〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

寝るほど楽はなかりけり、南無南無・・・

2006-06-08 | Weblog
さてさて、また寝る前に一言。いつもながらやっつけですが…

いまから寝ると睡眠3時間くらいでちょっとキツイですが、しかしそれほどでもない。
もちろん長く寝れるに越したことはないですが、しかし「一日6時間以上寝なきゃ、ヤバイ!」というようなビリーフがあると、逆にかえってつらくなるように思います。
坐禅の修行では、一晩寝ずにぶっ通しで坐ることもやるようです。気合が入っていればそれも楽勝ということなのでしょう。ぜひそれくらいになりたいもの。
ということは、きょうは眠いので坐禅はパス、なんて言いわけはできないということ、ですね・・・
よく半分冗談で言われるナポレオンの四時間睡眠の逸話とかも、彼くらい燃えていた人物ならさもありなんという気がしてきました。
・・・というようなことを書いているまえに早く寝たら?というところですが、きょうは休日で12時まで寝ていたので、しかもお茶をがぶがぶ飲んでしまったので、眠れないのです!
睡眠とは、一日すくなくとも一回、無意識の深い世界に還るという、意識の営みなのではないでしょうか。
どうりで安楽なわけです。「世の中に、寝るほど楽はなかりけり」とは、祖母がよく寝る前に言っておりました。
そうして意識は(とりあえず)毎日更新されるわけですね。
そして無意識の領域が深いところでは他の人たちや世界とつながっているとすれば、眠る前に思ったこと、起きてすぐに思うことは、そういう深いところに自分の思いを届かせるためにとても重要なのではないかと思われます。
さきに書いた願望実現瞑想法では、まさにそういうことが、願望実現の秘訣とされています。なるほど、これはぜひやってみたいと思われました。
こんど、そのことに関する(私が学んでいる)サングラハ教育・心理研究所の岡野守也主幹の記事が、同研究所の会報誌『サングラハ』(88号)で掲載されますので、興味のある方は読んでみられてはいかがでしょうか?(同研究所のHP、参照)
さて、問題はその願望がどのようなものであるか。
ふつうに考えれば、すごい金をもうけて、すごい地位を得て、・・・というようなイメージが浮かびます。
もちろん、それは何かやりたいことがあるのなら、ぜひ必要な手段だし、それを求めるのはもっともだと思います。「清貧の思想」では、現代のぼくらにはアッピールしないですよね。
しかし、それが自己目的化するのは、やっぱりどうかと思います。
それはなにより、生き方として醜いです。これは単なる主観ではないはずです。
ここまで日本の危機や環境問題が到った現状で、そういうふうに自分の欲望だけでがんがんやっていくのは、この社会の存続のために何の役にも立たない、どころか危機を助長するものだという意味で、そのあり方は醜いということです。
某LD社のHモンとか、某Mファンドの元超エリートの彼とかの人相が、そのうなるほどの財力にもかかわらず、きわめて貧相に見えるのは、ようするにそういうことなのではないでしょうか?
しかし、志なくして、何のための力なのでしょう?
そういうわけで、まずは志っすね! そしてそれは涵養するものであると。
そうであるなら、眠る前にも、まさにゆめ油断してはなりますまい。
がんばりたいものです。

それはそうと、先日来、右翼の街宣車に触発されて聴きたかった軍歌「出征兵士を送る歌」、ネット上でタダでゲットできました!
「いざ征け~つわもの~日本男児」、このさびのところで力が入ります。
どう手に入れたかというと、某右翼のHPのBGMから直接録音した次第です。開いたらイキナリ靖国神社の画像でびっくりでした。
もうそういう時代ではないと思うのですが、ようするに好きなのでしょうね、心情的に(あ、おれも人のこと言えないや)

いかんいかん、寝なければ! 三時間切った!


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2 コメント

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下の句(?)は (北海道のM)
2006-06-10 04:03:36
「浮世の馬鹿は起きて働く」ですよね。これだとまるで怠け者を礼讃しているみたいですが、私の父が言うには「浮世の馬鹿」とは泥棒で、みんなが寝静まっているときに「起きて働く」ことだそうです。本当でしょうか?



 私はかつてこれをもじって、人生に絶望したニヒリスト達は「死ぬほど楽は無かりけり、浮世の馬鹿は生きて働く」といった心境かな、と勝手に想像していました。かく言う私は泥棒でもなければ深夜に働いているわけでもありませんが「浮世の馬鹿」の一人になって夜更かしをしています。
Unknown (type1974)
2006-06-11 03:04:59
北のMさん、コメントいつもありがとうございます。

さて、その下の句は知りませんでしたが、なるほどという感じです。俗っぽくはありますが、しかしちょっと意味深。寝るときには浮き世のことは忘れて、まして夜更かし(お互い様のようですね…われわれ)して損なったりすることなく、しっかり安楽ないい眠りを享受しましょ、ということなのではないかと解釈してみましたが、いかがなものでしょうか?

さて、もじった方の句、ほんとうにそのとおりのような気がします。まえに例の『完全自殺マニュアル』に真に受けていた頃、じっさいにそんなふうに考えていたのを思い出します。いつだって死ねるじゃん、苦労してバカじゃないの?みたいな。

おたがいおおいに「浮き世の馬鹿」になろうではありませんか!

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