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さんぽと読書

毎日の日課がワンコとのさんぽで趣味は読書。専業主婦のゆるい毎日の日記です

六月の雪とさんぽ

2022-10-06 15:50:00 | 日記
彼岸花が終わりに近づいて、どこからともなくキンモクセイの匂い。

日中は暑いなぁと思うものの吹く風は秋を
連れている。

朝が来るのも遅くなってきてる。

そろそろワンコの朝さんぽも時間を変える頃。

思い違いで2日ほど遅れてしまった図書館本を慌てて返却。

ここ何年か本は図書館で借りることが多い。

これからの自分を考えると本でも何でも、なるべく増やすことはやめたい。

電子もなー。

紙がいいです、、、。

乃南アサ「六月の雪」も図書館で。

祖母と暮らす孫の未来は、夢叶わず契約社員として働く30代。
契約期間が終わって明日から無職という夜、
祖母が台湾で生まれ16年暮らしていたことを初めて知る。

「台南で過ごしたあの頃が一番いい時だった」

幼いころから女学生になるまで、友だちのことや六月の雪という花の思い出を話してくれた祖母が骨折して入院することになってしまう。


リハビリを受けながらも認知症の初期症状が出てしまった祖母。

そうなっちゃうこと多いよね、、と思う。

未来は、祖母が日本に引き揚げてくるまで暮らした場所、祖母の通った女学校、
六月の雪を探す一週間の台湾への旅に出る。

現地では通訳として同行してくれる女の子が現れる。

誰から日本語を教わったの?と思うような子だけれど親切で明るい。

たくさん写真を撮って未来の母親にLINEで送っては祖母に観てもらうと
病院のベッドで懐かしく思いだす祖母。

未来が食べた台湾料理や歴史も興味深い。

読み進むうち、
話は母娘の確執になっていき、介護や相続にまで膨らむ。

帰国間際に六月の雪をLINEで送ることができた未来が、病院で会った祖母は、それほど嬉しそうでもないことにがっかりする。

記憶がだんだん無くなるのじゃなくて違う人のようになっていくのが認知症という病気の
悲しく、やるせないところだ。

最終章はどうして、、と思ってしまうけれど
やりたい事が見つかったと報告する未来に
「おやんなさい」と笑う祖母。

ずっと我慢してきた人生だったという祖母は未来を止めない。

孫には孫の人生があるから負担はかけないって。

わたし、未だに影響されやすくて、これは小説だとわかっているのに抜け出せないことがある。

「おやんなさい」

たとえ、心に葛藤があってもそう言えるようになりたい。





暑さでさんぽに行きたがらなくなっていたワンコも秋の気配を感じるのか、またさんぽ好きに復活😃

長いコースに行きたがります🥶

直射日光を避ける効果もあるみたいで
涼しい服を着せてましたけど、、
笑っちゃうほど似合わない💦

でも、ワンコも、

「もっとセンスのいい服着せろ

「、、こんな恥ずかしい服着て
 さんぽ行きたくない、、」

とか言ってたりして😅










「世界の台所探検」と暑すぎてブサイク

2022-07-02 10:14:00 | 日記
「世界の台所探検」読みました。

お宅訪問みたいなものを想像してたのですが
世界の台所から作られる様々な料理の紹介でした。

最近、本当にモデルルームみたいに
きれいなキッチンばかりを
目にすることが多くて、
作り出すことより
キレイを維持する方向にばかり
力を注いでいたわたし、、。

方向転換しています、、、。

世界をみると
食事を作る場所である台所が
外だったり、家族の集まる部屋だったり
屋台の料理だったり。

何日も手をかけて作られるもの。

牛や羊の脳を使う料理。

食べてみたいと思う料理やびっくりするもの。

どの国の台所も、
家族や近所の人たちが集まる
温かい場所でした。


我が家の台所は昭和時代そのものの
懐かしさ溢れる台所です。

和菓子屋かと思うほど、
おはぎやぼたもちを作る義母の手伝いをし、

山のように天ぷらを揚げていた
お盆の台所は汗だくで、
正直うんざりでしたが、

あの頃の台所は元気だったなあ。

今、我が家の台所は
家族の人数も減って
だいぶおとなしい場所になりつつありますが

家族の誰かが、ラーメンやお弁当を作ったり
お茶やコーヒーを淹れたり、
やっぱりにぎやかで、

美味しいものがあるのを知っているワンコは
誰かが台所に立っているとウロウロしたり
ジャマしに来ます。

昭和な台所は雑多で太めで
包容力あります。

