K's notes

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資源バブルの破綻

2008年12月09日 | Weblog
米国発の金融恐慌から世界的に長期の大不況が懸念されるていますが、今年前半は(結果的には)急速なバブルの膨張を経験した資源価格も、とてつもないスピードで下がっていますね。

鉱物資源の多くは、各国の工業生産品の需要が落ち込むと直ちに影響が出るようです。

それに加えてここ数年、米国並びに新興国での需要が伸びたことから需給が逼迫し、極端に値上がりしていたため、今回の不況による下落は一段と厳しく、サブプライム問題がクローズアップされた昨年夏のピーク時から8割も価格は下がっている資源もざらにあります。

しかし、以前、石油価格の話題の際にも触れたように、今回の極端な値下がりの原因は、実需の影響よりも、投機的な買いを演出したファンドが、解約に備えたキャッシュ確保のために売りに転じたことによるもの、という見方が多数派となっています。

これらの資源もそろそろ「売られすぎ」となり、価格的には底が近づいているのかもしれません。需給という点では在庫の増加がまだ続いているようですが、これが止まるか、緩まった時点で、価格も上昇に転じる可能性はあります。

ニュースを見ている限りでは、世界の経済情勢はまだまだ予断を許さない状況ですし、そもそも「来年も厳しい」という見方も多いのですが、資源価格そのものは「破綻する(=価格がゼロになる)」ことはない訳です。省エネ関連賞品の需要は増え続けると言われており、私もそうだと思います。資源価格の底打ちが景気反転のきっかけになることを期待したいと考えます。
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