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であいの家あうんの広場

障害者の課題をみんなで考え、語り合いませんか?!障害者の地域生活を前向きに進めるために情報交換しましょう!

東北福祉機器展~盛岡アイスアリーナ

2012-06-24 14:56:45 | 障害者福祉
6月23日(土)

 盛岡市アイスアリーナを会場にした「東北福祉機器展」が開催される情報が入り、社会福祉法人 抱民舎で職員3名が勉強に出かけました。
 どうしても老人福祉関係のニーズが高いためか、我々の求めているものは制限されている感じがしました。
 それでも車いすシートに必要なクッションや、車いすの様々なタイプの車種は豊富でした。
 
 いま「であいの家あうん」で使用しているポジショニング用具の別のタイプのものなども、視点を変えてみることができました。
スタッフは水分摂取の際に苦労することがあるためか、カロリーメートにとろみをつけることのできる粉末などを試食していました。

新年を迎えて

2011-01-08 20:05:13 | 障害者福祉
 みなさま明けましておめでとうございます。2011年が今日でもう1週間、あっという間に過ぎています。
 この数日間は厳寒の津軽ですね。
 明けない夜がないように、また温かな春もこの冬の後に必ずやって来るのです。
 社会福祉法人 抱民舎は今年また一歩前進します。
 
 1.就労継続支援A型 パンショップco naの市内(弘前市富田2丁目)への出店開業
 2.各事業所の定員増
  (1)生活介護・であいの家あうん 定員20名から30名へ10名増員
    ①重症心身障害者・重度知的障害者・発達障害+知的障害者
    ②福祉ショップ・あんしん屋 
    ③リサイクルワークショップ

  (2)就労継続支援B型・ゆいまある 定員20名※A型との多機能型事業
    ①パンショップ・ゆいまある
    ②パンショップ・co na
    ③アグリファーム
    ④加工作業所・あうんⅡ

 これからまだ難題山積ですが、ひとつずつクリアしてゆこうとスタッフ一同話し合いを進めています。
 

 

 

環境一つ

2011-01-07 13:52:14 | 障害者福祉
日常的に発達障害・自閉症と言われ、更に知的障碍が重度の方の支援はなかなかむずかしいものがあることを感じています。
 職員数が不足していることの実感は、現場の職員自らが感じていてもどうしようもない課題です。もっとこうしてあげたいと思っても、全体の安全を何とか守れるだけが現状の時もあります。
 A男さん(1987年生まれ23歳)は、水遊びが大好きです。そして感覚的な遊びが多く、特に自分の尿で遊ぶなどが目立っていました。このA君、年末から流行したノロウイルスの余波なのか大量の水様便をしています。そのために他の方々への影響も考えて、宿泊棟にスタッフと一緒に二人で過ごしました。いつもは多動的な遊びが多い彼が、この日はなんととても落ち着きが見られたそうです。スタッフに指示されると素直に手を洗わせてくれたり、トイレに行って排泄をしているA君だったそうです。
 日常生活との大きな変化を見せた彼の、その落ち着きはどこから来るのでしょうか。
 静かで周辺に誰もいないことで、彼のこころは落ち着きを保ち本来の能力発揮をしてくれたように思います。ということは、彼の生活自立の一歩は計画的なこのマンツーマンでの、個の暮らしの中にあるのかもしれません。災い転じて福となすか・・・?

転倒予防用靴下

2010-01-28 10:56:40 | 障害者福祉
 写真は少し見づらいかも知れませんが、「転倒予防用」の矯正靴下です。まだ市販されていない試作品です。験者は歩行時右足が外反するために、転倒の危険があります。この靴下には外側にマジックテープつきのサポーターが施されていて、それで矯正することによって、筋緊張や外反しやすい足を補強しています。体重の負荷にもいくらか効果があるのではないかと思います。
 