新しい形のキッチンは憧れますが、
結局今の台所に愛を感じているのかも。



最速で梅雨明けしました。

早朝、さんぽに行ってますが暑い😱

夕方になって
ワンコはさんぽに行きたそうで
「暑いよー」と言いながら
外に出てみるとUターンです😅

そんな毎日です。





世界の台所探検

岡根谷実里

青幻舎


天気はよくないしパグは寝てるし

2022-05-15 15:59:00 | 日記
そろそろ朝のさんぽは5時頃行くように。

さわやかでいい頃なのに
ここ何日か雨だったり、
どんより天気の日が
続いています。

1日外に出ないとワンコもつまらないようで
渋々といった感じで、

小雨のなかカッパでご近所まわり。

わたしはあちこち痛いので
雨は嫌なものの、
短い距離で良いのだけれど、、、。

晴れてくれないかなぁ。

ぐーぐー寝てるワンコ。

隣りで、本読んでるつもりが、
いっしよに寝てました、、、。


「主婦っていいよね〜

ちっ、面倒くさいムスメめ。






読んでた本

「思い通りにいかないから人生は面白い」

曽野綾子

三笠書房













羊は安らかに草を食み

2022-05-01 20:33:00 | 日記
認知症を患っている
まあさん。

夫、三千男は、
まあさんの心のつかえを取り除いて
安心した場所を用意してやりたいと、
まあさんの二十年来の友人アイと富士子に
まあさんの暮らしてきた土地をたどる
"最後の旅"に連れ出すことを頼んだ。

大津、松山、五島列島、、、。

まあさんを知る人を探しながら旅を続けると、アイと富士子は、まあさんが満州からの引き揚げ者だったことを知る。

まあさんの心のつかえが何なのか。

まあさんとアイと富士子の、穏やかな中にも
緊張がある旅と、

満州での集団自決で、たった一人生き残った
十一歳のまあさんの壮絶な体験が交互に話は進んでいく。

面倒見がよく子ども好きなまあさんの二十年来の友人にも話すことができなかった過去に、ページを繰る手が止まらない。

共に旅をする
アイにも富士子にも抱えるものがある。

旅が終わった時、まあさんは
自身の終戦を手にしたのだと思う。

そしていっしょにに旅をしてきた
アイと富士子にとっても意味のあるものに
なっていた。


「別れる辛さより
 出会えたことを喜びましょう」

心にしみる本でした。




予報通り午後から雨が降り出しました。

ワンコにカッパを着せてさんぽの準備をしたものの、

一歩も動きません

「今日は行かないよ雨降ってるから

と言ってるような、、、




ふて寝してます



羊は安らかに草を食み

宇佐美まこと

祥伝社














スゴ母列伝

2022-04-27 08:35:00 | 日記

「スゴ母列伝」読みました。


「朝、学校行く時ママとケンカになって
今日は弁当いらないわって言ったら、
ママ、弁当投げつけてきたんだよ」

「なんだよそれ、、おれなんか、、、」

「ヤバすぎるだろ、それ」爆笑笑、、、。

あーはいはい😓

そんな事もあったかもね🙆‍♀️


それはスゴ母のエピソードではなく
ヤバ母話の数々 でるわでるわ。

枚挙に暇がない、、、。


岡本かの子は息子の太郎を柱に縛りつけて
仕事に励んでいた。


わたしの義母は、

言うことを聞かない息子(わたしの夫)を

押し入れに閉じ込めたものよ、、と言っていた。

サザエさんちじゃないんだから、、、。

でも昭和の子どもなら、あるわーって人、

いるんじゃないかな。

わたしもその一人です💦


鳩山由紀夫、邦夫兄弟の曾祖母は良妻賢母教育のカリスマ鳩山春子。

春子は朝三時半に子どもを起こし勉強をみた。


無理すぎる、、。

、、、暑い時だけ、五時前にワンコのさんぽに行くのが精一杯、、、。


キュリー夫人、

マリア・モンテッソーリ、

「長くつしたのピッピ」の作者リンドグレーンなどなど

スゴい母として紹介されています。

みんなすごいエピソードばかりで驚きます。

ただ、時代的に、

自分を通すためには洋の東西を問わず難しい。


スゴ母たちが少しずつ時代を変えてくれたことに感謝しかない。


わたしは山川菊栄が好きなので

菊栄の母、千世のエピソードが良かったかな。

おもしろい本でした。


うちの、

ヤバ母の子どもも、

ちゃんと社会人になりました


今はワンコを育ててます、、。

この子には甘々なわたしです😓

「おやつ?」

ヤバ母はバカ母になっていくのかも、、😓



スゴ母列伝

堀越英美

大和書房