車に向かった。