「名古屋の頑張る社長」ブログから引用

2009-05-21 09:33:07 | 障害者福祉
 たまたま私が新潟に帰郷している折に、テレビでこの会社が取り上げられ、胸を熱くしました。思わず書き留めた3つの言葉ですが、どうしても4つめが思い出せずに、インターネット検索をして、ヒットしました。
 「どうせ・・・できやしない」という思いがあるのと、「為せばなる」と思うのではこんなに差があるのだと思い知らされました。
 どうしたら目の前の人ができるようになるのだろうかという熱い思いと、創意工夫があれば必ずや道が開けるのだと思います。
 養護学校の先生があの時一度だけで断られ、諦めていたら現在はないのだと思います。何度も足を運び、障害者特性を理解していただくために「せめて実習を・・・」という要望に根負けした社長がそこには居ました。50年前のお話しです。


※ 以下の記事は、2008年11月03日「障害者に働く喜びを」のブログ「 日本の頑張る社長」から転載させていただきました。

 「日本理化学工業会長の大山泰弘(おおやまやすひろ)氏 。おもにチョークを製造する会社だそうですが、特筆するのは社員の約7割が知的障害者の方々ということ。働くことで、このなかの3つが満たされる。

 ・愛されること
 ・褒められること
 ・人の役に立つこと
 ・人に必要とされること」

大山会長が禅宗のお坊さんにたまたま聞いた言葉だそうです。
節目節目に、この言葉を思い出したいです。


【放送内容】

 不況にあえぐ中小企業にあって、社員の幸せを考えつづけている会社がある。神奈川県川崎市にある「日本理化学工業」だ。そこで働くのは知的障害者たち。この会社の従業員は74人のうち54人が知的障害者だ。しかも重度の人が半数以上を占めている。障害者の雇用を積極的に進める企業の中でも、草分け的な会社だ。

 日本理化学工業が知的障害者を雇用することになったのは昭和34年。養護学校の教師が卒業を控えた15歳の女子生徒の就職を頼みにきたことから始まった。「最初は同情からだった。しかし、彼らと共に働くうちに彼らから教わることの方が多かった」そう語るのが会長の大山泰弘(75歳)だ。最初は2週間だけの研修として2人の少女を受け入れた大山だが、一生懸命働く2人の姿に心を打たれ、次第に障害者を雇用するようになったという。
 人間の幸せとは「人にほめられる」「人の役に立つ」「人に必要とされる」こと。いずれも「働く」ことで得られる喜びだ。しかし養護学校卒業後に障害者施設に入ると「働く喜び」はなかなか得られない。働きたい気持ちがある障害者たちに道を開こうと、日本理化学工業は障害者雇用を続けている。
 
 日本理化学工業が作っているのは、主に学校で使われるチョーク。粉の飛びにくいチョークで国内シェア30%を占める。大山は、工場の生産ラインを障害者の動きやすいように工夫し、作業効率を高めるようにしている。
しかし、日本理化学工業を取り巻く環境は厳しい。少子化の影響、ホワイトボードやパソコンの普及でチョークの使用量が減っているのだ。そこで日本理化学工業では、クレヨンとチョークとマーカーの利点を組み合わせた“新しいチョーク”≪キットパス≫を開発。売り込みに奔走している。


 障害者雇用促進法の施行により、従業員56人以上の企業は1.8%の障害者を雇用することが義務付けられている。大企業を中心に障害者の雇用は年々増加しているものの、1.8%の障害者雇用率を達成している企業は4割程度と今なお現実は厳しい。


 大山会長のその「思い」にも深く感銘を受けましたが、同時に障害者の方々が嬉嬉として働いている姿に、「人が働くということ(働く意味)」について、あらためて考えさせられ、また熱く胸を打たれました。

(施設長 成田)

自己評価 その5

2009-02-14 15:44:17 | 障害者福祉
7.緊急時の対応

(1)火災や地震等への対応
  ①施設として火災や地震への対応は適切ですか。----B
   1)できればAEDを設置し、救急法の研修を定期的に行い、緊急時にきちんと対処できるようになれたらいい。
  *災害時の指定避難施設として、食料、衣料品、日用品・寝具等の備蓄確保の具体化が必要。

