Asian Indoor & Martial Arts Gamesが、今月17日に開幕しました。
こちらでは「アジアダ」という通称で呼ばれています。
■商店の窓に貼られたポスター
右上は公式マーク。左下は公式マスコット。トルクメニスタン固有種の「アラバイ犬」。
職場近くのロータリーにあるモニュメントには、アラバイ犬のフィギュアがいつの間にか。
日本でどれくらい報道されているかはわかりませんが、実は日本からも下記6種目に出場しています。
フットサル
レスリング
ベルトレスリング
クラッシュ
ウェイトリフティング
ダンススポーツ
「ベルトレスリング?」「クラッシュ??」と思った方は、「日本格闘競技連盟」のHPをどうぞ。(http://www.jmaga.org/home.html)
公式HP(https://ashgabat2017.com/)を見ると、9月22日現在、メダル獲得数はトルクメニスタンが175個でダントツ1位。2位イランが66個ですから、IKKOさんでなくても「どんだけー」と言いたくなります。
ただ、街を歩いていても、正直なところ“盛り上がり”は全く感じられません。国際大会が行われているんだ!という高揚感はどこにもなく、いたってフツーの日常が繰り広げられています。
「フツー」の日常あれこれ
1.大会施設周辺は道路封鎖(全ての車両は通行禁止。所によっては歩行者も立ち入り禁止。)
2.大会関係の外国人(選手団、報道陣など)が大会施設外に出る際は、必ずトルクメン人ボランティアが同行。
3.大会期間中、小学校から大学まで全ての教育機関は休み。
4.大学生は「ボランティア」として大会に参加。
最近、ロシアバザールでは大会関係者と見られる外国人と、トルクメン人ボランティア(ジャージを着てネームタグを首から下げているので一目でわかります)をよく見かけます。公共交通機関といえばバスしかなく(路線図&時刻表なし)、英語もほとんど通じないので、現地人の付き添いなしには移動もままならないのは事実ですが、そんな街で国際大会を開くってそもそもどうなのよ…と思ったりもして。
大学生「ボランティア」が何をしているのか詳細は不明ですが、下の写真のようにお揃いのジャージを着てどこかへ向かう光景をしばしば目にします。
一つ明らかなのは、会場の応援要員に駆り出される学生たちが相当数いるということ。レスリング会場の観客席を埋め尽くす「お揃いジャージ集団」をテレビで見たことがあります。トルクメン人選手にとっては「超」ホーム。外国選手にとっては「超」アウェー。
いいんです。大切なのはホスト国。国民の士気を高めること。
アジアダを巡るあれこれ、さらに知りたい方は、ヒューマン・ライツ・ウォッチのHP(英文)にアクセスしてみてください。