あひる町の住人~兼業画家ライフ~

兼業画家をしています。高知在住。にゃんず・釣りやギター・ハシビロコウネタ、など、悲喜こもごもの土佐日記です。

リアリズムの追求「2次元と3次元のはざま」大野洋平先生の絵画教室16@カフェギャラリーClef

2017年08月21日 | 【絵を描くこと】

はい、いきなりClefオーナーからマンドリンを授与された大野洋平先生の登場です 笑



果てしなきリアリズムの追及は続きます。

いままでの記事はコチラ「絵を描くこと」のカテゴリーです。


※今回の記事は2回分です。


二ヶ月目に突入したリンゴの写実『色をモノクロで描く』も大詰めに入ってきました。

さて、今回はどこまでにじり寄れるのか。



いの町のランドマークと言っても過言ではない天王にそびえ立つClefへ…






【色をモノクロ変換するには写真も有効?】

いまやスマホで写真を撮れば、モノクロにするのは簡単。
『モノクロ写真をそのまま描けばいいんじゃね?』と安易に考えてました…






モノクロに変換すると、赤の部分、影の濃さが強調されます。

ところが、写真を観て描くのと、実物を観ながら描くのは全く別物のようです(^-^;

大野先生:
「確かに写真を使って描くのも有効です。僕ら画家もたまに自分で撮影してやりますよ。ただし、写真だけで描き続けると、『実物を観て描けなくなる』んですよ。」


先生によると、写真を観ながら描くと、べったりした絵になるそうです。2次元を観て、2次元を描くわけですから。

それで、僕が今習っている手法は実物大の『3次元』を2次元にすること。

こちらをしっかり習得すると、どちらでも掛けるようになるのだそうです!おっしゃ、がんばろう!

さて、先生がおっしゃるには、モノクロ写真を観て描くのも勉強になるそうです。ときおり影の濃さがわからなくなったときは、スマホで変換したモノクロ写真をカンニングしながら描きました 笑



【消しゴムは絵具ということを忘れずに】

リンゴの立体感や筋みたいなものがなかなか描けない。

どうしたらえい…(;´д`)

…と、路頭に迷っていたら、先生から生徒さんのS子さんへのアドバイスが聞こえてきました。

大野先生:
「りんごの丸い目に沿って、消しゴムの尖った部分でサッ、サッ、と入れるんです。消しゴムは絵具ということを忘れないで」

ふむふむと耳をダンボにして聞き、やってみました 笑


ふむ、筋的なものが出ますね!


恐る恐る紙を横に縦にしながらRの丸みを入れてみました。いい感じ。



Clefオーナー葉っぱさん(中央)は一足先に完成ということでした。さすがです(^o^)/

僕は後ろのリンゴの影が上手くいきません。次回がんばろう。


この日はここまで。




【次の週…】


若干、影の位置も変わってきましたが今回で完成なるか!?




うーん、後ろのリンゴがうまくいかない。

どうにもならんと悩んでいると、先生が『いーですね、なかなか』と褒めてくれるので、またやる気になります 笑


大野先生:
「だいぶ終わりに近づいてきましたね。終わりに近ければ近い程、3メートルほど離れて何回も観てください」



絵と実物を離れて観てみると・・・影の濃淡がはっきり見えてきます。
更に目を細めると、更に細やかな筋や光が現れてくる。

で、近くで自分の絵を観ると、老眼により霞んで絵が見えなくなるというオチ・・・笑



先生は時折、造語や擬音でをつぶやきます。

大野先生:
「さっぴつで『もやっとさせてモヤ感』を出してください。『モヤみ』です。そんな言葉ないですけどね 笑」

「ククっ!とね、ササっといってください。」

これらの表現が、現場にいると実に解り易くて面白くて和みます( *´艸`)



そして先生のお許しが出て、サインをして完了しました(´・ω・`)


次回はこの絵のおさらい。
短時間でどこまでこのリンゴににじり寄れるか!?
やってみます。



【先生の新作!】

大野先生が、新作を持ってきました。

Clefマスターのお二人を描いたとのこと。




『輪音~ギターを弾く人』

浮遊感と静寂、そしてなんでしょうか、なつかしさがあふれる作品。
(個人の見解です)
感動して、しばし絵画教室を忘れて見入ってしまいました。

ぜひClefで生の絵を見てくださいね(*'▽')







【大野洋平×洋画サークルのご紹介】


昨年2016年に大野洋平さんの個展がClefで開催したときのイベントページ
高知新聞の記事はコチラ。大野先生の素晴らしき経歴も記載されております(*^^*)

【先生の作品】



※ClefのFacebookページより抜粋



先生は漫画もお描きになっていて、絵画教室が終わったあとはペン入れや色をつけています。進捗を見るのも楽しみなんですよ(*´ー`*)




そしてカフェギャラリー・クレフは音楽、生ライブ、レトロゲーム、ギャラリー、ワークショップ等、イベント盛りだくさん!


バックギャモンもできます。






お洒落な雑貨もありますよ♪


そして美味しいケーキの三種盛りもね(*´ー`*)


ケーキは日替わりなんですよ。



カレーがあるときもあります♪激旨す(^0_0^)



↓お問い合わせ(´ω`)

【カフェ ギャラリー Clef】
〒781-2123
高知県吾川郡いの町天王南4−1−1
天王ニュータウン内・サンプラザ新鮮館敷地内。美容院Blanc hair横)
TEL:088-850-1870
FAX:088-850-1870

要チェックのClef Facebookページはコチラ♪


No Clef No Life…





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『左遷社員池田 リーダーにな... | トップ | 美しき仁淀川でバスフィッシ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