(2)事故や急病への対応
  ①利用者の事故や急病への対応は十分ですか。----B

(3)緊急時の協力体制
  ①関係機関との連携は図られていますか。----B
   1)緊急時に対応する地域との協力体制が不十分ではないか。
   2)大規模災害時の想定、職員の意識が低い。
   3)以前、救急救命講習を実施したと聞いている。最近は実施されていない。
   4)防災訓練に、お店のお客様も含めた避難誘導のやり方を加えて訓練する必要がある。
   5)地域の方たちと協働での防災訓練も必要。(短期入所時含む)
  *地域と連携した防災意識や、救急救命講習会等の開催と参加を呼びかける。

◎概要評価
 ・緊急時の対応で、地域の団体や近隣の方への協力要請。
 ・施設を解放して行事を行うことで施設理解が深まる。 
 ・避難訓練(地震・火災)以外の事故、救急対応訓練を強化する。
◎問題点・課題
 緊急時の対応マニュアルを整備し、統一された訓練を反復する。また地域の指定避難施設としての機能を高めると同時に、地域住民への防災に対しての啓蒙活動を取り入れていく。

★総合評価
 ○職員の資質向上のための研修や、学習会を計画的に実施する。
 ○評価基準のすべてにおいて、基準とされる業務マニュアルの整備が不足している。必要性の高いものから順次作成していく。
 ○利用者には地域生活に重点をおいた情報提供や、利用者が主体性を持って活動へ参加出来るように、自治会活動を活発にし、個々の健康や社会的ルールの学習機会を増やしていく。
 ○個別支援計画に基づいた支援と、点検機能を充実させるためのチェック機能強化推進。
 ○環境衛生委員会の設置と、点検機能を充実させるためのチェック機能の強化を図っていく。

【平成21年度の事業計画へ反映させるべき事項】
 1.倫理綱領・行動規範の更新による意識向上と、統一性を高めるための研修会の開催
 2.業務マニュアル整備
 3.利用者の自治会再結成支援と、活動の支援
 4.職員研修計画の充実
 5.ケース検討会の内容充実
 6.環境衛生委員会の設置運営
 7.地域との協力連携体制構築、並びに啓蒙活動の実施。
  

自己評価/その4

2009-02-14 09:39:56 | 障害者福祉
 (9)生活環境の整備
  ①施設の建物並びに施設周辺は定期的に点検整備されていますか。----B
   1)利用者に結果を伝える必要あり
   2)情報が良く伝わっていないのか、必要ないのかわからない。
    *更衣室を一部変更して、個室化したい。
    *整理整頓の習慣化

  ②一人になれる場所や部屋、または少人数でくつろげる場所や部屋がありますか。----B
   1)利用者が一人になれる場所や、訪問者と面会できる場所または医務室など日頃から整理整頓されているとよいと思う。
   2)個室が確保されないので確保必要
  ③心地よく生活できる環境への取り組みがなされていますか。----B 
   
  ④施設周辺の環境配慮がなされていますか。
   1)現場の職員にも管理方法を知らせて欲しい。
   *事業計画内の火災予防管理組織編成表に基づいてmチェック氷島の整備が必要
   *利用者の特性に配慮した空間の工夫整備が必要

(11)衛生面の配慮
  ①施設及び周辺の衛生は適切に維持されていますか。
   1)衛生面の管理を徹底的に行う。
   2)衛生管理されているが、清掃面のマニュアルが用意されていないのでは。
   *環境衛生委員会等の活動がないために、検討整備して必要あり
◎概要評価
 ・利用者が一人になれる場所がトイレになっていることがある。もう少し居心地の良い衛生的な場所を提供できないか。
 ・衛生管理は各部署で管理されているが、外のリサイクル用あきかんがいつもむき出しになって、ゴミ捨て場状態になっている。(不衛生)
 ・あうんでは重度の方、自閉症、軽度の方など様々いて、重度の方への支援が主になっているような気がする。自閉症や、計どの方への支援も考えていきたい。(個室の確保・仕切り)
 ・トイレ以外へ放尿する利用者がいるので、清掃や環境整備をきちんとしたい。
 ・トイレを個室にしている利用者も、衛生面も考えて鍵のついている本人の意向に沿った環境が必要。
 *環境管理を推進していく上で、環境衛生委員会の設置と点検機能を充実させる必要がある。次年度への検討課題とする。

