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自分の考えを自由に書いていくブログ
(更新日は不定)

嘘と正直

2009年07月08日 | ひとりごと
 答えは出ましたか?
恐らく「自分をかばうため、実際よりも良く見せたいため、…etc」という答えになったと思います。
これ以外の答えでも、嘘をプラスイメージに考える人はほとんどいないでしょう。
嘘というのは法螺(ほら)と違って“利己的”なもの。
そして、一回ついてしまうと、その嘘を隠すためにまた嘘をついてしまうので、色々と厄介な存在です。
 ここで疑問が一つ浮かび上がる、「他人をかばうために嘘をつく」のは果たして嘘と言えるのだろうか?
嘘は“利己的”なのだから、直接自分の利益にはならない「かばうための嘘」は嘘にはならない、と自分は思います。

 中国の古典の『論語』にこんな話があります。
楚(そ)という国の役人である葉公は孔子にこう言いました。「私の村にはたいへんな正直者がいます。ある時、その男の父親が羊を盗んだとき、息子は正直に役所で父の罪を証言した。」
これに対して孔子は、「私の村の正直者はそうではない、子に悪い点があったなら親がそれを隠し、親に悪い点があれば子がそれを隠す。」と言ったそうです。

父親が羊を盗んだことを正直に話すことは、本当の正直とは言えません。
この男のような愛のない正直さをバカ正直といいます。
確かに、罪を隠すのは正直とは言えないかもしれませんが、人をかばう心は実に人間らしいものです。
このような仁愛に満ちた気持ちを大切にすることで、真の正直さは宿るのかもしれません。

      
《Tomiyama tenyou》


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (猪木)
2009-07-12 14:31:55
俺ツチノコみたぞ
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