緑の指が欲しい

「クルベジ農業塾」での活動を中心に
植物、野菜に関することをあれこれつづっていく場所にします。

過去の記録

2012-05-04 02:03:50 | ベランダ
ハウス内で立派に育っている藍の苗を見ていたら、
昔のことを思い出したので、
倉庫から記録を引っ張り出してみました。

ちゃんと記録したのはこの年だけなのですが
生葉染めは2008年ごろまでしていたと思います。
実験のように草木染めをしていて、最後に試したのが
育てて染める「藍の生葉染め」でした。

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藍の「生葉」で染める
2003.8.28&30

早く染めようと思いながら、8月の終わりになってしまいました。
せっかくここまで育ったのだからと、
お天気はあまりよくなかったのですが
染めてみました。

一般的に知られている藍染めは
葉を乾燥させて、発酵させた「すくも」を藍甕にいれ
藍建てしたもので染めるやり方です。

それに対して「生葉染め」は生の葉を
すり鉢またはミキサーですりつぶして青汁をとります。
その青汁を木綿袋に入れて濾し、染め液にします。
染めるものを染め液に浸してすぐ絞り、
風を入れてまた浸すことを繰り返します。
そうすると酸化して、染めたものが青く変わります。
快晴の日に短い時間で乾燥させるのが理想です。



2003.8.28
藍畑はこんなに茂っています。 
3株刈り取って染めてみました。 

 
刈り取った藍から葉っぱだけちぎりとります。

 
葉っぱをミキサーにかけます。


 
藍の汁は少しぬるぬるしていて、泡だっています。
ぎゅっと絞ってやりました。
今回は木綿袋を用意するのを忘れてしまいました。
普通の濾し布でやったけど、やっぱり違いはでるのかしら

  
染め液は緑色です。
それなのに、なんどか絞って風にあて、浸していると
青くなっていくの。
とっても不思議でしょう?



0.5%の過酸化水素水溶液に浸して、20分おきます。
20分たったらしっかり水洗いをして
軽く脱水します。


ちょっとすっきりしないお天気ですが
割と早く乾きました。


ゴム手袋をせずに、青汁を絞ったりしていたら
爪が染まってしまいました。
わかるかしら?




採りすぎて余った藍の葉を干しました。
黒っぽいのが28日に採って干した分です。



28日と30日で染めたものをまとめて並べてみました。
左から2番目と3番目が少し色が薄いのがわかるでしょうか。
この2枚は28日に染めた分です。

染める時間や葉の量によって色に違いが出てきます。


刈り取った後の畑です。
まだまだ葉っぱはたくさんあります。
とりあえず、刈り取って乾燥させようかな。

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