5.地域との連携
 (1)地域との連携
  ①地域への施設に対する理解促進と地域への施設開放を図っていますか。----B
   1)地域の一隊への講習会があればよいと思う。
 *広報などの配布検討(町会長さんに依頼するなど)
 *自閉症・発達障害者の理解促進の研修会は開催している。
 *市の緊急避難場所に指定されている。
  ②利用者は地域の行事に参加できますか。----A
    1)情報を今以上に提供必要。
 *町内会のお祭りへの参加協力は定例実施
 *夏祭りへの参加
  ③他施設を含む地域との交流を進めていますか。
   1)利用者が同じ法人の実習だけでなく、他法人の実習も経験させたい。
   2)近隣施設との交流がない。
  ④地域に施設の情報を伝えていますか----A
   1)施設紹介のビデオなどがあればよいと思う。
   2)地域への啓蒙活動や、交流を持てる機会を増やしていく必要あり。
 *作品展は市の展示館で毎年開催している。
 *ホームページの更新
 *作品展の地元の開催
(2)地域生活支援サービスの実施
  ①施設ないし法人は何らかの地域生活支援サービスを行っていますか。----B
 *ケアホームや相談支援事業の設置計画と具体化推進

(3)ボランティアの受入と育成
  ①ボランティアの受入や育成を積極的に行っていますか。----B
 *大学等の学生ボランティアを受け入れている
 *ボランティア受入の際のアンケートや聞き取りを行い、事業運営に反映させていく。

(4)地域内の諸機関との連携
  ①地域との連携は適切ですか。----B
   1)今後整備されるべき自立支援協議会への参加準備を進めていく。
◎肺葉評価
 ・近隣施設(職員・利用者)との交流が少ないので、行事などに参加してみたい。
◎課題・問題点
 地域との連携を図るために積極的な地域活動と、交流や福祉活動に関しての啓蒙活動を取り入れていく。

6.役員及び職員の研修
(1)施設内研修
  ①施設内研修は計画的に実施されていますか。
   1)定期的な施設内研修が必要
   2)マニュアル等があるが、その説明を受けていない。
  ②専門的サービスのための研修を積極的に行っていますか。
   1)福祉の動向、制度の変化など、定期的な講習があればよい。
 *事業計画へ年間計画として職員研修を定め、計画的な研修計画をさせていく。また処遇向上のための事例検討会を定期的に開催し、職員の技術向上を図る。

(2)施設外研修
  ①外部機関の研修に「参加させていますか。----B
   1)資格取得に対して、就業義務免除利用を推進。
◎概要評価
 ・研修会を定期化し、スキルアップ
 ・全体的にマニュアルがないものが多く、スタッフ会議等で検討作成していく。
◎職員研修や事例検討などの研修会を定期開催。


   
  


  

社会福祉法人 抱民舎自己評価 その3 食事

2009-02-13 16:06:59 | 障害者福祉
 3.日常生活支援サービス
 (1)食事

   ①個別支援計画に基づいた食事サービスが用意されていますか。----B
    1)特にマニュアルがなく、先輩職員が指導している。
    2)マニュアルがすべてに通用することはない。
   ②食事は利用者の嗜好を考慮した献立を基本として、美味しく愉しく食べられるように工夫されていますか。----A
    1)食事サービス会議には利用者が参加していないので、参加できる機会を設けられればよい。
   ③食事環境(食事時間を含む)に配慮していますか。----B
    1)食事介助や支援に関してのマニュアルが整備されていない。
    2)職員全体での食事に関する検討会議が開催されていない。

(2)排泄
   ①排泄介助は適切に行われていますか。----A
    1)排泄マニュアルがない。
   ②トイレは清潔で快適ですか。----A
    1)点検棟はきちんとされているが、指定の場所以外で放尿する利用者がいるので、清潔とはいえない。
    2)定期的に床磨きを徹底する必要がある。
    3)排泄のあり方を個別に随時教える。
    *基準はほぼ満たされているが、特殊な排泄介助に対してのマニュアルが用意されていない。

(3)衣服
   ①利用者の個性や好みを尊重し、衣服の洗濯について支援していますか。----A
    1)衣服に関しては本人または保護者が管理しているが、衛生面での支援は必要である。
    2)自己選択し、着替えも自由である。
    3)衣類購入などは通所施設なので、あまり希望はないが、衣類下着等を選び、購入するのは時間も要するため、希望があればそういうサービスがあってもいい。

