〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

きわめて望ましくない“右肩上がり”

2007-07-07 | Weblog
早くもひじょうに暑い日々が続きます。
今年もまた猛暑との長期予報、これはきついものがあります。

幸い自宅のクーラーはリモコンが壊れて使えないかと思ったら、後輩から「そんなわきゃないでしょ、どっかにスイッチがありますって」と若干クールな指摘を受け、探したところ隠れたところに「応急スイッチ」というのがあり、無事使うことができました。
が、温度調整が存在しないのでえらく寒くなってしまいます…

もうこれがいわゆる地球温暖化によるものであることは常識化しているといっていいでしょう。とはいえ、それをどこまで冷静にデータ的に把握しているかというと、私含め怪しいようです。「なんとなく、やばい?」みたいな。
いま書店で「Newton」誌の最新号が出ていて、特集が「決定版 地球温暖化 人類が直面する最大の課題62頁」ということでさっそく購入しました。
この雑誌は理系に関して苦手意識を抱いている人間にもわかりやすく(といっても結構難しい)ビジュアルに解説してくれる、めずらしく良質なものです。
関心のある方はすでにご覧になっておられるかと思います。

で、ぱっとめくると、気温変化、海面の上昇、Co2濃度…等々、数々の折れ線グラフが示されているのですが、恐ろしいことにそのすべてが右肩上がり、しかも近年急激な上昇を示しています。
知ったような気になっていましたが、こういうふうにグラフではっきり示されると、じつに恐ろしいものがあります。細かい数値は覚えていなくとも、この急加速・急上昇のイメージは強烈です。
はっきりいって、それ以上読むのが怖い。できれば見ずに済ませたい…

すでに取り組んでおられる方々にはいまさら、なのでしょうが、しかしこれは大変なことです。
いかんいかん、人類の一員として、これからの世代の「ご先祖様予定者」として、これは責任を果たしていかなければ。
なんとなくの平和・安定にどっぷりつかった生活になっている多くの日本の私たちの現状ですが、その基盤を根底から突き崩すであろう全体状況の危機をしっかり認識していないと、道を誤ってしまいかねないと思われてなりません。

身辺多忙でブログ更新できず残念ですが、これが落ち着いたらぜひ「特攻」の件を進めたいなと考えています。
書いたように、このことが日本人にとっていまだ正当に評価されていないという感じがしてならないのです。

それにつけても思うのは、当たり前のようですが私たちは根っから日本人なのだということです。私たちは自立的・理性的なスウェーデン人のようではまったくない。いつも周りを気にして集団的・受動的に行動しがちな面が極めつよい。
よきにつけ、あしきにつけ。

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