ものずき烏の無味乾燥?文

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[復刻]軍隊調理法

2005-05-10 | 書籍 の 紹介

『[復刻]軍隊調理法』小林完太郎(解説)


 平和な時期の軍隊なら、専任の料理兵?なるものがおって食事は賄っていると思う。事実、自衛隊の経験者で料理好きがみられる。元の本は、昭和十二年七月二十六日陸軍省検閲済「軍隊調理法」という。

 衣・食・住の3つが生活に不可欠なものである事は、論ずるまでもない。ファミレス、コンビニが、至る所に店を開き、何がしかの金銭をもちあわせていれば、事は足りる現在であるが、昭和初期の衣・食・住を考えると、この本の存在価値が判る。

 食材は、日本に根付いているもので、ハイカラな現在の料理好きが使用するものは少ない。この本まさしく実用書。ホームレス生活で自炊するための指導書であるような気がしている。この本を利用したかと、問われれば...多少利用しました! 似たような本で『聞き書 ○○の食事』農文協 (○○は都道府県名)というシリーズも、出身地と東京の2冊を持っているが、これも昭和初期の食材での食事である。現在からみれば貧しいのかも知れない。
ただぁーし、これらはわたしが母親から与えられた食事の食材なのであーる。(感謝ぁ!)

元祖男の料理 復刻「軍隊調理法」 講談社 1982/01/20

 女は料理をするものであったが、TVバラエティを垣間見ると、料理に関して現在の女性は、昭和初期の男レベルなのかもしれない。
「娘が嫁に行くときに持たせたい」と帯にありました。
残念なことに古書店でしか求められないと思いますが、見つけたら買っておいたら。
発行時点で1200円ですが、いまなら、古書店にもよるが、2000円?でしょうか

2005/05/10 ものずき烏

(2005/05/10) 復刊ドットコムへ印刷所情報を提供。



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