(4)理容・美容
  ①利用者の個性や好みを尊重し、選択について尊重していますか。----B
    1)理美容に関しては衛生上の視点から支援が必要である。

(5)健康管理
  ①日常の健康管理は適切ですか。----B
  ②必要なとき迅速かつ適切に医療が受けられますか。----B  
    1)健康面のマニュアルが必要。
    2)マニュアルがない
  ③内服薬、外用薬等の扱いは確実に行われていますか。----B
    1)薬のマニュアルがある利用者と、ない利用者があるので、全員作成する必要がある。
    2)服薬に関しては家族との連絡帳で情報交換するようにしているが、家族よりコメントがないまま薬岳が入っていたりする場合があり、確認を要する場面があり、マニュアル等があればなおいい。
    3)薬の管理は本人または保護者であるが、服薬としている薬の情報は各利用者一人ひとり把握して記録しておくべきである。(てんかん薬など)
    4)定時薬の把握、再度確認の必要あり。風邪薬など臨時薬の管理、統一されているが記載なし。
    5)利用者が服用している薬の内容等をきちんと把握する必要がある。
    6)マニュアルがない
  ※緊急時のマニュアルを再点検

    *健康管理マニュアルが不十分

(6)余暇・レクリエーション
  ①各個人の状況や希望に添って自由に行えるようにしていますか。----B
    1)利用者自身が企画できる時間を設ける必要がある。
    2)各個人の意見を聞く必要がある。
    3)自治会等利用し、やり方次第でもっと主体的な行事などになると思います。
    4)余暇レクリエーションに関して、利用者主体となるように支援。 
 ※休憩時間(昼休み等)の軽スポーツ、バドミントン、卓球などの準備。
 ※月1回程度の余暇支援(青少年スポーツセンター)


    *ほぼ基準は満たされているが、身なりに対しての支援記録が不十分な面がある。

(7)所持金・預かり金等の管理等
  ①金銭等の自己管理が出来るように配慮されていますか。----B
    1)金銭管理の学習機会、支援の機会が不足している。

(8)生活内容の自由な選択
  ①嗜好品(酒、たばこ等)については、健康上の影響に留意した上で、基本的に個人の自由が認められていますか。----C
    ※酒やたばこに関してのルールや情報は特に働きかけはしていない。

◎概要評価
 ・日中利用者でアトピー性皮膚炎のために、身体のあちこちからひっかき傷の血液が付着し、それが常時手やあちこちに付着する。特に食事スペースや厨房カウンターなどには衛生的に注意が必要。他の利用者への感染など本人へのアプローチ支援を考慮して欲しい。
 ・食事介助方法などに関してのマニュアルは、すべてに通用することなく、個々の体調、障害程度など種々考慮した上で、最終的には介助者の観察力がもっとも大切で、日常生活上のそういう力を備えられる余蘊していく。排泄支援も同じ。

※課題・問題点
 生活支援に関して業務やリスクマネジメントに対してのマニュアルと検討が不足。
 順次マニュアルを整備し、支援の統一化を図っていく必要がある。また、このマニュアルについては内部研修課題として、支援スタッフ自らがマニュアルを起案して行くことで、課題の把握と意識向上に役立つと考えられる。
 理止す葉への情報提供や意見収集のために、自治会活動を支援し、自らが気づけるような環境作りが必要。
 酒やたばこ等について、健康や社会的マナーなどの必要性も含めて、学習機会を設ける。
 


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障害者・児施設サービス共通評価基準

2009-02-05 11:36:10 | 障害者福祉
(1)施設利用の相談と選択
  ①利用者や家族等には施設サービスの内容を十分理解した上で、施設利用を選択するように支援していますか。----A
   *ほぼ基準を満たしている。(毎年度初めに重要事項の説明をしているほか、保護者会での説明を行っている)
(2)個別支援計画の策定
  ①個別支援計画の策定にあたっては、利用者の状況を十分に把握していますか。----A
   *アセスメントや健康上の留意事項の研修が定期的に必要
  ②個別支援計画の内容は具体的で、同時に利用者(及び必要に応じて家族等)との合意が得られていますか。----B
◎個別支援計画策定及び見直しのための検討会議が不十分である。また個別支援計画に地域のサービス資源を取り入れた計画になっていない。
 ※地域のサービス資源について
 1)拓心館就労前訓練指導施設(法人単独事業)、
  職場適応援助事業(ジョブコーチ)など
  
