「かなり、危険です。奴等は、人間を好んで襲います。そして、襲った者になり代わるのです。奴等に生半可な攻撃は、ききません。あの皮に弾き返されてしまうのです」
「ね、トシ君が・・・」
ミイコが、マドカの袖を引っ張る。
ミイコの様子に、
「他に誰かいるのですか?」
「あの、男の子・・・と言っても、あたしと同い年なんですけど、・・・・え、と」
「ついさっき、はぐれてしまって。俺たちは、あの緑の・・・モルドですか、あれを見たので慌ててここに逃げ込んだのですが」
マドカがミイコの言葉を引き継ぐ。
「NO.35」
男が入口近くにいた一人を呼んだ。
「その、彼の特徴は?」
「え、青いシャツにジーンズ。身長は、この人よりすこし低いくらい。それから・・・」
「確か、ブレスレットつけてたよな、左の手首に・・・青っぽいの」
「分りました。それから、はぐれたというのは、どこですか?」
「この近くです。さっき、モルドを見たのと同じところ・・・」
マドカが言い終わるか終わらないかのうちに男が指示を出す。
「すぐに行って、保護しろ。それから、君達も早く」
男について、外にあった車に乗り込む。
「・・・はい、こちらで二名保護しました。他に一名いるとのこと、現在保護に向かっています。 はい、了解しました」
前の座席に座った男がどこかに報告をしている。
そ、それにしても、瓦礫の中を走る車と言うのは、揺れる。あの人は、この舌をかみそうな情況でよくしゃべれるな。
意味もなく感心しているところで、車がガクン とつんのめる様に止まった。
「ね、トシ君が・・・」
ミイコが、マドカの袖を引っ張る。
ミイコの様子に、
「他に誰かいるのですか?」
「あの、男の子・・・と言っても、あたしと同い年なんですけど、・・・・え、と」
「ついさっき、はぐれてしまって。俺たちは、あの緑の・・・モルドですか、あれを見たので慌ててここに逃げ込んだのですが」
マドカがミイコの言葉を引き継ぐ。
「NO.35」
男が入口近くにいた一人を呼んだ。
「その、彼の特徴は?」
「え、青いシャツにジーンズ。身長は、この人よりすこし低いくらい。それから・・・」
「確か、ブレスレットつけてたよな、左の手首に・・・青っぽいの」
「分りました。それから、はぐれたというのは、どこですか?」
「この近くです。さっき、モルドを見たのと同じところ・・・」
マドカが言い終わるか終わらないかのうちに男が指示を出す。
「すぐに行って、保護しろ。それから、君達も早く」
男について、外にあった車に乗り込む。
「・・・はい、こちらで二名保護しました。他に一名いるとのこと、現在保護に向かっています。 はい、了解しました」
前の座席に座った男がどこかに報告をしている。
そ、それにしても、瓦礫の中を走る車と言うのは、揺れる。あの人は、この舌をかみそうな情況でよくしゃべれるな。
意味もなく感心しているところで、車がガクン とつんのめる様に止まった。