(3)個別支援計画の実施
  ①提供されているサービスは、個別支援計画に基づいて行われていますか。----B
  *個別支援計画を見たことのないスタッフ(新人)がいる。
  *手順等マニュアルとして明記されていない。
  ②サービスの適否を確かめ、必要に応じて改善を図っていますか。----B
  *個別支援計画に準じたケース会議等が不十分であり、職員に浸透していない

(4)地域生活への移行
  ①地域生活を身近なものに感じられるよう、いろいろな機会や情報を提供していますか。----C
  *地域生活に向けての利用者への情報提供、内容等の紹介を進める。
  ②必要に応じて地域生活への個別移行計画が策定されていますか。----B
  *同上
  ③個別移行計画の内容は無理なく地域生活に適応できるものですか。----B
  *近隣住民に理解を求めるための講習会必要
  *地域生活に向けての、利用者への情報提供や、内容等を検討していく。
◎グループホームやケアホーム整備に向けた具体的な支援計画が具体化していない。利用者に対して地域生活の情報提供が不十分。スムーズに地域へ移行できるように、地域住民への啓蒙活動が不十分。

(5)退所後の支援
  ①退所後のアフターケアをしていますか。----C
  *連絡を取っているかわからない。
  *退所後の対象者の状況が把握されていない。(他施設へ入所したため)
◎退所後のアフターケアについては、いつでも相談や復帰が可能であることを重要事項説明書や退所時にサービス管理責任者から伝えている。今後は相談支援事業の事業展開を進め、更に充実したものにしていく。

(6)※エンパワメントの視点
 「エンパワーメントとは「力をつけること」ではない。それは人と人との関係のあり方だ。人と人との生き生きとした出会いの持ち方なのである。お互いの内在する力にどう働きかけ合うかということだ。お互いがそれぞれ内に持つ力をいかに発揮し得るかという関係性なのである。
エンパワーメントの思想は「人間はみな生まれながらにみずみずしい個性、感性、生命力、能力、美しさを持っている。」と信じる。
エンパワーメントとは、わたしたち一人ひとりが誰でも潜在的にもっているパワーや個性をふたたび生き生きと息吹かせることである。すべての人が持つそれぞれの内的な資源(リソース)にアクセスすることである。
自立しろとか、頑張りなさいと元気づけるのではなく、あるがままに受容し、内在する資源に働きかけることがエンパワーメントである。
エンパワーメントとはまずもって一人ひとりが自分の大切さ、かけがえのなさを信じる自己尊重から始まる。
エンパワーメントとは、自分で選択をしていかなければならないこと。自分のとった選択の結果は自分で引き受け、そこからまた更なる選択をしていくこと。」
( 「エンパワーメントと人権」    森田 ゆり    解放出版社より )
  ①利用者のエンパワメントの理念に基づくプログラムがありますか。----B
  *社会生活力を高めるための訓練がプログラム化されていないのでは。
  *宿泊等で体験していることに加え、挨拶、自己表現など、日常、外出等の場面でそれらの訓練の大切さがわかる。
  *利用者に学習や体験ができるような機会を提供する必要あり。
◎施設外の情報提供やプログラム化された体験学習の機会を設定する必要がある。

(7)家族との連携
  ①家族には日常的に情報が提供され、必要な場合はいつでも連絡できますか。----A
  *通所施設であり、施設家族間の毎日の連絡システムが出来ている。

◎概要評価
 地域生活移行にあたっての、職員、利用者の意識向上とともに、情報収集をしてゆく。個々の社会生活力に応じた買い物外出、理容外出など(行動援護)必要職員配置内で可能なものであれば考慮したい。
 現在行っているサービス内容の低下を招くものにならないように考えてゆきたい。社会生活力を高めるために、調理、選択、買い物、公共交通機関乗りよう方法などを個別プログラム化し、外出機会を増やしてゆきたい。

【課題・問題点】
 個別支援計画や見直しに対してのケース会議を充実させる。
 利用者に対しては、地域で生活していくための情報を自治会等の機会を通じて意識化させる。また実施地域で生活していくための体験学習の機会を多くしていく。

  
 

障害者・児施設のサービス共通評価基準 №1 人権への配慮

2009-02-04 15:04:38 | 障害者福祉
1.人権への配慮
 (1)人権尊重
※*=職員の評価内容
   ① サービス提供の理念や基本方針が明示され、それらが事業計画に反映されていますか。-------A
   *必要に応じて見直しが必要
   ② 利用者の希望や意見が施設運営に反映されていますか。------A
   *利用者の意向はその都度、利用者と話し合いながら実現しているが、定期的にサービス内容を示す機会がないので取り入れる必要がある。
   ③ 職員の接し方は、利用者一人一人の尊厳を守っていますか。------A
   *同性介護が望ましいが、男性スタッフがいないと女性スタッフが男性利用者の身体介護を行うことがある。
   *状況に応じて利用者をちゃん付けで呼んだり、ため口になっていることがあるので注意が必要。
   ④ 市民としての基本的な権利行使への配慮と支援がなされていますか。----B
   *利用者の思いや考えを良く聞き、検討する必要。
   *利用者が銀行や郵便局に一人で行けるように支援が必要。
◎概要評価
 ・ほぼ基準が満たされていると評価されるが、市民としての権利や方法について、個別もしくは自治会等を活発化し具体的支援を行う。

(2)プライバシーの確保
   ① プライバシーに配慮した施設運営を行っていますか。----A
*プライバシー確保の環境整備必要
   *マニュアルは示されていると思うが、知っているスタッフが少ないように感じる。
◎ほぼ基準を満たしている。
(3)人権の擁護  
   ①体罰等(拘束・暴言・暴力・無視・放置等)の人権侵害の防止策、及び万一に備えた対処方法が定められていますか。----B
   *言葉の暴力という点では職員利用者共々、日頃から十分に気をつけたい部分。
   *体罰についての定期的な話し合いが必要と感じる。
   ②施設利用は相談や苦情申し立てが出来る体制になっていますか。---A
◎社会福祉法人 抱民舎倫理綱領や職員行動規範が整備され、年度ごとに内容を更新し、職員も誓約書を出している。職員全体の継続的な研修棟が求められる。
(4)主体性の尊重
   ①コミュニケーション手段を確保するための支援や工夫がなされていますか。----A
   *法人に手話の必要な人はいないが、手話の講習会があればいいと思う。
   *個々のコミュニケーション手段、サイン等個別に確認すべき。
   ②利用者の主体的な活動を尊重していますか。----B
   *自治会が現在ない。自治会が必要。利用者が自治会で主体的に話し合いをし自分たち自身の問題を解決できるようにして欲しい。
   ③利用者の自力で行う日常生活上の行為に対する見守りと支援の体制は十分ですか。----B
   *見守り体制はきちんとされていると思う。
◎利用者の主体性を重視するために、利用者の自治会を積極的に行えるような配慮が必要と感じている。
◎概要評価
 利用者の人権配慮、接し方、介助と支援部で統一されているところと、職員一人ひとりで違うことがあったりして、またそれぞれについてのマニュアルがない。マニュアルの必要なものから検討整備し、作成の必要がある。
 以前は自治会が活発で、コーヒーやお茶、おやつ等の買い物を自分たちで地域の商店に出かけて行っていた。しかし利用料の一割負担がスタートしたために、自治会費の徴収を取り止め、次第に活動が停止していった。
 自治会活動を再組織化して、自分たちで出来ることなどを話し合って、行動がとれるように支援が必要。
 体罰はないが「言葉の棒呂奥」はそれぞれの受け止め方で違ってくるので、日常的に職員が利用者に思いやりを持って接していきたい。
【課題・問題点】
 人権移管しての指導教育、研修会を定期的に開催し、職員の人権に関する意識向上と統一性を高めていく必要がある。
 利用者に対しては、主体性発露の場としての自治会活動は必要である。